break cafe(トリコ/オールキャラ)
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「か、かしこまりました…」
オーダーを受ければ番号札をお渡ししてお好きなお席へ。と告げる
お客様が背を向けた瞬間私はコンロの前に立ってオーダー確認をする。
えっと、えっと、ミックスサンド、たまごハムサンド、カルボナーラ、ナポリタン、カレードリアにオムライス…後、日替わりランチに食後のコーヒーはお任せで…
「これ、本当にお一人で食べられるの…?」
そう口から溢れるのも致し方ないと思う。
通常、こんなオーダーを一人のお客様から…しかも待ち合わせでもパーティーでもないのにされたらお断りするのだけれど今回はそれが出来ない、それはこのオーダーが美食四天王・トリコからだったから。
トリコさんは確かに有名です…四天王一の食いしん坊だとお噂はかねがね聞き及んでおりました。ですがまさかのこんな何もない田舎のカフェに来られるなんて誰が想像できますか…!?
しかし幾ら嘆いた所でオーダーの数が減るわけでもないしむしろ今他のお客様が来店されては確実に詰む…!
一刻も早く一品でも仕上げなきゃ!そう思いエプロンを締め直せば調理に取り掛かる。
まずは直ぐに仕上げれるサンドイッチから、贔屓にさせてもらってる2本向こうの筋にあるパン屋さんの食パンを薄切りにして具を挟み耳を切り落とす。
ミックスサンドにたまごハムサンドが完成すればパスタ鍋に水を入れて湯を沸かす、その間に日替わりランチのサラダとサンドイッチを一緒にトレイに載せてお席へ。
「お待たせしました、まずこちらがミックスサンドにたまごハムサンド、そしてこちらが日替わりランチのサラダです。他のお料理もすぐお持ち致しますね。」
「お、待ってました!うまそー!」
嬉しそうにサンドイッチに手を付けるトリコさんを見ながらカウンターに戻りオーダー表に線を引き持っていった料理を消していく、
そこからは怒涛でした。
カルボナーラにナポリタンを持っていけばトリコさんのお席にサンドイッチとサラダが乗っていたお皿は空、
うちのサンドイッチは少し大振りに作らせて頂いてるだけにそんなペロリと完食されるとは思っていなかったのです。
少し驚きながらも空いたお皿と交換するようにパスタを置き次の料理、カレードリアとオムライスに取り掛かります。
カレードリアは冷蔵している自家製のものをオーブンで温めたらチーズを乗せて再びオーブンで加熱。
オムライスは今日の賄いがオムライスで良かったと心底思いながらトリコさんが来店する際に出来上がったチキンライスを卵で包みケチャップを掛ければ出来上がり、その2つをトレイに乗せ再びトリコさんのお席に行けばそこにあったはずのパスタ2つが空になったのお皿…
私は少し、いえ、とても驚きました。
顔には出しませんでしたが。
そして先程と同じ様に空いたお皿と交換するように新しいお料理を置き、ドリアの器が熱くなってる為お気を付けくださいとお声掛けをして再びカウンターへ
最後に日替わりランチを仕上げてそれをお持ちすれば…
もう驚きませんよ。
空になったお皿と交換するように日替わりランチをお届けしました。
カレードリアの器がまだ温かいのに中身はない事なんて私一度も経験したことありません。洗う時は気をつけないと、なんて素っ頓狂な事を考えながら器を冷やす様にお水につけます。
ここで少し一段落、何とかお料理は全て出し終えました。
後は食後のコーヒーをお出しして終わり…なのですがふとソファ席に座られてるトリコさんに顔をむければそれはそれは美味しそうに、楽しそうにお食事をなされていて…正直あそこまで嬉しそうにお食事をして下さるのでしたらこの程度の苦労どうってこと無いですね。と思わせる程でした。
暫くトリコさんを眺めていれば本当に一瞬、清々しい程綺麗に食べきり満足そうなお顔なものだからこっちまで嬉しくなってしまいました。
そういえば食パンの耳…と思いついた私はフライパンにバターをひと欠片落としてパンの耳を一口サイズに切り、炒めるように入れる。
ある程度焼色がついてきた頃少し粗めのお砂糖を振るいかけてお砂糖が溶け始めた具合で火を止める。
それを小皿に盛り付ければパンの耳ラスクの完成。
本当はお客様にお出しする代物ではないのだけれど…そう考えながらも甘くて少し苦いラスクに合う珈琲豆を選んで淹れる。
グリーハンター…香りが高く酸味と苦味が強いけれど後味はスッキリとキレがある豆。
きっとラスクの甘さとバランスが取れるはず、
淹れたコーヒーとラスクをトレイに乗せお席に伺いお声掛け。
「お待たせしました、こちら食後のコーヒーとラスクでございます。ラスクはサービスですのでよければお召し上がりください。」
「まじで、いいのか!サンキュー!甘いものが欲しかったところなんだ!」
そのお言葉に私は微笑みながら番号札を回収してカウンターに戻るとトリコさんの様子をうかがう、美味しそうにラスクを口に運びながら時たまコーヒーを口にしてその味の変化を楽しまれてるご様子で
私も頬が緩んでしまう。
因みにあの珈琲豆、別名“食いしん坊な美食屋”ってついてるんです。
あら、別にそれでトリコさんにお出ししたわけではありませんよ?ちゃんとバランスが取れるようにラスクをお出ししてますから。…あ。
…………この事は内緒ですよ?
オーダーを受ければ番号札をお渡ししてお好きなお席へ。と告げる
お客様が背を向けた瞬間私はコンロの前に立ってオーダー確認をする。
えっと、えっと、ミックスサンド、たまごハムサンド、カルボナーラ、ナポリタン、カレードリアにオムライス…後、日替わりランチに食後のコーヒーはお任せで…
「これ、本当にお一人で食べられるの…?」
そう口から溢れるのも致し方ないと思う。
通常、こんなオーダーを一人のお客様から…しかも待ち合わせでもパーティーでもないのにされたらお断りするのだけれど今回はそれが出来ない、それはこのオーダーが美食四天王・トリコからだったから。
トリコさんは確かに有名です…四天王一の食いしん坊だとお噂はかねがね聞き及んでおりました。ですがまさかのこんな何もない田舎のカフェに来られるなんて誰が想像できますか…!?
しかし幾ら嘆いた所でオーダーの数が減るわけでもないしむしろ今他のお客様が来店されては確実に詰む…!
一刻も早く一品でも仕上げなきゃ!そう思いエプロンを締め直せば調理に取り掛かる。
まずは直ぐに仕上げれるサンドイッチから、贔屓にさせてもらってる2本向こうの筋にあるパン屋さんの食パンを薄切りにして具を挟み耳を切り落とす。
ミックスサンドにたまごハムサンドが完成すればパスタ鍋に水を入れて湯を沸かす、その間に日替わりランチのサラダとサンドイッチを一緒にトレイに載せてお席へ。
「お待たせしました、まずこちらがミックスサンドにたまごハムサンド、そしてこちらが日替わりランチのサラダです。他のお料理もすぐお持ち致しますね。」
「お、待ってました!うまそー!」
嬉しそうにサンドイッチに手を付けるトリコさんを見ながらカウンターに戻りオーダー表に線を引き持っていった料理を消していく、
そこからは怒涛でした。
カルボナーラにナポリタンを持っていけばトリコさんのお席にサンドイッチとサラダが乗っていたお皿は空、
うちのサンドイッチは少し大振りに作らせて頂いてるだけにそんなペロリと完食されるとは思っていなかったのです。
少し驚きながらも空いたお皿と交換するようにパスタを置き次の料理、カレードリアとオムライスに取り掛かります。
カレードリアは冷蔵している自家製のものをオーブンで温めたらチーズを乗せて再びオーブンで加熱。
オムライスは今日の賄いがオムライスで良かったと心底思いながらトリコさんが来店する際に出来上がったチキンライスを卵で包みケチャップを掛ければ出来上がり、その2つをトレイに乗せ再びトリコさんのお席に行けばそこにあったはずのパスタ2つが空になったのお皿…
私は少し、いえ、とても驚きました。
顔には出しませんでしたが。
そして先程と同じ様に空いたお皿と交換するように新しいお料理を置き、ドリアの器が熱くなってる為お気を付けくださいとお声掛けをして再びカウンターへ
最後に日替わりランチを仕上げてそれをお持ちすれば…
もう驚きませんよ。
空になったお皿と交換するように日替わりランチをお届けしました。
カレードリアの器がまだ温かいのに中身はない事なんて私一度も経験したことありません。洗う時は気をつけないと、なんて素っ頓狂な事を考えながら器を冷やす様にお水につけます。
ここで少し一段落、何とかお料理は全て出し終えました。
後は食後のコーヒーをお出しして終わり…なのですがふとソファ席に座られてるトリコさんに顔をむければそれはそれは美味しそうに、楽しそうにお食事をなされていて…正直あそこまで嬉しそうにお食事をして下さるのでしたらこの程度の苦労どうってこと無いですね。と思わせる程でした。
暫くトリコさんを眺めていれば本当に一瞬、清々しい程綺麗に食べきり満足そうなお顔なものだからこっちまで嬉しくなってしまいました。
そういえば食パンの耳…と思いついた私はフライパンにバターをひと欠片落としてパンの耳を一口サイズに切り、炒めるように入れる。
ある程度焼色がついてきた頃少し粗めのお砂糖を振るいかけてお砂糖が溶け始めた具合で火を止める。
それを小皿に盛り付ければパンの耳ラスクの完成。
本当はお客様にお出しする代物ではないのだけれど…そう考えながらも甘くて少し苦いラスクに合う珈琲豆を選んで淹れる。
グリーハンター…香りが高く酸味と苦味が強いけれど後味はスッキリとキレがある豆。
きっとラスクの甘さとバランスが取れるはず、
淹れたコーヒーとラスクをトレイに乗せお席に伺いお声掛け。
「お待たせしました、こちら食後のコーヒーとラスクでございます。ラスクはサービスですのでよければお召し上がりください。」
「まじで、いいのか!サンキュー!甘いものが欲しかったところなんだ!」
そのお言葉に私は微笑みながら番号札を回収してカウンターに戻るとトリコさんの様子をうかがう、美味しそうにラスクを口に運びながら時たまコーヒーを口にしてその味の変化を楽しまれてるご様子で
私も頬が緩んでしまう。
因みにあの珈琲豆、別名“食いしん坊な美食屋”ってついてるんです。
あら、別にそれでトリコさんにお出ししたわけではありませんよ?ちゃんとバランスが取れるようにラスクをお出ししてますから。…あ。
…………この事は内緒ですよ?