立海ヤング漢芸能パロ
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立海エンタテインメント所属の『立海ヤング漢』といえば、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのデビュー2年目4人組ボーイズアイドルグループだ。
デビュー曲『業火絢爛』がスマッシュヒット。そこから瞬く間に人気が出て4人は大忙し。
そんな彼らは現在アルバムをひっさげてのアリーナツアー真っ只中だ。マネージャーである私も当然、多忙を極めている。
「本番15分前です」
舞台袖には切原赤也、丸井ブン太、柳生比呂士の3人が既に揃っている。仁王雅治はもうすこし開演ギリギリにならないと姿を表さない。本番前の時間の使い方はそれぞれだ。
「おー、すっげ。リハの時は広いなって思ったけど埋まるもんだな」
丸井はモニターから会場内の様子を確認している。既にちらほらとペンライトの光が灯っている。
「満員御礼ですね。気を引き締めて参りましょう」
「やべー! 早く開演しねーかな!」
アリーナ規模のツアーは初だというのに3人とも緊張した様子はない。
「これは期待に応えなきゃならんな」
いつの間にか仁王も合流していた。
「5分前です。円陣しますか?」
4人がもちろんといった表情で小さな円になる。
私は終演後SNSに投稿するために動画の撮影を開始する。
「先輩方! 準備はいいですかー!?」
最年少の元気な声が響く。
「モチロン!」
「えぇ」
「プリ」
4人が手を重ねる。舞台袖だからって声を潜める必要はない。むしろ、近くの客席には聞こえるくらいが丁度いい。
「お客さん1人残らず楽しませてやろーぜ! いくぜっ!」
『常勝、立海!』
立海エンタテインメントのアイドルたちは本番前に常勝を誓う。ライブに勝ち負けがあるのかは分からないけど、お客さんを喜ばせることがアイドルの勝利なら彼らは間違いなく"常勝"だ。
Overtureの音が鳴る。会場はペンライトの海に飲み込まれ、メンバー1人1人の映像に悲鳴に近い歓声が上がる。
私はメンバーカラーのテープが巻かれたマイクを1人ずつ渡していく。
「マネージャー、行ってくるぜよ」
1番最後に集合した仁王が、先頭で待機に向かう。
今回のツアーはステージ中央にせり上がりで登場する。
「マネちゃんも楽しませてやるからなっ」
軽やかに丸井が続く。
「一瞬も見逃したらだめっすからねー」
切原がこちらを振り向き、立ち止まった丸井にぶつかりかける。
「危ないですよ。まったく……ステージ上でのフォローは私がしますのでご安心ください」
柳生は本番直前でも落ち着いている。
私はそんな4人の背中を舞台袖から見守るのだ。
「おまんら、会いたかったぜよ」
「一緒に楽しもうぜっ♪」
「喉が潰れるまで叫べー!」
「素敵な時間を過ごしましょう」
これはアイドルたちと過ごす私の青春の物語。
デビュー曲『業火絢爛』がスマッシュヒット。そこから瞬く間に人気が出て4人は大忙し。
そんな彼らは現在アルバムをひっさげてのアリーナツアー真っ只中だ。マネージャーである私も当然、多忙を極めている。
「本番15分前です」
舞台袖には切原赤也、丸井ブン太、柳生比呂士の3人が既に揃っている。仁王雅治はもうすこし開演ギリギリにならないと姿を表さない。本番前の時間の使い方はそれぞれだ。
「おー、すっげ。リハの時は広いなって思ったけど埋まるもんだな」
丸井はモニターから会場内の様子を確認している。既にちらほらとペンライトの光が灯っている。
「満員御礼ですね。気を引き締めて参りましょう」
「やべー! 早く開演しねーかな!」
アリーナ規模のツアーは初だというのに3人とも緊張した様子はない。
「これは期待に応えなきゃならんな」
いつの間にか仁王も合流していた。
「5分前です。円陣しますか?」
4人がもちろんといった表情で小さな円になる。
私は終演後SNSに投稿するために動画の撮影を開始する。
「先輩方! 準備はいいですかー!?」
最年少の元気な声が響く。
「モチロン!」
「えぇ」
「プリ」
4人が手を重ねる。舞台袖だからって声を潜める必要はない。むしろ、近くの客席には聞こえるくらいが丁度いい。
「お客さん1人残らず楽しませてやろーぜ! いくぜっ!」
『常勝、立海!』
立海エンタテインメントのアイドルたちは本番前に常勝を誓う。ライブに勝ち負けがあるのかは分からないけど、お客さんを喜ばせることがアイドルの勝利なら彼らは間違いなく"常勝"だ。
Overtureの音が鳴る。会場はペンライトの海に飲み込まれ、メンバー1人1人の映像に悲鳴に近い歓声が上がる。
私はメンバーカラーのテープが巻かれたマイクを1人ずつ渡していく。
「マネージャー、行ってくるぜよ」
1番最後に集合した仁王が、先頭で待機に向かう。
今回のツアーはステージ中央にせり上がりで登場する。
「マネちゃんも楽しませてやるからなっ」
軽やかに丸井が続く。
「一瞬も見逃したらだめっすからねー」
切原がこちらを振り向き、立ち止まった丸井にぶつかりかける。
「危ないですよ。まったく……ステージ上でのフォローは私がしますのでご安心ください」
柳生は本番直前でも落ち着いている。
私はそんな4人の背中を舞台袖から見守るのだ。
「おまんら、会いたかったぜよ」
「一緒に楽しもうぜっ♪」
「喉が潰れるまで叫べー!」
「素敵な時間を過ごしましょう」
これはアイドルたちと過ごす私の青春の物語。
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