ウイスさん夢
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「ハロウィンパーティー、凄く楽しかったですね。お菓子も美味しかったですし。」
地球で開催されたハロウィンパーティーから帰ってきて一息ついた後、余韻を噛み締めるように夢主が言った。
「こらこら。あまり大きな声で言ってはいけませんよ。ビルス様には秘密で行ったんですから。」
「ビルス様の分のお菓子、ウイスさんが全部食べちゃいましたもんね。」
「予言魚さんの分はもう渡したので、ばれる心配はありません。」
しれっと言いのけるウイスに、「口止め料ですか…。」と乾いた笑いをこぼす。
「それにしても、悪さをさせないためにお菓子を配るなんて、いやはや面白い文化ですね。持ち帰ったお菓子は全て食べたんですか?」
「はい!美味しかったので!」
「ほう…。」
するとウイスは夢主に手を差し出し、ニコリと微笑んだ。
「trick but treat.」
「ネイティブ…!…じゃなくて!今ですか!?」
「今です。…無いんですか?お菓子。」
「でしたら、悪戯ですね。」と、にじり寄る。
身の危険を感じ、距離をとる夢主はもしやと口を開いた。
「……ウイスさん…ひょっとして最初から…。」
「もちろん。持っていないであろうタイミングを計っていました。」
冷や汗を流し後ずさる夢主に容赦なく迫るウイスの顔には心からの笑顔が浮かんでいる。
トン…と、壁に背が当たりそれ以上後ろに下がれない。
逃げ口は無いかと身じろぎをした時、ポケットの中でカサリと音を立てた"何か"を咄嗟にウイスに突きつけた。
「……あら…。」
「チョコレートです!帰る直前にトランクスくんに貰ったんですよね。…ポケットに入れてたので溶けちゃってるかもしれませんけど、お菓子はお菓子ですよ!見落としましたね、ウイスさん!」
起死回生のアイテムを手に勝ち誇ったような笑顔を浮かべる夢主。
しかし、ウイスは表情を変えることなくチョコレートを受け取り、包みを開けた。
「ですが、夢主さんにも1つ見落としがありますよ。」
「見落とし…?」
パクリとチョコレートを口に入れウイスが続ける。
「trick "but" treatです。…お菓子をくれても、悪戯はしますよ?」
「そっ……!」
『そんなの反則だ…!』と、続くはずの言葉はチョコレート味のキスに飲み込まれた。
地球で開催されたハロウィンパーティーから帰ってきて一息ついた後、余韻を噛み締めるように夢主が言った。
「こらこら。あまり大きな声で言ってはいけませんよ。ビルス様には秘密で行ったんですから。」
「ビルス様の分のお菓子、ウイスさんが全部食べちゃいましたもんね。」
「予言魚さんの分はもう渡したので、ばれる心配はありません。」
しれっと言いのけるウイスに、「口止め料ですか…。」と乾いた笑いをこぼす。
「それにしても、悪さをさせないためにお菓子を配るなんて、いやはや面白い文化ですね。持ち帰ったお菓子は全て食べたんですか?」
「はい!美味しかったので!」
「ほう…。」
するとウイスは夢主に手を差し出し、ニコリと微笑んだ。
「trick but treat.」
「ネイティブ…!…じゃなくて!今ですか!?」
「今です。…無いんですか?お菓子。」
「でしたら、悪戯ですね。」と、にじり寄る。
身の危険を感じ、距離をとる夢主はもしやと口を開いた。
「……ウイスさん…ひょっとして最初から…。」
「もちろん。持っていないであろうタイミングを計っていました。」
冷や汗を流し後ずさる夢主に容赦なく迫るウイスの顔には心からの笑顔が浮かんでいる。
トン…と、壁に背が当たりそれ以上後ろに下がれない。
逃げ口は無いかと身じろぎをした時、ポケットの中でカサリと音を立てた"何か"を咄嗟にウイスに突きつけた。
「……あら…。」
「チョコレートです!帰る直前にトランクスくんに貰ったんですよね。…ポケットに入れてたので溶けちゃってるかもしれませんけど、お菓子はお菓子ですよ!見落としましたね、ウイスさん!」
起死回生のアイテムを手に勝ち誇ったような笑顔を浮かべる夢主。
しかし、ウイスは表情を変えることなくチョコレートを受け取り、包みを開けた。
「ですが、夢主さんにも1つ見落としがありますよ。」
「見落とし…?」
パクリとチョコレートを口に入れウイスが続ける。
「trick "but" treatです。…お菓子をくれても、悪戯はしますよ?」
「そっ……!」
『そんなの反則だ…!』と、続くはずの言葉はチョコレート味のキスに飲み込まれた。