第1話「熾愛天使ウェディングソード!愛天使誕生!」
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昼休み、優次は桃を呼んだ。
「剣。ちょっと来てくれ」
「えーと……何て呼べばいいんだ?」
桃は優次に問いかけた。優次は名前で呼べと答えておいた。
桃はまた質問する。
「なあ、話って……?」
だが、話をするような余裕はなかった。近くにかなり根暗そうな男がいた。
「我が名はベルフェゴール。セント・サムシング・フォーを寄越せ」
「来たか!剣!受け取れ!」
優次は、ベルフェゴールから難を逃れるように指輪の入った箱を桃に向かって投げた。桃はそれを受け取る。
「な、何だこれ!?なあ!優次!」
問いかける桃に優次は言った。
「いいか!心に浮かんだ言葉を言え!」
桃は、指輪の入った箱を持った手を胸に当て、叫ぶ。
「ウェディング・ファンファルダ・エクステ!」
瞬間、桃の体が光に包まれた。
この光景に、ベルフェゴールと優次は目を眩ませた。
「ま、眩しい!」ベルフェゴールが叫ぶ。
「な、何だこれは!?」戸惑う桃。
「よかった!間に合った……!」安心する優次。
桃の胸から腰を包んだ光は、薄い青を混ぜた白の服に、腰から下を包んだ光は、同じ色のスカートになり、その上に薄い赤を混ぜた白のリボンが腰部分をくくる。
胸元にも、腰のリボンと同じ色の大きなリボンがついた。
「愛の唄奏づ慈愛の熾天使!ウェディングソード!」
桃ーもといウェディングソードーが決め台詞を放つ。
そしてソードは自分の姿を確認した。店のガラスに映る自分をみて、叫んだ。
「な、何だこれは!ドレス!?」
「愛天使だと!?」
ベルフェゴールは狼狽えている。
優次がソードに叫ぶ。
「ソード!やれ!」
ソードは慌てるが、すぐに対応して、ベルフェゴールに向かって殴りかかろうとした。そのときだった。
「今日は見逃してやる!面倒だしな!しかし次はないぞ!」
ベルフェゴールは空に向かって逃げた。
「待て!」
優次は叫んで追うが、逃げられる。息切れも激しい。
「優次。大丈夫か?今日はもう寮に帰ろう。少々授業をサボってもいい。体調不良と言えば教官も納得してくれるだろう」
桃は腕を掴んで優次を立たせる。
「す、すまねぇ剣。合意も無しに変身させちまって。変身、解いていいぜ」
言われて桃は変身を解く。
「あ、ありがとう……オレ、何が起きたかわからねぇし……何ていうか、ウェディングドレスなんてまだ早いし……」
優次は説明した。
「じ、実は……」
「なるほど。でもどうしてオレなんだ?」
「うっ……」
優次は墓穴を掘ったような気分になった。
だが、愛天使を見つけたことは、ひとつの区切りとなった。
はてさてこの先どうなることやら…by作者
「剣。ちょっと来てくれ」
「えーと……何て呼べばいいんだ?」
桃は優次に問いかけた。優次は名前で呼べと答えておいた。
桃はまた質問する。
「なあ、話って……?」
だが、話をするような余裕はなかった。近くにかなり根暗そうな男がいた。
「我が名はベルフェゴール。セント・サムシング・フォーを寄越せ」
「来たか!剣!受け取れ!」
優次は、ベルフェゴールから難を逃れるように指輪の入った箱を桃に向かって投げた。桃はそれを受け取る。
「な、何だこれ!?なあ!優次!」
問いかける桃に優次は言った。
「いいか!心に浮かんだ言葉を言え!」
桃は、指輪の入った箱を持った手を胸に当て、叫ぶ。
「ウェディング・ファンファルダ・エクステ!」
瞬間、桃の体が光に包まれた。
この光景に、ベルフェゴールと優次は目を眩ませた。
「ま、眩しい!」ベルフェゴールが叫ぶ。
「な、何だこれは!?」戸惑う桃。
「よかった!間に合った……!」安心する優次。
桃の胸から腰を包んだ光は、薄い青を混ぜた白の服に、腰から下を包んだ光は、同じ色のスカートになり、その上に薄い赤を混ぜた白のリボンが腰部分をくくる。
胸元にも、腰のリボンと同じ色の大きなリボンがついた。
「愛の唄奏づ慈愛の熾天使!ウェディングソード!」
桃ーもといウェディングソードーが決め台詞を放つ。
そしてソードは自分の姿を確認した。店のガラスに映る自分をみて、叫んだ。
「な、何だこれは!ドレス!?」
「愛天使だと!?」
ベルフェゴールは狼狽えている。
優次がソードに叫ぶ。
「ソード!やれ!」
ソードは慌てるが、すぐに対応して、ベルフェゴールに向かって殴りかかろうとした。そのときだった。
「今日は見逃してやる!面倒だしな!しかし次はないぞ!」
ベルフェゴールは空に向かって逃げた。
「待て!」
優次は叫んで追うが、逃げられる。息切れも激しい。
「優次。大丈夫か?今日はもう寮に帰ろう。少々授業をサボってもいい。体調不良と言えば教官も納得してくれるだろう」
桃は腕を掴んで優次を立たせる。
「す、すまねぇ剣。合意も無しに変身させちまって。変身、解いていいぜ」
言われて桃は変身を解く。
「あ、ありがとう……オレ、何が起きたかわからねぇし……何ていうか、ウェディングドレスなんてまだ早いし……」
優次は説明した。
「じ、実は……」
「なるほど。でもどうしてオレなんだ?」
「うっ……」
優次は墓穴を掘ったような気分になった。
だが、愛天使を見つけたことは、ひとつの区切りとなった。
はてさてこの先どうなることやら…by作者