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ビルス様夢 ※恋人設定
自己紹介をして顔を上げると目の前の美人なお姉さんは一瞬キョトンとした顔をした後、私とビルス様を見比べ「へぇ〜」と意味深な笑顔を浮かべた。
「私はブルマよ。よろしく。」
私の顔を見つめて浮かべる笑顔は、嬉しさを堪えられないといった何処か勝ち誇った様なものだった。
「このケーキ、すごく美味しいな。」
ケーキを食べながら、私はブルマさんのさっきの笑顔を思い出していた。
(あの反応からして多分、気づいてるんだろうな。私とビルス様の関係。
『こんな子が?』とか思われたのかな…。)
ブルマさんに出してもらったスイーツはどれもとても美味しかった。
何でも、一流のシェフが作ったとか。
(ビルス様は美味しいものに目がないから、ブルマさんみたいに何でも食べさせてくれる人は好印象なんだろうな……。)
度々地球に出かけているのも、ブルマさんに美味しい物を食べさせてもらうためだと前に聞いた事があった。
(それに…ブルマさん凄く美人だし……)
大人の色香というやつだろうか。
(…私はとてもあんな風には……)
そこまで考えたところで、隣の椅子を引き誰かが腰掛けた。
「…あ…ビルス様…。」
山盛りのスイーツのお皿を片手に何かを考えるようにこちらをみている。
「ボクは破壊の神だ。」
「え?…はい。」
しばらく思案した後、唐突にそう言った。
「だから、星の連中はボクの機嫌を必死に取ろうとする。自分の星を破壊されないようにね。」
パクっとスイーツを食べながら目だけで此方の様子を伺っている。
「要するに、いつか自分の星を破壊されないかヒヤヒヤしてるんだ。」
ビルス様が何を言っているのかよく分からずに訝しげな顔をしていると、そんな私の反応を見たビルス様が眉間にシワをよせ頭を掻きながら「ん〜」と唸った。
「そんな状況で、そこにもしもボクの破壊をセーブする切り札みたいな奴が舞い込んだらどうだ?」
「…え?」
「笑みを抑えきれないほど嬉しいだろうね。……ボクにはわからないけど。」
むしゃむしゃと残ったスイーツを平らげていくビルス様をポカンと見ていた。
するとブルマさんがニコニコと笑いながら近づいてきて、
「貴方も、もしかして美味しいものに目がないんじゃない?良いもの食べさせてあげるから、ちょっと向こうで話しましょうよ!!」
返事をする間もなく、連行されてしまった。
後ろで「おかわりは〜?」とフォークをプラプラさせながら聞くビルス様を適当にあしらって返事を返しているブルマさんの反応をみて、さっきまでの私の不安はすっと消えていくのだった。
***
(やれやれ。世話のやける。)
ビルスはブルマ達と楽しそうに会話している様子を眺めながら、ひっそりと表情をなごませる。
(あんまり仲良くなられてそっちのけにされても嫌だけど、あんな顔されるよりいいか。)
最後の一口を食べ終わり、軽い足取りでおかわりをする為に歩き出すのだった。
自己紹介をして顔を上げると目の前の美人なお姉さんは一瞬キョトンとした顔をした後、私とビルス様を見比べ「へぇ〜」と意味深な笑顔を浮かべた。
「私はブルマよ。よろしく。」
私の顔を見つめて浮かべる笑顔は、嬉しさを堪えられないといった何処か勝ち誇った様なものだった。
「このケーキ、すごく美味しいな。」
ケーキを食べながら、私はブルマさんのさっきの笑顔を思い出していた。
(あの反応からして多分、気づいてるんだろうな。私とビルス様の関係。
『こんな子が?』とか思われたのかな…。)
ブルマさんに出してもらったスイーツはどれもとても美味しかった。
何でも、一流のシェフが作ったとか。
(ビルス様は美味しいものに目がないから、ブルマさんみたいに何でも食べさせてくれる人は好印象なんだろうな……。)
度々地球に出かけているのも、ブルマさんに美味しい物を食べさせてもらうためだと前に聞いた事があった。
(それに…ブルマさん凄く美人だし……)
大人の色香というやつだろうか。
(…私はとてもあんな風には……)
そこまで考えたところで、隣の椅子を引き誰かが腰掛けた。
「…あ…ビルス様…。」
山盛りのスイーツのお皿を片手に何かを考えるようにこちらをみている。
「ボクは破壊の神だ。」
「え?…はい。」
しばらく思案した後、唐突にそう言った。
「だから、星の連中はボクの機嫌を必死に取ろうとする。自分の星を破壊されないようにね。」
パクっとスイーツを食べながら目だけで此方の様子を伺っている。
「要するに、いつか自分の星を破壊されないかヒヤヒヤしてるんだ。」
ビルス様が何を言っているのかよく分からずに訝しげな顔をしていると、そんな私の反応を見たビルス様が眉間にシワをよせ頭を掻きながら「ん〜」と唸った。
「そんな状況で、そこにもしもボクの破壊をセーブする切り札みたいな奴が舞い込んだらどうだ?」
「…え?」
「笑みを抑えきれないほど嬉しいだろうね。……ボクにはわからないけど。」
むしゃむしゃと残ったスイーツを平らげていくビルス様をポカンと見ていた。
するとブルマさんがニコニコと笑いながら近づいてきて、
「貴方も、もしかして美味しいものに目がないんじゃない?良いもの食べさせてあげるから、ちょっと向こうで話しましょうよ!!」
返事をする間もなく、連行されてしまった。
後ろで「おかわりは〜?」とフォークをプラプラさせながら聞くビルス様を適当にあしらって返事を返しているブルマさんの反応をみて、さっきまでの私の不安はすっと消えていくのだった。
***
(やれやれ。世話のやける。)
ビルスはブルマ達と楽しそうに会話している様子を眺めながら、ひっそりと表情をなごませる。
(あんまり仲良くなられてそっちのけにされても嫌だけど、あんな顔されるよりいいか。)
最後の一口を食べ終わり、軽い足取りでおかわりをする為に歩き出すのだった。
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