風見パパになる番外編
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コナンside
明日は三月十四日。ホワイトデー。
バレンタインデーにチョコレート等を貰った男性が、お返しとして女性に贈る日だ。
二月十四日に俺は友達のなまえちゃんからチョコレートを貰った。
小学生とは思えないくらい味が完成されていてすごく美味く、あっという間に間食したのが記憶に残ってる。
そのチョコレートのお返しを何にするかと四日前から悩んでいるのだが…。
灰原にお返しは何を貰ったら嬉しいかと訊いたらフサエブランドと返ってきた。小学一年生が欲しがる訳ねーだろと却下。
歩美ちゃんに訊くのは何か違う気がするし…。
「(小学生の喜ぶ物って何だ?わかんねー)」
がしがしと頭を掻いていると本を読んでいる蘭の姿が目に入った。
タイトルを見るとどうやらレシピ本のようだ。
「(レシピ本か…)
ねえ蘭姉ちゃん、それ見せて?」
「料理の練習するの?」
「料理っていうか友達から貰ったチョコレートのお返しを悩んでて…」
「友達?」
「うん、なまえちゃんだよ」
「ああ!
ホームズの話を聞いてくれる子ね!」
それなら料理本じゃなくてこっちと持ってきたのはお菓子作りの本。
パラパラとページをめくって見たが、いっぱいありすぎてどれが良いのか分からない。
「うーん…」
「コナン君、お菓子作りの経験は?」
「いや…」
「じゃあクッキーどうかな?
ちょうど材料があるし…コナン君、一緒に作ろう?」
「なまえちゃん、朝昼夜の食事とお菓子を作ってるんだ。
作ってもなまえちゃんに敵わないよ」
もうこうなったら駄菓子の詰め合わせで良いんじゃないか…?と思っていたら、蘭はそれは違うと首を横に振った。
「敵う敵わないじゃなくて、大事なのは気持ちじゃないかな?」
「気持ち…」
「コナン君がなまえちゃんを想って作ったら、ありがとうって喜んでくれるよ」
「そうか…うん、決めた。
蘭姉ちゃん、僕クッキー作るよ」
なまえちゃんが喜んでくれる顔を想像しながら俺は蘭と一緒にクッキー作りをした。
自分一人だったらこんな美味く作れなかっただろうキレイな形のクッキーを買ってきた袋に詰めて、ピンクのリボンできつく縛った。明日が楽しみだ。
明日は三月十四日。ホワイトデー。
バレンタインデーにチョコレート等を貰った男性が、お返しとして女性に贈る日だ。
二月十四日に俺は友達のなまえちゃんからチョコレートを貰った。
小学生とは思えないくらい味が完成されていてすごく美味く、あっという間に間食したのが記憶に残ってる。
そのチョコレートのお返しを何にするかと四日前から悩んでいるのだが…。
灰原にお返しは何を貰ったら嬉しいかと訊いたらフサエブランドと返ってきた。小学一年生が欲しがる訳ねーだろと却下。
歩美ちゃんに訊くのは何か違う気がするし…。
「(小学生の喜ぶ物って何だ?わかんねー)」
がしがしと頭を掻いていると本を読んでいる蘭の姿が目に入った。
タイトルを見るとどうやらレシピ本のようだ。
「(レシピ本か…)
ねえ蘭姉ちゃん、それ見せて?」
「料理の練習するの?」
「料理っていうか友達から貰ったチョコレートのお返しを悩んでて…」
「友達?」
「うん、なまえちゃんだよ」
「ああ!
ホームズの話を聞いてくれる子ね!」
それなら料理本じゃなくてこっちと持ってきたのはお菓子作りの本。
パラパラとページをめくって見たが、いっぱいありすぎてどれが良いのか分からない。
「うーん…」
「コナン君、お菓子作りの経験は?」
「いや…」
「じゃあクッキーどうかな?
ちょうど材料があるし…コナン君、一緒に作ろう?」
「なまえちゃん、朝昼夜の食事とお菓子を作ってるんだ。
作ってもなまえちゃんに敵わないよ」
もうこうなったら駄菓子の詰め合わせで良いんじゃないか…?と思っていたら、蘭はそれは違うと首を横に振った。
「敵う敵わないじゃなくて、大事なのは気持ちじゃないかな?」
「気持ち…」
「コナン君がなまえちゃんを想って作ったら、ありがとうって喜んでくれるよ」
「そうか…うん、決めた。
蘭姉ちゃん、僕クッキー作るよ」
なまえちゃんが喜んでくれる顔を想像しながら俺は蘭と一緒にクッキー作りをした。
自分一人だったらこんな美味く作れなかっただろうキレイな形のクッキーを買ってきた袋に詰めて、ピンクのリボンできつく縛った。明日が楽しみだ。