短編
名前
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「すみません梓さん、急用で帰らせてもらいます」
「えっ、安室さん?」
スマホのバイブ音がなったので、見ると彼女…名前からのメールで『透君に会いたい』
エプロンを梓さんに押し付けて、違反にならないギリギリの速度で僕と彼女の愛の巣に向かう。
尻ポケットからカギを取り出して扉を開けると、部屋の隅で体育座りをしている名前が目に入った。
「ただいま。
僕も名前に会いたくて急いで帰って来たよ」
「お仕事は…?」
「仕事より名前の方が大事だよ」
「透君好きっ!」
「僕も名前が好きだよ」
両手を広げれば名前が飛び込んで来たので、ぎゅっと抱き締めた。
苦しいなんて言ってるけど、その声は幸せそうだ。
「それで?
ずいぶんかわいいメールをくれたけど、職場で嫌な事があったのかな?」
「ううん。職場じゃなくて、通勤中に嫌な事があったの。
電車内でおばさんのくしゃみのツバがかかったの。絶対わざとだよ」
「それはそれは…」
「透君がマスクして出掛けなさいって言わなかったら、顔全体にかかってたよ。
しかもそのおばさん謝らないのー!
すぐに公衆トイレで顔を洗って、家に帰って来て洗ったけど、まだ不快なの!!」
だから名前は働かなくていい、僕が養ってあげるって前に言ったのに。
今日中に職場に電話して、辞めるように言わないと。
それにしても名前のかわいいお顔に雑菌をつけるなんて…。
「こっちを向いてごらん」
「慰めてくれるの?」
「消毒だよ」
名前の可愛いお顔をぺろっと舐めたら、ひゃあっ、と可愛い鳴き声。
「とおるく、」
「きれいに…んっ、しましょうねぇ」
お顔をぺろぺろしていると、名前の呼吸が乱れてきた。
消毒とは関係無いお耳の穴に、舌をねじこませると、お顔がだんだんとえっちになって、俺の下半身のあれがおっきくなった。
「消毒は、もういいよぉ…顔がびちゃびちゃする……」
「じゃあ一緒にお風呂に入ろうね」
「ん…はいる」
この後、お風呂でめちゃめちゃに抱き潰したのは言うまでもない。