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君とはじめての夏

悠河「ん」


俺は片手にボールを持ち替え、下からそいつに投げた。

???「…」


そいつはボールを受け取めた後も、俺のことをずっと見たまま、ただ呆然としていた。


悠河(なんだコイツ…?)


そいつは何も言わず、ただ口をぽかんと開けているだけだった。


汗だくで今すぐにでも家に帰りたかった俺はそいつを後にし、家に引き返した。


「おーいおせーぞ」


「何してんのー」


ついさっきまで俺がいた方から、そんな声が聞こえて来た。


アイツがさっさとボールを持って戻らなかったから、きっと心配になって他の奴らが見に来たんだろう。


悠河「…変なヤツ」


俺は一人呟きながら、早歩きで家に帰った。





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