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Gatto che corre nel cielo notturno

「コンシリエーレ、どこにいるのですか。」
「もう7年・・・どこにいるのか。」
 国家情報院では、アンとチョが日常業務をこなしながらヴィンチェンツォに思いを馳せていた。
「あれからプラザには?」
「行っていません。アンさんは?」
「俺も行ってない。」
 各自のパソコンには彼の画像が表示されている。
「久しぶりにトトさんの店に行きませんか。」
 チョが提案した。
「そうだな。あの味が恋しい。」
「ヴィンツェンツォさんはトトさんのイタリア料理に最後まで首を横に振っていましたっけ。」
 ふふっ、と目を合わせて2人は笑う。
 その様子を窓の外から清掃業者の女性が慈しむように見ていた。



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