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ウイスさん夢 ※恋人設定
「あっ…。」
「どうしました?」
「いえ、大したことではないです。」
しまった。靴紐がほどけてしまった。
今日はブルマさんのパーティにお呼ばれされせっかくなのでと新しい服を卸したのだ。
ドレスコードと言う程のものでは無いが、新しい綺麗なワンピースが汚れるのが嫌で屈むのをためらっていると、隣にいたウイスさんが正面に移動し屈んだ。
「え…」
「解けてしまったんでしょう?結んで差し上げますよ。」
とんでもない発言に私は慌てて断わる。
「だ、大丈夫ですよ!」
「じっとして下さい。その服が汚れてしまいますよ。」
「うーん…」と唸りながらも、大人しくなった私にウイスさんはにっこりと微笑んだ。
長い指でシュルシュルと靴紐を解いていく。
「え、解くんですか?」
「一度全て解いてから結び直した方が、解けにくいですからね。」
全て解いた後、丁寧に縛っていく。
その光景を見下ろしながら、少し物思いに耽っていた。
(ビルス様よりも強いウイスさんが片膝をついて私の靴紐を結んでいる光景…って…なんだか…ちょっとだけムズムズするな…。)
その様子が従者を彷彿とさせ、服従感のようなものがくすぐられる。
堪らずそわそわと視線をあちこちに彷徨わせるが、やはり気になり、そっと下を向いているウイスさんの顔を盗み見る。
(本当に……綺麗な顔…だよね…。)
高い鼻筋に長い睫毛。今は靴紐を結ぶ為に伏せられている綺麗な目元。どれを取っても美形と呼ぶに相応しい作りだ。
見惚れていると、自然な所作で目を向けられ、これまた綺麗な笑顔で「どうしました?」と問いかけられる。
「な、何でもありません!お構いなく!!」
私はバッと顔を逸らし早口で捲したてた。
「あら、良いんですよ。そのまま見惚れていても。」
意地悪そうに囁かれた言葉にいよいよ顔が熱くなる。恐らく今真っ赤であろう。
「い、いいから早く結んでください!」
「はいはい。」
楽しげな声のトーンに私は最後までウイスさんの顔を見る事が出来なかった。
***
真っ赤な顔を逸らし、居た堪れなさそうにソワソワしている横顔を見てウイスはほくそ笑んだ。
(靴紐を結ぶという行為は、《相手を精神的にも肉体的にも拘束する》という意味。)
解けないよう丁寧に、一つ一つ縛っていく。
(貴方は私に服従感のような物を感じていたようですが…)
最後の一つをキュッと結んで手を離す。
(…本当に縛られているのは、果たしてどちらでしょうね?)
綺麗に結び終えた靴紐を指でなぞる。
先程まで浮かべていた恍惚とした表情を消し去り、こちらを見ようとしない横顔に「終わりましたよ。」と声をかけた。
「あっ…。」
「どうしました?」
「いえ、大したことではないです。」
しまった。靴紐がほどけてしまった。
今日はブルマさんのパーティにお呼ばれされせっかくなのでと新しい服を卸したのだ。
ドレスコードと言う程のものでは無いが、新しい綺麗なワンピースが汚れるのが嫌で屈むのをためらっていると、隣にいたウイスさんが正面に移動し屈んだ。
「え…」
「解けてしまったんでしょう?結んで差し上げますよ。」
とんでもない発言に私は慌てて断わる。
「だ、大丈夫ですよ!」
「じっとして下さい。その服が汚れてしまいますよ。」
「うーん…」と唸りながらも、大人しくなった私にウイスさんはにっこりと微笑んだ。
長い指でシュルシュルと靴紐を解いていく。
「え、解くんですか?」
「一度全て解いてから結び直した方が、解けにくいですからね。」
全て解いた後、丁寧に縛っていく。
その光景を見下ろしながら、少し物思いに耽っていた。
(ビルス様よりも強いウイスさんが片膝をついて私の靴紐を結んでいる光景…って…なんだか…ちょっとだけムズムズするな…。)
その様子が従者を彷彿とさせ、服従感のようなものがくすぐられる。
堪らずそわそわと視線をあちこちに彷徨わせるが、やはり気になり、そっと下を向いているウイスさんの顔を盗み見る。
(本当に……綺麗な顔…だよね…。)
高い鼻筋に長い睫毛。今は靴紐を結ぶ為に伏せられている綺麗な目元。どれを取っても美形と呼ぶに相応しい作りだ。
見惚れていると、自然な所作で目を向けられ、これまた綺麗な笑顔で「どうしました?」と問いかけられる。
「な、何でもありません!お構いなく!!」
私はバッと顔を逸らし早口で捲したてた。
「あら、良いんですよ。そのまま見惚れていても。」
意地悪そうに囁かれた言葉にいよいよ顔が熱くなる。恐らく今真っ赤であろう。
「い、いいから早く結んでください!」
「はいはい。」
楽しげな声のトーンに私は最後までウイスさんの顔を見る事が出来なかった。
***
真っ赤な顔を逸らし、居た堪れなさそうにソワソワしている横顔を見てウイスはほくそ笑んだ。
(靴紐を結ぶという行為は、《相手を精神的にも肉体的にも拘束する》という意味。)
解けないよう丁寧に、一つ一つ縛っていく。
(貴方は私に服従感のような物を感じていたようですが…)
最後の一つをキュッと結んで手を離す。
(…本当に縛られているのは、果たしてどちらでしょうね?)
綺麗に結び終えた靴紐を指でなぞる。
先程まで浮かべていた恍惚とした表情を消し去り、こちらを見ようとしない横顔に「終わりましたよ。」と声をかけた。