立海ヤング漢芸能パロ
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メンバーがオフの日でも、マネージャーはそうもいかない。事務所でスケジュールの調整や、今後控えているクライアントとのやりとり等現場がない日の方が仕事が多いくらいだ。
作業が一段落し、SNSを開くと昨日のライブの感想があがっている。本人たちのエゴサは程々にした方がいいと思うが、流行っている話題やファンウケのいいトピックは誰かしらが把握しておいた方がいい。
『王子様風の新衣装カッコよすぎ!』
『開幕業火絢爛はアツすぎ。もっと特効で火出して貰えるようにめちゃくちゃ売れてやろうな!!!』
『実は切原赤也って顔がいいんですよ……』
『ヒロシMC諦めないでwww もうお前が進行放棄したら終わりなんよ』
『アンコールで終わらない愛は泣く』
『まーくんイヤイヤ期で全然ファンサしてくれない でもイヤイヤするまーくんも可愛いから許した』
『FC動画ありがとー!安定にケータリング食べ尽くしてて可愛い #丸井飯 #ブンちゃんみてみて』
概ね好評、最終公演に向けての盛り上がりも充分といったところだろうか。
本人たちが個性的な分、ファンも自ずと独自のカラーみたいなものが出る。感想を読んで誰のファンか予想するのも少し面白かったりする。
「お疲れ様でーす」
申し訳程度のノックと同時に入ってきたのは切原だ。
「切原くんお疲れ様。今日オフだよね?」
「あっ! マネさんちーっす。」
A4用紙をペラペラと振りながら切原は向かいの椅子に座った。
「今度の収録の事前アンケート! 今回は思い出して書いたんすよ! でも今出しとかないと絶対出すの忘れるから持ってきました!」
切原が事前アンケートを書き忘れているのも提出が遅れるのもいつものことなので、これは充分進歩だったりする。
「なんか昨日ゲームしてたら急に思い出して、これ今やっちゃえば今回間に合うじゃんって」
元気いっぱいの表情は、きっと褒めてもらえるよね?と言っている気がする。確かにちゃんと提出してくれるのは偉いんだけど、当たり前のことなんだよな……。
でもちょっと褒めて調子に乗っておいてもらえば、今後もちゃんと書いてくれるようになるかも。
「ちゃんと事前に出して偉いね。ありがとう!」
流石にわざとらしかったかもなんて心配は彼には必要ない。
「任せてくださいよ! 事前アンケートの1枚や2枚パパーッと書いちゃいますから」
「うんうん、これからもよろしくね」
「もちろんっす!」
よし、言質とったからな!
