第3話「愛天使がバレた!?」
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「ふあ〜…」
桃、そして優次は、大きなあくびをした。当然だろう。ここのところ、悪魔との闘いがあったために、運動量が極端に増え、疲れも極端に増えたからだ。
「なあ優次〜。オレ今日寝る〜」
「はあ!?授業くらい真面目に受けろ!」
優次が桃を叱っていると、周りの同期生ーー富樫源次、虎丸龍次、Jーーなどが集まってきた。優次に言う。
「あのな本宮。桃はものすごーく賢いから、寝てても内容は入ってくるんだよ」
「そうじゃ!桃は一号生きってのすごい奴なんじゃ!」
「オレは米国から来たからあとで聞いた話だが、桃は六本木のクラブで客の外国人と対等に話を出来るくらい英語ができたらしいぞ」
そこに極小路秀麻呂が付け加える。
「桃は武術ーー特に剣術が得意で、今までの戦いでも、桃は刀とかで敵を倒したんだ!そいつらはもう男塾の仲間でもあるけどな!」
(か、神は一体全体こいつにいくつ才能を与えたんだ!?)
優次は驚き、さらに床に転げ落ちてしまった。
「…桃って、神の作りし人間の失敗作かもな…」
そんなことを言ってしまった優次は、その場にいた塾生皆に睨まれた。
「てめえ…桃の悪口を言ったな…?」
「二度とそういう事を言うな…今度言ったら塾長に突き出すぞ…」
(怖っ)
優次は、塾生が桃の事を尊敬どころか崇拝しており、しかも一部は友達以上の何かを抱いていると、その場で知った。
(人間って、わからねえ…)
昼休み。
「本宮、本宮優次はいるか?」
「俺だ」
優次は、誰かに呼ばれた。
教室の扉を開けると、いかつい男が二人いる。
一人は学ランをノースリーブにして肩当てを付け、刀を下げた短い黒髪の男。もう一人はマントを羽織り、防具をつけた長髪の男。
「赤石剛次だ」短い黒髪の男が言う。
「大豪院邪鬼だ」長髪の男が言う。
優次side
俺は赤石と名乗った男と、大豪院と名乗った男に連れられて、塾長室へ来た。
「わしが男塾塾長、江田島平八である!」
江田島と名乗る男は、大声で言う。
「それにしても珍しいな。赤石と邪鬼が一緒に来るなど」
「はっ。実は、本宮の出自がわかりましたこと、そして…」
とそのとき、外から勢いよく二つの影が向かってきた。
「剛次!」
「邪鬼兄様!」
二人の大柄な男が入ってきて俺を吹き飛ばす。尚、俺は今壁に突き刺さっている。だれか抜いてくれ。
「ん?誰だお前たちは」
「あなたが江田島様か…大豪院邪鬼の双子の弟の豪鬼と申す」
「赤石剛次の兄、赤石剛壱だ」
へー。兄弟なんだ。というか、抜いてくれ。
「弟が心配で来たのだが…」
「ああ、永久追放が無しになったからな」
「安心した」
剛壱と名乗る男は、赤石を抱きしめる。なお、俺は先程教官に抜いてもらった。
「して、なぜ剛次は永久追放が無しとなった?」
「剣桃太郎という強い男が来てな。そいつになかなか勝てずにいた残りの二号のために戻って来ただけだった」
俺の知らない男塾のエピソードが横で語られている。うーん桃って本当に強いんだな。
「で、豪鬼はなぜ来た」
「邪鬼兄様に会いにきた」
ブラコンかな。
「そういえばさ、俺を呼び出した理由なんだけど…」
「おお忘れていた。優次よ。お前最近桃となんかしてるな」
江田島がなんか言い出した。
「そ、そうだけど、なんだよ」
「おいお前…」
赤石が何か言いかけた。
「塾長に対しては敬語を使わないか」
大豪院が言った。しかし俺にとってそれはどうでもいい。
「実は最近、藤堂がお前たちを目撃したらしい。しかも桃は女物の服を着ていたとも…」
しまった…桃が愛天使だとバレたか…。俺は落胆する。
「その…男同士の恋もあり得るし、コスプレでS(ピー)Xするのは構わないが…もう少し服考えような…」
「塾長!ならばこいつを一ヶ月くらい磔にしないと!」
「赤石!それでは足りぬ!火炙りだ!」
「お前ら俺を過激な刑罰に処するのやめろ!」
本宮優次、100年以上生きているが、こんな酷いこと、言われたことない。
桃、そして優次は、大きなあくびをした。当然だろう。ここのところ、悪魔との闘いがあったために、運動量が極端に増え、疲れも極端に増えたからだ。
「なあ優次〜。オレ今日寝る〜」
「はあ!?授業くらい真面目に受けろ!」
優次が桃を叱っていると、周りの同期生ーー富樫源次、虎丸龍次、Jーーなどが集まってきた。優次に言う。
「あのな本宮。桃はものすごーく賢いから、寝てても内容は入ってくるんだよ」
「そうじゃ!桃は一号生きってのすごい奴なんじゃ!」
「オレは米国から来たからあとで聞いた話だが、桃は六本木のクラブで客の外国人と対等に話を出来るくらい英語ができたらしいぞ」
そこに極小路秀麻呂が付け加える。
「桃は武術ーー特に剣術が得意で、今までの戦いでも、桃は刀とかで敵を倒したんだ!そいつらはもう男塾の仲間でもあるけどな!」
(か、神は一体全体こいつにいくつ才能を与えたんだ!?)
優次は驚き、さらに床に転げ落ちてしまった。
「…桃って、神の作りし人間の失敗作かもな…」
そんなことを言ってしまった優次は、その場にいた塾生皆に睨まれた。
「てめえ…桃の悪口を言ったな…?」
「二度とそういう事を言うな…今度言ったら塾長に突き出すぞ…」
(怖っ)
優次は、塾生が桃の事を尊敬どころか崇拝しており、しかも一部は友達以上の何かを抱いていると、その場で知った。
(人間って、わからねえ…)
昼休み。
「本宮、本宮優次はいるか?」
「俺だ」
優次は、誰かに呼ばれた。
教室の扉を開けると、いかつい男が二人いる。
一人は学ランをノースリーブにして肩当てを付け、刀を下げた短い黒髪の男。もう一人はマントを羽織り、防具をつけた長髪の男。
「赤石剛次だ」短い黒髪の男が言う。
「大豪院邪鬼だ」長髪の男が言う。
優次side
俺は赤石と名乗った男と、大豪院と名乗った男に連れられて、塾長室へ来た。
「わしが男塾塾長、江田島平八である!」
江田島と名乗る男は、大声で言う。
「それにしても珍しいな。赤石と邪鬼が一緒に来るなど」
「はっ。実は、本宮の出自がわかりましたこと、そして…」
とそのとき、外から勢いよく二つの影が向かってきた。
「剛次!」
「邪鬼兄様!」
二人の大柄な男が入ってきて俺を吹き飛ばす。尚、俺は今壁に突き刺さっている。だれか抜いてくれ。
「ん?誰だお前たちは」
「あなたが江田島様か…大豪院邪鬼の双子の弟の豪鬼と申す」
「赤石剛次の兄、赤石剛壱だ」
へー。兄弟なんだ。というか、抜いてくれ。
「弟が心配で来たのだが…」
「ああ、永久追放が無しになったからな」
「安心した」
剛壱と名乗る男は、赤石を抱きしめる。なお、俺は先程教官に抜いてもらった。
「して、なぜ剛次は永久追放が無しとなった?」
「剣桃太郎という強い男が来てな。そいつになかなか勝てずにいた残りの二号のために戻って来ただけだった」
俺の知らない男塾のエピソードが横で語られている。うーん桃って本当に強いんだな。
「で、豪鬼はなぜ来た」
「邪鬼兄様に会いにきた」
ブラコンかな。
「そういえばさ、俺を呼び出した理由なんだけど…」
「おお忘れていた。優次よ。お前最近桃となんかしてるな」
江田島がなんか言い出した。
「そ、そうだけど、なんだよ」
「おいお前…」
赤石が何か言いかけた。
「塾長に対しては敬語を使わないか」
大豪院が言った。しかし俺にとってそれはどうでもいい。
「実は最近、藤堂がお前たちを目撃したらしい。しかも桃は女物の服を着ていたとも…」
しまった…桃が愛天使だとバレたか…。俺は落胆する。
「その…男同士の恋もあり得るし、コスプレでS(ピー)Xするのは構わないが…もう少し服考えような…」
「塾長!ならばこいつを一ヶ月くらい磔にしないと!」
「赤石!それでは足りぬ!火炙りだ!」
「お前ら俺を過激な刑罰に処するのやめろ!」
本宮優次、100年以上生きているが、こんな酷いこと、言われたことない。