主人公は東雲学園に通うごく一般的な二年生。見た目も中身も平凡だけどなぜかみんなから好かれる。乙女ゲームのように色んなキャラと絡んでいい感じになって、結ばれたり結ばれなかったり。
真澄くんと夏祭り
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夏の夕暮れ、茜色に染まる空を背にして並んで歩く。まだ陽は残っているのに、もう遠くから祭囃子と人々のざわめきが聞こえてきて胸がさらに高鳴った。
「ねえ七緒くん、屋台とか何食べたい? オレりんご飴は絶対食べたいんだ〜」
浴衣姿で屈託なく笑うその姿は昼間の教室で見慣れている真澄くんよりずっと近くて、どこか遠い。俺だけが知っている特別な顔を見せてもらっているようで、鼓動が早まる。
「うーん……定番の焼きもろこしもいいし、たこ焼きも気になるなー。」
「おっ、がっつりじゃん〜! 気合い入ってていいねぇ〜。いいよいいよ、全部回ろ」
からかうように肩を軽くぶつけてくる。俺は照れ隠しに笑い返した。
射的とかヨーヨー釣りもやろうね、なんてはなしながら祭り会場に近づくと、提灯の灯りが並木道を照らし出し、浴衣の人混みの中に吸い込まれていく。
「うわ〜、人いっぱい……」
真澄くんが小さく呟いたその瞬間、ふっと俺の手を取った。指先が触れ合うだけの軽い繋ぎ方なのに、全身が熱に包まれたようで息が詰まる。
「はぐれたら困るしね。……やだ? 手」
少しだけ見上げてくる真澄くんの瞳は灯りを映してきらきら輝いていた。
「え……!? や、嫌じゃないよ。むしろ……その、すごく嬉しいっていうか……」
俺の答えに真澄くんは照れ笑いを浮かべて、横顔のおくれ毛をそっと耳にかけた。
「じゃ、今日はいっぱい楽しもっか。……二人でさ
太鼓の音が鳴り響き、夏の夜が本格的に幕を開ける。
「ねえ七緒くん、屋台とか何食べたい? オレりんご飴は絶対食べたいんだ〜」
浴衣姿で屈託なく笑うその姿は昼間の教室で見慣れている真澄くんよりずっと近くて、どこか遠い。俺だけが知っている特別な顔を見せてもらっているようで、鼓動が早まる。
「うーん……定番の焼きもろこしもいいし、たこ焼きも気になるなー。」
「おっ、がっつりじゃん〜! 気合い入ってていいねぇ〜。いいよいいよ、全部回ろ」
からかうように肩を軽くぶつけてくる。俺は照れ隠しに笑い返した。
射的とかヨーヨー釣りもやろうね、なんてはなしながら祭り会場に近づくと、提灯の灯りが並木道を照らし出し、浴衣の人混みの中に吸い込まれていく。
「うわ〜、人いっぱい……」
真澄くんが小さく呟いたその瞬間、ふっと俺の手を取った。指先が触れ合うだけの軽い繋ぎ方なのに、全身が熱に包まれたようで息が詰まる。
「はぐれたら困るしね。……やだ? 手」
少しだけ見上げてくる真澄くんの瞳は灯りを映してきらきら輝いていた。
「え……!? や、嫌じゃないよ。むしろ……その、すごく嬉しいっていうか……」
俺の答えに真澄くんは照れ笑いを浮かべて、横顔のおくれ毛をそっと耳にかけた。
「じゃ、今日はいっぱい楽しもっか。……二人でさ
太鼓の音が鳴り響き、夏の夜が本格的に幕を開ける。