第4話「惚れ惚れ貴族!?そしてエンジェルキャップ爆誕!」
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
桃たちが街を散策している間、別の場所でも何かが起きていた。
赤い髪の人間が道を歩いていた。
「ううむ、男塾は一体どこにあるんだろうか」
どうやら男塾を探しているらしい。そこにとある人物が現れた。
「君、男塾を探しているのかい?」
男塾の場所をよく知ると名乗る緑色の髪で青白い肌の男――ベルフェゴールである。
「なんだ貴様。見るからに怪しいぞ」
「見るからに怪しいだなんて人聞きが悪すぎないかい?お嬢さん」
「お嬢さんだと!?私は男だ!」
赤髪の男は臨戦態勢に入り、紫の薔薇をかざす。
「この薔薇には、遅延性だが毒が含まれている。これを吸っても一分の猶予は与えてやる。受けよ!殺薔薇微棘薫(キリング・ローズ・フレグランス)!」
ベルフェゴールは薔薇を全て破壊する。
「そんなバカな!」
「君は悪魔を知らない…悪魔の恐ろしさ、その身で知れ!」
「うわあああ!」
「なんだ!?」
優次が叫ぶ。
「どうしたんだ?」
「悪魔が出たようだ。行くぞ、桃!あと富樫!お前もついてこい!」
「おう!」
「は!?どういうことだよ!」
優次と桃の会話についていけていない富樫はなされるがままについていく。
「はぁ、はぁ…」
「優次!あれ!」
桃が指さす方を見る。
「出やがったな!ベルフェゴール!そいつを放せ!」
「…たす…け…」
赤髪の男が助けを求める。その手をベルフェゴールは踏みつける。
「全く…少し黙っててよ」
「桃!変身だ!」
「ウェディング・ファンファルダ・エクステ!ウェディング・チェンジ!お色直し!エンジェル・エガぺリア・ソード!愛の唄奏づ慈愛の熾天使!ウェディングソード!」
桃はウェディングソードに変身する。
「も、桃!?」
「話してる暇はねえ!いくぞ!」
ソードはベルフェゴールにキックをお見舞いする。しかしそれをロイダルネフが止める。
「ふふふ」
「兄さん!?」
優次が叫ぶ。以前戦った際に優次とロイダルネフが兄弟だと告げられたが、優次の兄だという。なるほど、優次が戸惑うわけだとソードは思った。
「優次!ロイダルネフはオレに任せろ!お前はその人を安全なところに!」
「分かった!」
優次が天使の姿になる。
「は!?優次までなんなんだよ!」
富樫の戸惑いをよそに赤髪の男を助けに行こうとする。しかし先程からソードと闘っていたはずのロイダルネフに妨害される。
「ぐわあ!」
「優次!畜生!待ってろ!」
富樫が戦場に向かう。
「てめえ!悪魔だかなんだか知らねえが、そいつを離しやがれ!」
ベルフェゴールに蹴りを入れる。
「すまねえ富樫!世話になっちまったな!けど、生身のお前に世話になるのも、これが最初で最後だ!受け取ってくれ!」
優次は富樫に向かって棒状の何かを投げる。それを受け取る富樫。
「な、なんだこれ!?」
「話は後だ!心に浮かんだセリフを叫ぶんだ!」
「お、おう!ウェディング・カタルシア・エクステ!」
呪文を唱えた後、富樫の服装が大幅に変わっていた。
白を基調とした薄い紫のドレスを纏っており、セーラー服のような襟とリボン、そしてパフスリーブは薄い青のようだ。また、腰布は透けている。
「悪を切り裂く孤高の大天使!エンジェルキャップ!」
決め台詞を放つ。
「クソ!また一人増えたか!」
「ぜってぇお前を倒す!食らえ!」
ドスを取り出しベルフェゴールに向かって一直線に向かう。
「その程度の武器で僕を倒せると思うな!」
「うっ!」
ベルフェゴールの攻撃が当たる。
「くそ…起き上がりにきぃぜ…こんな服じゃ自由にも動けねえ…」
「お色直しだ!」
ソードが叫ぶ。
「お、おいろなおし?」
「とにかく早く!」
「わ、分かった!ウェディング・チェンジ!お色直し!エンジェル・ノワルティア・キャップ!」
キャップの服もソードと似た形の服になった。紫のレオタード、白いスカート、レオタードと同じ色の胸当てとハイヒール、青い宝石のついた白いリボンにクロスのペンダント、これが今のキャップの姿である。
「うわ!スカート短っ!」
「キャップ!その姿では初めての戦いだろうから、俺が教える!お前の首についているクロスはさっき使ったセント・メスクリアになるんだ!それを使え!」
優次が指示を出す。キャップはそれに従い、クロスを持つ。クロスはセント・メスクリアに戻る。蓋を外す。
「セント・キャップ・ウィップ!」
鞭打つ音が聞こえる。
「痛い!僕をぶったな!」
「うるせえ!さっさとそいつを離せ!」
「…ふん!そこまで言うなら…ほらよ!」
「うぐっ」
ベルフェゴールは捕らえていた赤髪の男の鳩尾を拳で突き、キャップに乱暴に渡す。
「この野郎…ぜってぇ倒す!食らいやがれ!」
キャップが殴りかかろうとしたその時、金髪の男が現れた。
「そこまでだ、ベルフェゴール」
「る、ルシフェル様!?」
ルシフェルと呼ばれた男はキャップに近づく。
「久しぶりだな…我が妹ミカエル」
「妹!?」
優次とソードは驚く。言われた本人であるキャップはより驚いていた。
「なんだてめえ!それにおれは男だし、てめえの妹でもねえ!おれの兄貴は死んだ富樫源吉だけだ!」
「あの時もそうだったな…お前は兄に対して張り合ってばかり…まあいい。もうすぐこの人間界も我々のものになる。その時には、お前を…」
乾いた音が響く。キャップがルシフェルに鞭打ったのだ。
「気持ち悪い!そんな見え透いた嘘、だれも信じねえからな!」
ルシフェルは密かに笑みを浮かべる。
「まあいい。おい、ベルフェゴール、ロイダルネフ。帰るぞ」
悪魔たちはどこかに消える。
「ったく!なんなんだあの金髪キザ野郎!」
(ルシフェル…悪魔軍の中でもなかなかの実力者と聞くが、富樫と一体どういう関係なんだ…?)
優次はそのようなことを考えていた。
赤い髪の人間が道を歩いていた。
「ううむ、男塾は一体どこにあるんだろうか」
どうやら男塾を探しているらしい。そこにとある人物が現れた。
「君、男塾を探しているのかい?」
男塾の場所をよく知ると名乗る緑色の髪で青白い肌の男――ベルフェゴールである。
「なんだ貴様。見るからに怪しいぞ」
「見るからに怪しいだなんて人聞きが悪すぎないかい?お嬢さん」
「お嬢さんだと!?私は男だ!」
赤髪の男は臨戦態勢に入り、紫の薔薇をかざす。
「この薔薇には、遅延性だが毒が含まれている。これを吸っても一分の猶予は与えてやる。受けよ!殺薔薇微棘薫(キリング・ローズ・フレグランス)!」
ベルフェゴールは薔薇を全て破壊する。
「そんなバカな!」
「君は悪魔を知らない…悪魔の恐ろしさ、その身で知れ!」
「うわあああ!」
「なんだ!?」
優次が叫ぶ。
「どうしたんだ?」
「悪魔が出たようだ。行くぞ、桃!あと富樫!お前もついてこい!」
「おう!」
「は!?どういうことだよ!」
優次と桃の会話についていけていない富樫はなされるがままについていく。
「はぁ、はぁ…」
「優次!あれ!」
桃が指さす方を見る。
「出やがったな!ベルフェゴール!そいつを放せ!」
「…たす…け…」
赤髪の男が助けを求める。その手をベルフェゴールは踏みつける。
「全く…少し黙っててよ」
「桃!変身だ!」
「ウェディング・ファンファルダ・エクステ!ウェディング・チェンジ!お色直し!エンジェル・エガぺリア・ソード!愛の唄奏づ慈愛の熾天使!ウェディングソード!」
桃はウェディングソードに変身する。
「も、桃!?」
「話してる暇はねえ!いくぞ!」
ソードはベルフェゴールにキックをお見舞いする。しかしそれをロイダルネフが止める。
「ふふふ」
「兄さん!?」
優次が叫ぶ。以前戦った際に優次とロイダルネフが兄弟だと告げられたが、優次の兄だという。なるほど、優次が戸惑うわけだとソードは思った。
「優次!ロイダルネフはオレに任せろ!お前はその人を安全なところに!」
「分かった!」
優次が天使の姿になる。
「は!?優次までなんなんだよ!」
富樫の戸惑いをよそに赤髪の男を助けに行こうとする。しかし先程からソードと闘っていたはずのロイダルネフに妨害される。
「ぐわあ!」
「優次!畜生!待ってろ!」
富樫が戦場に向かう。
「てめえ!悪魔だかなんだか知らねえが、そいつを離しやがれ!」
ベルフェゴールに蹴りを入れる。
「すまねえ富樫!世話になっちまったな!けど、生身のお前に世話になるのも、これが最初で最後だ!受け取ってくれ!」
優次は富樫に向かって棒状の何かを投げる。それを受け取る富樫。
「な、なんだこれ!?」
「話は後だ!心に浮かんだセリフを叫ぶんだ!」
「お、おう!ウェディング・カタルシア・エクステ!」
呪文を唱えた後、富樫の服装が大幅に変わっていた。
白を基調とした薄い紫のドレスを纏っており、セーラー服のような襟とリボン、そしてパフスリーブは薄い青のようだ。また、腰布は透けている。
「悪を切り裂く孤高の大天使!エンジェルキャップ!」
決め台詞を放つ。
「クソ!また一人増えたか!」
「ぜってぇお前を倒す!食らえ!」
ドスを取り出しベルフェゴールに向かって一直線に向かう。
「その程度の武器で僕を倒せると思うな!」
「うっ!」
ベルフェゴールの攻撃が当たる。
「くそ…起き上がりにきぃぜ…こんな服じゃ自由にも動けねえ…」
「お色直しだ!」
ソードが叫ぶ。
「お、おいろなおし?」
「とにかく早く!」
「わ、分かった!ウェディング・チェンジ!お色直し!エンジェル・ノワルティア・キャップ!」
キャップの服もソードと似た形の服になった。紫のレオタード、白いスカート、レオタードと同じ色の胸当てとハイヒール、青い宝石のついた白いリボンにクロスのペンダント、これが今のキャップの姿である。
「うわ!スカート短っ!」
「キャップ!その姿では初めての戦いだろうから、俺が教える!お前の首についているクロスはさっき使ったセント・メスクリアになるんだ!それを使え!」
優次が指示を出す。キャップはそれに従い、クロスを持つ。クロスはセント・メスクリアに戻る。蓋を外す。
「セント・キャップ・ウィップ!」
鞭打つ音が聞こえる。
「痛い!僕をぶったな!」
「うるせえ!さっさとそいつを離せ!」
「…ふん!そこまで言うなら…ほらよ!」
「うぐっ」
ベルフェゴールは捕らえていた赤髪の男の鳩尾を拳で突き、キャップに乱暴に渡す。
「この野郎…ぜってぇ倒す!食らいやがれ!」
キャップが殴りかかろうとしたその時、金髪の男が現れた。
「そこまでだ、ベルフェゴール」
「る、ルシフェル様!?」
ルシフェルと呼ばれた男はキャップに近づく。
「久しぶりだな…我が妹ミカエル」
「妹!?」
優次とソードは驚く。言われた本人であるキャップはより驚いていた。
「なんだてめえ!それにおれは男だし、てめえの妹でもねえ!おれの兄貴は死んだ富樫源吉だけだ!」
「あの時もそうだったな…お前は兄に対して張り合ってばかり…まあいい。もうすぐこの人間界も我々のものになる。その時には、お前を…」
乾いた音が響く。キャップがルシフェルに鞭打ったのだ。
「気持ち悪い!そんな見え透いた嘘、だれも信じねえからな!」
ルシフェルは密かに笑みを浮かべる。
「まあいい。おい、ベルフェゴール、ロイダルネフ。帰るぞ」
悪魔たちはどこかに消える。
「ったく!なんなんだあの金髪キザ野郎!」
(ルシフェル…悪魔軍の中でもなかなかの実力者と聞くが、富樫と一体どういう関係なんだ…?)
優次はそのようなことを考えていた。