何でもない写真(番外編)
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ホテルグルメのレストラン
久々の夫婦水入らずでの外泊、
見知った人物が料理長を勤めているからか
今日ここのホテルを取ってるからか
旦那はセットアップで揃えたシングルジャケットに私はニットのベストにスラックスという決めすぎず緩すぎず、
そんな普段のドレスコードより少しラフな格好でディナーを堪能していた。
「(名前)ちゃんってベスト着てる時はパスタ食べないよね」
カルボナーラを食べながらそう言ってくる旦那には目もくれず私は目の前のグラタンに手を付ける。
「だって服汚れるんだもん」
そう応えるが旦那は理解ができないようで頭にハテナを浮かべる
私は自分のグラタン皿を相手に押しやり旦那のカルボナーラを自分の元へ持ってくる、フォークに持ち替え麺を絡め取り口へ運ぶ。
勿論細心の注意を払いながら、しかしフォークに絡めた麺は重力に従うように少し垂れる。私はそのまま口へ運び垂れた麺を啜る。
するとどうだ、麺が跳ねてパスタソースが自分の胸元につく。
私の食べ方が悪いのではない、この胸のサイズのせいなのだ。極めつけは今日着ているニット素材のベストは柔らかく本来の胸のラインより少しゆったりと弛む、否が応でもこうなる。
旦那はその一連を見てようやく納得した様に「あー。」と言う
肘をついてる訳でもなければ犬食いしてるわけでもない。ただ姿勢良く座ってもテーブルに胸が乗りそうになる、するとやはりパスタと相性悪いのだ。特にクリームパスタ系は。
スプーンを使えばいいじゃないか、まれに親族からそそう言われることがある。勿論家の中での食事なら気にせず使うが外で食べるときはそうはいかない、私はそこまでお子様ではないしマナー違反とまでは行かないかもしれないがやはり褒められたものではない。
もしかしたら相手を不快にさせるかもしれない、ならばその選択肢を自分から回避するのが無難な行動だと言えるだろう。
自慢とも取られかねないこの悩みは実家の家族以外には滅多に話さない為家ではパスタを食べるが外食になった途端選択肢に入れない私を旦那が疑問に思うのは至極真っ当、そして私が旦那にこの話をしなかった理由はもう一つ。
「…白いパスタソースがそこにつくのは…駄目だよね」
これだ。
上胸のここにパスタソース…特にクリーム系のがつくのはイメージ的にあまりよろしくない。
私は手拭きでニットの胸元を拭いながら旦那をジト目で見る
良くない想像をしたのだろう、旦那は少しだけ気まずそうに顔を逸らす
交換したお皿を相手に返しグラタン皿を自分の元に戻して食事の続きをする。
旦那は相変わらず首を逸したまま口元を手で被っている。
(思春期の少年じゃないんだから。)
と想定していた通りの旦那の思考回路に少し呆れながらグラタンを掬って口へ運ぶ、変わらず私のその様子を眺めてる旦那の視線を気にしないようにしていればようやっと食事を再開する旦那。
全ての料理を食べ終わり顔を出してくれた小松君と少し談笑して彼が淹れてくた食後のコーヒーを堪能しているとふと手が触れる
私の手をなぞる様に甲を優しく撫でるその少し節の太い大きな手にくすぐったく思っていれば指が絡まる。
その動きは、感触はどこか官能的で
満たされた食欲に次いでくる欲を駆り立てるには充分だった
少しだけ、心臓がうるさい
絡まる指先から相手の腕、肩、首元、喉仏、顎先から鼻筋へ視線を動かそば彼と視線が交わる
ドクリ。
胸が高鳴る
普段はタレ目で、人懐っこい少し抜けた優しい瞳が私を鋭く捉える。
真面目な時や欲に忠実な時の目
私はこの目に弱い、捉えられたら最後。
逃してくれないから。
「鉄平君、」
「ん、」
私の呼びかけに短く返事をしながら絡まる指先がキュッと私の手を締める。
私は…今夜逃げれない
久々の夫婦水入らずでの外泊、
見知った人物が料理長を勤めているからか
今日ここのホテルを取ってるからか
旦那はセットアップで揃えたシングルジャケットに私はニットのベストにスラックスという決めすぎず緩すぎず、
そんな普段のドレスコードより少しラフな格好でディナーを堪能していた。
「(名前)ちゃんってベスト着てる時はパスタ食べないよね」
カルボナーラを食べながらそう言ってくる旦那には目もくれず私は目の前のグラタンに手を付ける。
「だって服汚れるんだもん」
そう応えるが旦那は理解ができないようで頭にハテナを浮かべる
私は自分のグラタン皿を相手に押しやり旦那のカルボナーラを自分の元へ持ってくる、フォークに持ち替え麺を絡め取り口へ運ぶ。
勿論細心の注意を払いながら、しかしフォークに絡めた麺は重力に従うように少し垂れる。私はそのまま口へ運び垂れた麺を啜る。
するとどうだ、麺が跳ねてパスタソースが自分の胸元につく。
私の食べ方が悪いのではない、この胸のサイズのせいなのだ。極めつけは今日着ているニット素材のベストは柔らかく本来の胸のラインより少しゆったりと弛む、否が応でもこうなる。
旦那はその一連を見てようやく納得した様に「あー。」と言う
肘をついてる訳でもなければ犬食いしてるわけでもない。ただ姿勢良く座ってもテーブルに胸が乗りそうになる、するとやはりパスタと相性悪いのだ。特にクリームパスタ系は。
スプーンを使えばいいじゃないか、まれに親族からそそう言われることがある。勿論家の中での食事なら気にせず使うが外で食べるときはそうはいかない、私はそこまでお子様ではないしマナー違反とまでは行かないかもしれないがやはり褒められたものではない。
もしかしたら相手を不快にさせるかもしれない、ならばその選択肢を自分から回避するのが無難な行動だと言えるだろう。
自慢とも取られかねないこの悩みは実家の家族以外には滅多に話さない為家ではパスタを食べるが外食になった途端選択肢に入れない私を旦那が疑問に思うのは至極真っ当、そして私が旦那にこの話をしなかった理由はもう一つ。
「…白いパスタソースがそこにつくのは…駄目だよね」
これだ。
上胸のここにパスタソース…特にクリーム系のがつくのはイメージ的にあまりよろしくない。
私は手拭きでニットの胸元を拭いながら旦那をジト目で見る
良くない想像をしたのだろう、旦那は少しだけ気まずそうに顔を逸らす
交換したお皿を相手に返しグラタン皿を自分の元に戻して食事の続きをする。
旦那は相変わらず首を逸したまま口元を手で被っている。
(思春期の少年じゃないんだから。)
と想定していた通りの旦那の思考回路に少し呆れながらグラタンを掬って口へ運ぶ、変わらず私のその様子を眺めてる旦那の視線を気にしないようにしていればようやっと食事を再開する旦那。
全ての料理を食べ終わり顔を出してくれた小松君と少し談笑して彼が淹れてくた食後のコーヒーを堪能しているとふと手が触れる
私の手をなぞる様に甲を優しく撫でるその少し節の太い大きな手にくすぐったく思っていれば指が絡まる。
その動きは、感触はどこか官能的で
満たされた食欲に次いでくる欲を駆り立てるには充分だった
少しだけ、心臓がうるさい
絡まる指先から相手の腕、肩、首元、喉仏、顎先から鼻筋へ視線を動かそば彼と視線が交わる
ドクリ。
胸が高鳴る
普段はタレ目で、人懐っこい少し抜けた優しい瞳が私を鋭く捉える。
真面目な時や欲に忠実な時の目
私はこの目に弱い、捉えられたら最後。
逃してくれないから。
「鉄平君、」
「ん、」
私の呼びかけに短く返事をしながら絡まる指先がキュッと私の手を締める。
私は…今夜逃げれない
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