第1章
夢小説設定
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「ひっ」
「首を刎ねよ!!」
ティーカップを落としたメイドとぶつかった騎士が膝を付けて許しを請うているが、ビバルディは血が上っていてますます美麗な顔をゆがませた。
「わらわと夢子の会話を邪魔するなど即刻死刑じゃ!」
ここで首を刎ねようと大きな斧をもってきた処刑人に夢子は飛び上がってビバルディを静止した。
「ま、まってビバルディ!」
残虐な女王様はこちらに冷めた視線をよこす。
「おまえもアリスのように顔なしをかばうのか?まだここに来て日も浅く聞き及んでないのかもしれぬがこやつらはいくらでも替えが効く。」
「えっとビバルディ、私死体も血も得意じゃなくて…。なんなら刃物も包丁以外は結構怖くてね。
ここであの斧が振り下ろされたらせっかくの二人のお茶会を中座することになる…よ…。」
いかに私が血なまぐさくて物騒なものが嫌いかを訴えるとビバルディの興味がこちらに逸れた。
「おやおや、ふむ、ではこいつは処刑場で刎ねることにしようか。」
そしてどこか探るような物言いに変わった。
__ここでは、弟のような正義感は嫌われそう。
少しだけ胸が透く気分だ。だから私は、ためらわずにビバルディと笑い合える。
「ありがとう、ビバルディ!」
「おまえは、処刑を止めはしないのだな。」
「ここではビバルディがルールだから。ビバルディがそうしたくて、このお茶会も続けられるなら止める理由はないかな?」
「!ほほほ!!ほんに愛い子じゃ。ますます惜しくなった、その言葉が本心であってもなくてもね。」
メイドと騎士は絶望を浮かばせて連れて行かれた。周りのメイド達も護衛の騎士達も予想外の出来事に驚いているみたいだ。
__きっとかれらの顔を私が“普通”に認識していることをビバルディにも言ってはいけないんだろうな。いえばもう私とこうしてお茶会をすることはなくなるだろう。
「首を刎ねよ!!」
ティーカップを落としたメイドとぶつかった騎士が膝を付けて許しを請うているが、ビバルディは血が上っていてますます美麗な顔をゆがませた。
「わらわと夢子の会話を邪魔するなど即刻死刑じゃ!」
ここで首を刎ねようと大きな斧をもってきた処刑人に夢子は飛び上がってビバルディを静止した。
「ま、まってビバルディ!」
残虐な女王様はこちらに冷めた視線をよこす。
「おまえもアリスのように顔なしをかばうのか?まだここに来て日も浅く聞き及んでないのかもしれぬがこやつらはいくらでも替えが効く。」
「えっとビバルディ、私死体も血も得意じゃなくて…。なんなら刃物も包丁以外は結構怖くてね。
ここであの斧が振り下ろされたらせっかくの二人のお茶会を中座することになる…よ…。」
いかに私が血なまぐさくて物騒なものが嫌いかを訴えるとビバルディの興味がこちらに逸れた。
「おやおや、ふむ、ではこいつは処刑場で刎ねることにしようか。」
そしてどこか探るような物言いに変わった。
__ここでは、弟のような正義感は嫌われそう。
少しだけ胸が透く気分だ。だから私は、ためらわずにビバルディと笑い合える。
「ありがとう、ビバルディ!」
「おまえは、処刑を止めはしないのだな。」
「ここではビバルディがルールだから。ビバルディがそうしたくて、このお茶会も続けられるなら止める理由はないかな?」
「!ほほほ!!ほんに愛い子じゃ。ますます惜しくなった、その言葉が本心であってもなくてもね。」
メイドと騎士は絶望を浮かばせて連れて行かれた。周りのメイド達も護衛の騎士達も予想外の出来事に驚いているみたいだ。
__きっとかれらの顔を私が“普通”に認識していることをビバルディにも言ってはいけないんだろうな。いえばもう私とこうしてお茶会をすることはなくなるだろう。