日常
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先程寝ぼけた私の失態を詫びる為に急いで作った菓子折りを手にビルス様の部屋を訪ねると、「……別に…怒った訳じゃない…。」と、言ってもらえた。
良かった…今度こそ終わりかと思った…。
するとビルス様は私が手に持っていたお菓子に目を輝かせ、視線を彷徨わせながら「お前も一緒に食って行け。」と言った。
こ、断れるものなら断りたい……。
私が絶句していると、「味の感想を言って次から改善させるためだっ!」と叫んで、腕をひっ掴み中へ連行した。
………そして今、二人無言でお菓子を食べている……。
気まずいっ!!
味の感想も怖いが、今この空気が何よりも怖い!!
私から何か話しかけた方がいいのか…?
悶々と考えているとその沈黙は唐突に破られる。
「夢主。」
「は、はい!!」
こちらの様子を観察しているような視線だ。
「ボクが怖いか?」
そりゃあ、もう…。なんて事は言えるわけが無いので否定する。
「い、いえ、そんな事は……。」
「正直に言わないと破壊しちゃうよ。」
「っひ!こ、怖いです……。」
ビルス様の眉間にシワがよる。
やらかした…。これはもう確実に死ぬ…。
「…ボクのこと……嫌いか…?」
聞いたこともない、少しだけ不安そうな声に目を瞬かせる。
「…………嫌いでは…ないです…。」
自然と口から溢れた。
うん。これは本当だ。心から嫌いになるような事は何もされて…いや、待てよ。私は今拉致されているな。撤回すべきか…?出来ないけども。
「………そうか。」
ビルス様がお菓子を一口食べニンマリと微笑む。
思ったより好評のようだ。良かった、これで許してもらえそうだ。
「そう言えば…おい、ちょっとそこの壁に背を向けて立ってみろ。」
何をするのか分からないが、言われた通りに立つ。
すると、ビルス様が向かい合うように立ち片手を上げる。
ドガーン!!!!
……後ろから爽やかな風が吹く。顔の横すれすれにビルス様の腕がある。
どうやらビルス様が突きで後ろの壁を破壊したようだ。恐怖で言葉が出てこない。
「ドキドキしたか?」
「……は、はぃ……とても……。」
ドキドキと冷や汗が止まらない。何とか絞り出した言葉はみっともないくらいかすれていた。
やっぱりまだ怒ってるんじゃないか……!!!
良かった…今度こそ終わりかと思った…。
するとビルス様は私が手に持っていたお菓子に目を輝かせ、視線を彷徨わせながら「お前も一緒に食って行け。」と言った。
こ、断れるものなら断りたい……。
私が絶句していると、「味の感想を言って次から改善させるためだっ!」と叫んで、腕をひっ掴み中へ連行した。
………そして今、二人無言でお菓子を食べている……。
気まずいっ!!
味の感想も怖いが、今この空気が何よりも怖い!!
私から何か話しかけた方がいいのか…?
悶々と考えているとその沈黙は唐突に破られる。
「夢主。」
「は、はい!!」
こちらの様子を観察しているような視線だ。
「ボクが怖いか?」
そりゃあ、もう…。なんて事は言えるわけが無いので否定する。
「い、いえ、そんな事は……。」
「正直に言わないと破壊しちゃうよ。」
「っひ!こ、怖いです……。」
ビルス様の眉間にシワがよる。
やらかした…。これはもう確実に死ぬ…。
「…ボクのこと……嫌いか…?」
聞いたこともない、少しだけ不安そうな声に目を瞬かせる。
「…………嫌いでは…ないです…。」
自然と口から溢れた。
うん。これは本当だ。心から嫌いになるような事は何もされて…いや、待てよ。私は今拉致されているな。撤回すべきか…?出来ないけども。
「………そうか。」
ビルス様がお菓子を一口食べニンマリと微笑む。
思ったより好評のようだ。良かった、これで許してもらえそうだ。
「そう言えば…おい、ちょっとそこの壁に背を向けて立ってみろ。」
何をするのか分からないが、言われた通りに立つ。
すると、ビルス様が向かい合うように立ち片手を上げる。
ドガーン!!!!
……後ろから爽やかな風が吹く。顔の横すれすれにビルス様の腕がある。
どうやらビルス様が突きで後ろの壁を破壊したようだ。恐怖で言葉が出てこない。
「ドキドキしたか?」
「……は、はぃ……とても……。」
ドキドキと冷や汗が止まらない。何とか絞り出した言葉はみっともないくらいかすれていた。
やっぱりまだ怒ってるんじゃないか……!!!