風見パパになる番外編
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もう眠いのでお休みなさいと言ってから自室に向かった。
はぁ…と息を吐けば、白い息が見える。さっさと布団の中に入って寝よう。
毛布をめくってくるりとくるまるが、布団が冷たくてすごく寒い。風見に引っ付いてる方が暖かい。
風見の部屋に向かった私はノックしてからドアノブを捻って開ける。
「風見、入るね」
「…名字さん?」
布団の中に足だけ入ってスマホゲームをしている風見の横にぴったりとくっつけば温もりで暖かい。
「布団が寒かったんですか?」
「ん…」
スマホの電源を落としてからメガネを外して、布団の近くにある一人用の小さい机の上に置いた。
たった数十秒離れただけなのに寒くなって、ぎゅっと抱きつく。
「ゲームやめちゃったの?」
「ええ。
ゲームより名字さんと一緒にいる時間の方が大切なので」
私を抱きしめて布団の中に潜った風見に、もっとぽかぽかしたいとおねだりすると、リモコンで電気を暗くしてからおでこや頬、目尻にたくさんキスしてくれた。
暗くてどこにキスされるか分からなくて、風見に触れられて、どきどきして身体が熱くなってくる。
「もう、いいよ…っ」
「そうですか…。
では、最後に一回だけ…」
唇の横にちゅっ…とキスされて、見えてるんじゃないかって疑うくらい焦らしてくる。
だったら唇にしてくれたって━━いやいや何考えているんだ私。
風見とは付き合ってる訳じゃないんだから。
さっきまで眠かったのに何だか目が覚めてきた。
おねだりした私も悪いけど、たくさんキスしてくれた風見も悪い。
「ぽかぽかになったでしょう?
良い子だからもう寝ましょうね」
「…いじわる」
「はい?」