風見パパになる番外編
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風見side
「おかえり風見!」
「はい。ただいま帰りました」
七月七日。
今日は七夕の日なので、街中で笹に短冊が飾られているのがいくつも目に入った。
さすがに名字さんに笹プレゼントは無理だから、昨夜に短冊を作った。といっても紙を切っただけだが。
日頃自分に尽くしてくれてる名字さんのために、自分が願いを叶えられそうなものがあったら、叶えてあげたいと思う。
着替えてから手洗い、うがい、顔洗いをして名字さんの元に向かう途中、酢飯のような匂いがする。
テーブルを見れば、ちらし寿司とあさりの味噌汁。
ハロウィンの時もそうだったが、晩御飯をイベント仕様に着飾る。イベント好きな子どもみたいだが、そこがまた可愛い。
「「いただきます」」
ニンジンが星形で、細長く切ったキュウリもカーブの形に盛りつけられて、天の川をイメージしているのが分かる。
崩すのはもったいないが、食べないと名字さんが悲しむ。何より俺が腹減ってる。
ぱくりと食べれば口いっぱいに上手さが広がる。
あさりの味噌汁も俺好みの味付けで美味い。
あっという間に食べ終わった俺は、一生懸命食べている名字さんの顔をじっと見た。
頬が少し赤くなってきたな。可愛い、照れてるのか。
「…風見、カッコいい顔でじっと見られたら食べづらいよ」
「名字さんが可愛いから見たくなるんですよ」
「カッコいい顔でじっと見られる私の立場を考えて。どきどきしちゃうでしょ」
俺からすると、可愛い名字さんに見られて食事すると食が進むが…。
いっぱい食べてねと言われたら無限に食べれそうだ。
まあ、あんまりいじめるとかわいそうだから、時々見るくらいにしよう。
「ふぅ…ごちそうさま」
「ごちそうさまでした。
今日も美味しかったです」
「ん…ありがと」
食器を洗い終わって、イスにちょこんと座っている名字さんに短冊を渡した。
願いごとを書いてくださいと言えばペンを手にとって「風見はまだ見ないでね」と言われ。背を向ければ文字を書いている音が聞こえる。
「こっち向いて」
「はい」
「嫌だったら破っていいよ」
「っ、嬉しいに決まってるでしょう」
抱き上げて、可愛い可愛い名字さんの顔いっぱいに口づけをする。
顔を真っ赤にして息も乱れて、それでも「もっと」とおねだりするから、たくさん口づけして可愛がった。
「かざみ…もう、つかれたよ」
「それでは少し休憩して、一緒にお風呂に入りましょうね」
「ん……」
短冊に願い事を書かなくても、俺は名字さんを離す気なんて一ミリも無い。
これからもずっと一緒ですよ、名字さん。
願いごと
風見とずっと一緒にいる!
「おかえり風見!」
「はい。ただいま帰りました」
七月七日。
今日は七夕の日なので、街中で笹に短冊が飾られているのがいくつも目に入った。
さすがに名字さんに笹プレゼントは無理だから、昨夜に短冊を作った。といっても紙を切っただけだが。
日頃自分に尽くしてくれてる名字さんのために、自分が願いを叶えられそうなものがあったら、叶えてあげたいと思う。
着替えてから手洗い、うがい、顔洗いをして名字さんの元に向かう途中、酢飯のような匂いがする。
テーブルを見れば、ちらし寿司とあさりの味噌汁。
ハロウィンの時もそうだったが、晩御飯をイベント仕様に着飾る。イベント好きな子どもみたいだが、そこがまた可愛い。
「「いただきます」」
ニンジンが星形で、細長く切ったキュウリもカーブの形に盛りつけられて、天の川をイメージしているのが分かる。
崩すのはもったいないが、食べないと名字さんが悲しむ。何より俺が腹減ってる。
ぱくりと食べれば口いっぱいに上手さが広がる。
あさりの味噌汁も俺好みの味付けで美味い。
あっという間に食べ終わった俺は、一生懸命食べている名字さんの顔をじっと見た。
頬が少し赤くなってきたな。可愛い、照れてるのか。
「…風見、カッコいい顔でじっと見られたら食べづらいよ」
「名字さんが可愛いから見たくなるんですよ」
「カッコいい顔でじっと見られる私の立場を考えて。どきどきしちゃうでしょ」
俺からすると、可愛い名字さんに見られて食事すると食が進むが…。
いっぱい食べてねと言われたら無限に食べれそうだ。
まあ、あんまりいじめるとかわいそうだから、時々見るくらいにしよう。
「ふぅ…ごちそうさま」
「ごちそうさまでした。
今日も美味しかったです」
「ん…ありがと」
食器を洗い終わって、イスにちょこんと座っている名字さんに短冊を渡した。
願いごとを書いてくださいと言えばペンを手にとって「風見はまだ見ないでね」と言われ。背を向ければ文字を書いている音が聞こえる。
「こっち向いて」
「はい」
「嫌だったら破っていいよ」
「っ、嬉しいに決まってるでしょう」
抱き上げて、可愛い可愛い名字さんの顔いっぱいに口づけをする。
顔を真っ赤にして息も乱れて、それでも「もっと」とおねだりするから、たくさん口づけして可愛がった。
「かざみ…もう、つかれたよ」
「それでは少し休憩して、一緒にお風呂に入りましょうね」
「ん……」
短冊に願い事を書かなくても、俺は名字さんを離す気なんて一ミリも無い。
これからもずっと一緒ですよ、名字さん。
願いごと
風見とずっと一緒にいる!