恋すてふ
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カプセルトイで、最近目にする機会が増えたピンク色のキャラクターを見つけたのは偶然だった。
「真田くんが好きなキャラだ」
この子はうさぎといぬの要素を掛け合わせたキャラクターらしい。最初はただのうさぎにしか見えなかった。うさぎにしてはシッポが大きいことは真田くんが教えてくれるまで気付かなかった。
カプセルトイはこれまた最近流行りの傘のめじるしに付けられるチャーム。ナスカンやボールチェーンの代わりにシリコン製のリングが付いている。
「1回300円……」
最近のカプセルトイってどれもちょっぴりお高い。
財布を開くと百円玉は2枚しか入っていなかった。
千円札を両替して、2回そのカプセルトイを回す。
両手をあげてにこにこしているうさいぬと、ちょっとびっくりした顔のうさいぬが出た。
1個は真田くんにあげよう。
どっちがいいかは選んでもらおう。
***
「真田くんこれあげるね」
放課後の、部活前の時間。
素直に差し出された手に、カプセルに入ったままのめじるしチャームを2つ握らせる。
真田くんの手には2個のカプセルがしっかり収まり、真田くんは手も大きいんだなと実感する。
「これはなんだ?」
「偶然見つけたの。あけてみて」
真田くんがカプセルを開くと、びっくりしてる方のうさいぬが出てくる。「おお」と感嘆の声を漏らす真田くんが、うさいぬと同じような表情をしていて可愛い。
「お揃いでつけたいなと思って」
もうひとつのカプセルも開いて見せる。
ごきげんな方のうさいぬだ。
「真田くんどっちがいい?」
「これは悩ましいな。どちらもたまらん可愛さだ」
出た。たまらん可愛さ。
この言い方が面白くて、可愛くて、うさいぬを見つけると真田くんに見せたくなっちゃうんだ。
「こっちのびっくり顔、さっきカプセル開けた時の真田くんに似てたよ」
「それで言うとこちらのうさいぬはお前に似ている」
真田くんはシリコンリングの部分をつまんで、ごきげんな方のうさいぬを私の顔の横に掲げる。
「こちらの、お前に似ている方のうさいぬを貰い受けよう」
あ、真田くんもごきげんな方のうさいぬと同じ顔になった。
「ところでミョウジ、これはどうやって飾るものなんだ?」
めじるしチャームを知らないところも、真田くんらしくて可愛い。
「真田くんが好きなキャラだ」
この子はうさぎといぬの要素を掛け合わせたキャラクターらしい。最初はただのうさぎにしか見えなかった。うさぎにしてはシッポが大きいことは真田くんが教えてくれるまで気付かなかった。
カプセルトイはこれまた最近流行りの傘のめじるしに付けられるチャーム。ナスカンやボールチェーンの代わりにシリコン製のリングが付いている。
「1回300円……」
最近のカプセルトイってどれもちょっぴりお高い。
財布を開くと百円玉は2枚しか入っていなかった。
千円札を両替して、2回そのカプセルトイを回す。
両手をあげてにこにこしているうさいぬと、ちょっとびっくりした顔のうさいぬが出た。
1個は真田くんにあげよう。
どっちがいいかは選んでもらおう。
***
「真田くんこれあげるね」
放課後の、部活前の時間。
素直に差し出された手に、カプセルに入ったままのめじるしチャームを2つ握らせる。
真田くんの手には2個のカプセルがしっかり収まり、真田くんは手も大きいんだなと実感する。
「これはなんだ?」
「偶然見つけたの。あけてみて」
真田くんがカプセルを開くと、びっくりしてる方のうさいぬが出てくる。「おお」と感嘆の声を漏らす真田くんが、うさいぬと同じような表情をしていて可愛い。
「お揃いでつけたいなと思って」
もうひとつのカプセルも開いて見せる。
ごきげんな方のうさいぬだ。
「真田くんどっちがいい?」
「これは悩ましいな。どちらもたまらん可愛さだ」
出た。たまらん可愛さ。
この言い方が面白くて、可愛くて、うさいぬを見つけると真田くんに見せたくなっちゃうんだ。
「こっちのびっくり顔、さっきカプセル開けた時の真田くんに似てたよ」
「それで言うとこちらのうさいぬはお前に似ている」
真田くんはシリコンリングの部分をつまんで、ごきげんな方のうさいぬを私の顔の横に掲げる。
「こちらの、お前に似ている方のうさいぬを貰い受けよう」
あ、真田くんもごきげんな方のうさいぬと同じ顔になった。
「ところでミョウジ、これはどうやって飾るものなんだ?」
めじるしチャームを知らないところも、真田くんらしくて可愛い。
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