ウイスさん夢
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普段、ビルスの星では嗅ぎ慣れない匂いが夢主の鼻腔をくすぐる。
匂いの元が気になり辿ってみると、ウイスがキセルを片手に紫煙を燻らせていた。
「珍しいですね。ブルマさんからの頂き物ですか?」
「えぇ。……中毒者が出るほどの一品だと聞いて1つ頂いたのですが、私の口にはあまり合いませんでした。」
そう言ってため息と共に煙を吐いた。
よほど味が気に入らなかったのか、少しの憂い顔でキセルを傾けるウイス。
その動きを黙って見ていた夢主は「さながら1枚の絵のようだな。」と考え、先程から浮かんでいる感想をポツリと口に出した。
「ウイスさんがキセルで吸うと何だか…。」
「何です?」
まだ不機嫌そうな面影が残る横顔に"正しく"と思い「ふふっ。」と笑いをこぼす。
「いえ、花魁みたいだなぁって。仕草とか、口紅とか。似合いますね。」
「花魁…。あぁ、遊郭と呼ばれる所にいる女性方でしたね。…褒めてるんですか?それは。」
「褒めてますよ。それくらい絵になるって意味です。」
「着物とか、簪とか絶対似合いそうですよ!」と面白半分で盛り上がっている夢主を、対照的に面白く無さそうな顔で眺める。
やがて目を伏せ、先程不味いと言ったキセルの口をもう一度緩く噛んだ。
その様子を不思議そうに見ている夢主に向き直り、そのままフゥーっと煙を吹きかけた。
「う、わっ!けほっ…!何、するんですか…!」
「…いえ。」
片手でくるくるとキセルを回し、意味深な物言いでしれっと言う。
「貴女が遊女に例えるものでつい。」
「けほっ、ついって…何ですか…。」
目尻に涙を浮かべながら紫煙を払っている夢主の手をとり、そのままふわりと抱き上げた。
「っ…え!?あの、何処に行くんですか!?」
「寝室ですよ。さっきの煙の意味は、まぁ、」
腕の中で混乱している夢主を見下ろし、艶のある声でそっと呟く。
「…宣戦布告…で、ありんす。」
呆けていた顔をじわじわと赤くしていく夢主の反応に上機嫌になり、軽い足取りで寝室へと消えた。
匂いの元が気になり辿ってみると、ウイスがキセルを片手に紫煙を燻らせていた。
「珍しいですね。ブルマさんからの頂き物ですか?」
「えぇ。……中毒者が出るほどの一品だと聞いて1つ頂いたのですが、私の口にはあまり合いませんでした。」
そう言ってため息と共に煙を吐いた。
よほど味が気に入らなかったのか、少しの憂い顔でキセルを傾けるウイス。
その動きを黙って見ていた夢主は「さながら1枚の絵のようだな。」と考え、先程から浮かんでいる感想をポツリと口に出した。
「ウイスさんがキセルで吸うと何だか…。」
「何です?」
まだ不機嫌そうな面影が残る横顔に"正しく"と思い「ふふっ。」と笑いをこぼす。
「いえ、花魁みたいだなぁって。仕草とか、口紅とか。似合いますね。」
「花魁…。あぁ、遊郭と呼ばれる所にいる女性方でしたね。…褒めてるんですか?それは。」
「褒めてますよ。それくらい絵になるって意味です。」
「着物とか、簪とか絶対似合いそうですよ!」と面白半分で盛り上がっている夢主を、対照的に面白く無さそうな顔で眺める。
やがて目を伏せ、先程不味いと言ったキセルの口をもう一度緩く噛んだ。
その様子を不思議そうに見ている夢主に向き直り、そのままフゥーっと煙を吹きかけた。
「う、わっ!けほっ…!何、するんですか…!」
「…いえ。」
片手でくるくるとキセルを回し、意味深な物言いでしれっと言う。
「貴女が遊女に例えるものでつい。」
「けほっ、ついって…何ですか…。」
目尻に涙を浮かべながら紫煙を払っている夢主の手をとり、そのままふわりと抱き上げた。
「っ…え!?あの、何処に行くんですか!?」
「寝室ですよ。さっきの煙の意味は、まぁ、」
腕の中で混乱している夢主を見下ろし、艶のある声でそっと呟く。
「…宣戦布告…で、ありんす。」
呆けていた顔をじわじわと赤くしていく夢主の反応に上機嫌になり、軽い足取りで寝室へと消えた。