日常
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破壊神様の星にやって来て2週間程たって漸く雑務に慣れてきた頃、私は予言魚さんに誘われてゲームをしていた。
「ははっ!またボクの勝ち!!夢主は弱いな〜。」
「ははは…。」
当たり前だ。ルールを教えて貰ってないんだから……。
大きな丸い水槽の様なものの中にいくつもの小さな光が浮いている。指を弾くとこれらの光が移動する事は分かったのだが、何を基準に勝ち負けが決まっているのかすら分からない。
「そういえば夢主。ボク今度親戚の家に遊びに行くんだ。おやつを作ってくれよ。お弁当として。」
「あぁ、いいですよ。どれくらいの大きさにし」
その時、凄まじい爆発が起こった。地面が揺れ、よろめいてその場に座り込んでしまう。
「え!?、え!?これって一体…。」
「目覚まし時計が爆発したんだろう。起きてくるぞ。」
目覚まし時計ってひょっとしてあの宙に浮いていた砂時計のことだろうか?触れるなってそういう事だったのか…。
あんな危険なものがうようよ浮いているところを知らずに飛んでいたと考えただけで膝が震えてくる。
「ふわぁ〜〜〜あ。」
…破壊神様だ。破壊神様が起きてきた。予定では後2ヶ月半ほど眠っているのではなかっただろうか…?
「お、おはようございます…。」
「ん?あぁ。おはよう。……あれ?ウイスは?」
「あ…今は地球に…。」
「ふ〜ん。……で?何の話してたの。」
頭を掻きながら眠そうに尋ねてくる。
「今度、親戚の家に遊びに行くからお弁当を作って貰う約束をしたのさ。」
「なに、お弁当?ふ〜んお弁当か。」
破壊神様の目が輝き、手を顎にあてにやにやと何かを企んでいる様な顔をしている。
スッとこちらに視線を戻しにやけていた表情を少し引き締めて言った。
「実はボクも近々地球に出向こうと思っていてねぇ。」
「は、はいっ!その間に雑務を全て終わらせておきます!」
「そうじゃないだろっ!!」
「ひっ!すみません…。」
怒気を孕んだ声で凄まれ、思わず下を向く。何か間違えただろうか…?
予言魚さんが何やらコソコソと破壊神様に囁いている。
「素直に自分にもお弁当作って欲しいって言えば良かったのに」
「……おやつ抜きにするぞ。」
「うわっ!八つ当たりするなよな!」
これは相当怒ってらっしゃる…。どうしよう…。今からでも謝り倒して…
「おい夢主。」
「は、はい!」
いきなり名前を呼ばれ反射的に顔を上げる。
すると、破壊神様はまじまじと私の腕に付けているミサンガを見ていた。
「それはウイスがお前にやったやつか?」
「は、はい。身を守る力があると…。」
そう答えると破壊神様の眉間にぐっと皺がよった。如何にも『不機嫌です』と言った顔だ。
破壊神様はミサンガごと私の腕を掴み少し力を込めた。…腕を破壊されるのだろうか…。
しかし、予想とは裏腹にあっさりと手は離された。
不思議に思って様子を伺っていると顔を逸らされ、そっぽ向いたままぶっきらぼうに言った。
「ボクの力も込めて置いた。それでより身の安全が保障されるだろ。」
「え、あ、ありがとうございます…。」
予想外の台詞にキョトンとしていると「夢主」と予言魚さん呼ばれる。
「寝起きでお腹空いてるだろうし、何か作ってやれば?」
「え!?私がですか!?」
「使用人だろ?」
そうだけれども…!!これで美味しくなかったら確実に殺される…。
「早くしないとビルスのやつ不機嫌になるぞ?」
「うぅ、分かりました。只今…。」
私は、生き残るためのレシピを必死に考えながら調理場へ向かった…。
「これでおやつ抜きはナシだからな。」
「……………フンっ…!!」
「ははっ!またボクの勝ち!!夢主は弱いな〜。」
「ははは…。」
当たり前だ。ルールを教えて貰ってないんだから……。
大きな丸い水槽の様なものの中にいくつもの小さな光が浮いている。指を弾くとこれらの光が移動する事は分かったのだが、何を基準に勝ち負けが決まっているのかすら分からない。
「そういえば夢主。ボク今度親戚の家に遊びに行くんだ。おやつを作ってくれよ。お弁当として。」
「あぁ、いいですよ。どれくらいの大きさにし」
その時、凄まじい爆発が起こった。地面が揺れ、よろめいてその場に座り込んでしまう。
「え!?、え!?これって一体…。」
「目覚まし時計が爆発したんだろう。起きてくるぞ。」
目覚まし時計ってひょっとしてあの宙に浮いていた砂時計のことだろうか?触れるなってそういう事だったのか…。
あんな危険なものがうようよ浮いているところを知らずに飛んでいたと考えただけで膝が震えてくる。
「ふわぁ〜〜〜あ。」
…破壊神様だ。破壊神様が起きてきた。予定では後2ヶ月半ほど眠っているのではなかっただろうか…?
「お、おはようございます…。」
「ん?あぁ。おはよう。……あれ?ウイスは?」
「あ…今は地球に…。」
「ふ〜ん。……で?何の話してたの。」
頭を掻きながら眠そうに尋ねてくる。
「今度、親戚の家に遊びに行くからお弁当を作って貰う約束をしたのさ。」
「なに、お弁当?ふ〜んお弁当か。」
破壊神様の目が輝き、手を顎にあてにやにやと何かを企んでいる様な顔をしている。
スッとこちらに視線を戻しにやけていた表情を少し引き締めて言った。
「実はボクも近々地球に出向こうと思っていてねぇ。」
「は、はいっ!その間に雑務を全て終わらせておきます!」
「そうじゃないだろっ!!」
「ひっ!すみません…。」
怒気を孕んだ声で凄まれ、思わず下を向く。何か間違えただろうか…?
予言魚さんが何やらコソコソと破壊神様に囁いている。
「素直に自分にもお弁当作って欲しいって言えば良かったのに」
「……おやつ抜きにするぞ。」
「うわっ!八つ当たりするなよな!」
これは相当怒ってらっしゃる…。どうしよう…。今からでも謝り倒して…
「おい夢主。」
「は、はい!」
いきなり名前を呼ばれ反射的に顔を上げる。
すると、破壊神様はまじまじと私の腕に付けているミサンガを見ていた。
「それはウイスがお前にやったやつか?」
「は、はい。身を守る力があると…。」
そう答えると破壊神様の眉間にぐっと皺がよった。如何にも『不機嫌です』と言った顔だ。
破壊神様はミサンガごと私の腕を掴み少し力を込めた。…腕を破壊されるのだろうか…。
しかし、予想とは裏腹にあっさりと手は離された。
不思議に思って様子を伺っていると顔を逸らされ、そっぽ向いたままぶっきらぼうに言った。
「ボクの力も込めて置いた。それでより身の安全が保障されるだろ。」
「え、あ、ありがとうございます…。」
予想外の台詞にキョトンとしていると「夢主」と予言魚さん呼ばれる。
「寝起きでお腹空いてるだろうし、何か作ってやれば?」
「え!?私がですか!?」
「使用人だろ?」
そうだけれども…!!これで美味しくなかったら確実に殺される…。
「早くしないとビルスのやつ不機嫌になるぞ?」
「うぅ、分かりました。只今…。」
私は、生き残るためのレシピを必死に考えながら調理場へ向かった…。
「これでおやつ抜きはナシだからな。」
「……………フンっ…!!」