ウイスさん夢
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鮮やかなカード捌きに観客の視線は釘付けになる。
目の前で披露される摩訶不思議な出来事に歓声が上がり、マジシャンが恭しくお辞儀をした。
「私にも、摩訶不思議なマジックを披露する事ができますよ。」
「ウイスさんは普段からマジックのような能力を使ってるじゃないですか。」
地球でブルマの開いたパーティの余興として披露されたマジックを遠目に見ながら、唐突に言ったウイスに苦笑いをしながら夢主は返した。
「そういうのではなく、ふむ。では、マジックを使って貴方とのゲームに勝ってみせましょう。」
「ウイスさんがゲーム強いのは今に始まった事じゃないですよ。それに、それってマジックじゃなくてイカサマなんじゃ…」
「カードを使ったゲームではありません。貴方も対抗する事のできるゲームですよ。見つめあって先に視線を逸らした方の負け、というものです。」
ずいっと顔を近づけられ夢主は思わず身じろぐ。
至近距離にある整った顔を直視出来ず、すぐに目を逸らしてしまった。
「もう降参ですか?」
「こういうのは、その…私に不利ですよ。」
「では、条件を逆にしますか?」
体制を元に戻し、目を細めて言葉を続ける。
「見つめた後に目を逸らす事が出来なければ負け。」
「え、そんなの…」
バチっと視線がぶつかる。
妖艶な笑顔と燃えるような視線に絡め取られて外すことが出来ない。
その視線は、世界が切り取られ2人だけになったような錯覚さえ夢主にもたらしていた。
ウイスは一度ゆっくりと目を閉じ、もう一度開く。
まばたきのような緩やかな動作にまた視線が釘付けになる。ウイスがそっと夢主の髪を指ですくとその手はそのまま頬に添えられた。
暫くじっと見つめあっていたが、やがてウイスがゆっくりと顔を近づけ、手を添えている方と反対の耳元で囁く。
「私の完勝ですね。」
夢主はその言葉に一瞬で我に帰る。
赤くなった顔を誤魔化すために俯き、苦し紛れに反論した。
「な、何なんですか今の…。なんか、変な術とか使ったんじゃないんですか…。」
ウイスはその反応を上機嫌で眺め、手のひらを自身の胸元に添え、少しだけ腰を折る。
「タネも仕掛けもございません。」
顔に薄く笑みを浮かべ、マジシャン顔負けの恭しさで決まり文句を愉快そうに言った。
目の前で披露される摩訶不思議な出来事に歓声が上がり、マジシャンが恭しくお辞儀をした。
「私にも、摩訶不思議なマジックを披露する事ができますよ。」
「ウイスさんは普段からマジックのような能力を使ってるじゃないですか。」
地球でブルマの開いたパーティの余興として披露されたマジックを遠目に見ながら、唐突に言ったウイスに苦笑いをしながら夢主は返した。
「そういうのではなく、ふむ。では、マジックを使って貴方とのゲームに勝ってみせましょう。」
「ウイスさんがゲーム強いのは今に始まった事じゃないですよ。それに、それってマジックじゃなくてイカサマなんじゃ…」
「カードを使ったゲームではありません。貴方も対抗する事のできるゲームですよ。見つめあって先に視線を逸らした方の負け、というものです。」
ずいっと顔を近づけられ夢主は思わず身じろぐ。
至近距離にある整った顔を直視出来ず、すぐに目を逸らしてしまった。
「もう降参ですか?」
「こういうのは、その…私に不利ですよ。」
「では、条件を逆にしますか?」
体制を元に戻し、目を細めて言葉を続ける。
「見つめた後に目を逸らす事が出来なければ負け。」
「え、そんなの…」
バチっと視線がぶつかる。
妖艶な笑顔と燃えるような視線に絡め取られて外すことが出来ない。
その視線は、世界が切り取られ2人だけになったような錯覚さえ夢主にもたらしていた。
ウイスは一度ゆっくりと目を閉じ、もう一度開く。
まばたきのような緩やかな動作にまた視線が釘付けになる。ウイスがそっと夢主の髪を指ですくとその手はそのまま頬に添えられた。
暫くじっと見つめあっていたが、やがてウイスがゆっくりと顔を近づけ、手を添えている方と反対の耳元で囁く。
「私の完勝ですね。」
夢主はその言葉に一瞬で我に帰る。
赤くなった顔を誤魔化すために俯き、苦し紛れに反論した。
「な、何なんですか今の…。なんか、変な術とか使ったんじゃないんですか…。」
ウイスはその反応を上機嫌で眺め、手のひらを自身の胸元に添え、少しだけ腰を折る。
「タネも仕掛けもございません。」
顔に薄く笑みを浮かべ、マジシャン顔負けの恭しさで決まり文句を愉快そうに言った。