主人公は東雲学園に通うごく一般的な二年生。見た目も中身も平凡だけどなぜかみんなから好かれる。乙女ゲームのように色んなキャラと絡んでいい感じになって、結ばれたり結ばれなかったり。
真澄くんと夏祭り
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俺は七緒。この全寮制男子校に在籍するごく一般的な2年生だ。
一学期も終わって夏休みに入った俺たち生徒は部活に補習に遊びにとそれぞれ好きにすごしている。そして俺は今日、あの瑠璃真澄くんと夏祭りに行く! 楽しみすぎて今日は朝から──いや、なんなら昨日の夜からそわそわして落ち着かなかった。
寮のロビーでスマホを見ては顔を上げる。待ち合わせの時間より早めに来てしまったけれど、真澄くんを待たせるよりずっといい。それに彼の性格ならきっとそろそろ──
「お待たせ〜七緒くん。待った〜?」
来た! ピッタリ5分前! さすが真澄くん……って、んん!?
「わ……えっ、浴衣……!」
思わず見惚れてしまった。たいした感想も言わないまま、失礼だと思いつつも全身をくまなく凝視した。
黒地に和の伝統柄をあしらった落ち着いたデザインを基本に、柄入りの紅い帯を締めて粋に着こなしている。いつもサラッとおろしているセミロングの髪をざっくりハーフアップにして、涼しげに揺れる毛先がやけに艶っぽくて目が離せない。
「なーに? 黙っちゃって。頑張ったのに褒めてくんないの?」
「え!? あ……いや、ごめん! 違うんだ、すっごく綺麗でびっくりしたんだよ。いつもと全然雰囲気違うし、なんだか大人っぽいね。オシャレだし、似合ってるよ」
もっと気の利いた褒め言葉を言えたらよかったのに、ポーっとした頭じゃろくな言葉が思いつかない。だけど真澄くんの反応はそこまで悪くなくて──いやむしろ良いほうかもしれない。ふにゃりと笑う頬がほんのり赤く染まっていて、俺もつられて顔を熱くした。
「なははっ、超ストレートに褒めてくれるじゃん〜嬉し〜。あんがとね」
んじゃ、行こっか。上機嫌な真澄くんに手を引かれ寮を出た。
一学期も終わって夏休みに入った俺たち生徒は部活に補習に遊びにとそれぞれ好きにすごしている。そして俺は今日、あの瑠璃真澄くんと夏祭りに行く! 楽しみすぎて今日は朝から──いや、なんなら昨日の夜からそわそわして落ち着かなかった。
寮のロビーでスマホを見ては顔を上げる。待ち合わせの時間より早めに来てしまったけれど、真澄くんを待たせるよりずっといい。それに彼の性格ならきっとそろそろ──
「お待たせ〜七緒くん。待った〜?」
来た! ピッタリ5分前! さすが真澄くん……って、んん!?
「わ……えっ、浴衣……!」
思わず見惚れてしまった。たいした感想も言わないまま、失礼だと思いつつも全身をくまなく凝視した。
黒地に和の伝統柄をあしらった落ち着いたデザインを基本に、柄入りの紅い帯を締めて粋に着こなしている。いつもサラッとおろしているセミロングの髪をざっくりハーフアップにして、涼しげに揺れる毛先がやけに艶っぽくて目が離せない。
「なーに? 黙っちゃって。頑張ったのに褒めてくんないの?」
「え!? あ……いや、ごめん! 違うんだ、すっごく綺麗でびっくりしたんだよ。いつもと全然雰囲気違うし、なんだか大人っぽいね。オシャレだし、似合ってるよ」
もっと気の利いた褒め言葉を言えたらよかったのに、ポーっとした頭じゃろくな言葉が思いつかない。だけど真澄くんの反応はそこまで悪くなくて──いやむしろ良いほうかもしれない。ふにゃりと笑う頬がほんのり赤く染まっていて、俺もつられて顔を熱くした。
「なははっ、超ストレートに褒めてくれるじゃん〜嬉し〜。あんがとね」
んじゃ、行こっか。上機嫌な真澄くんに手を引かれ寮を出た。
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