風見パパになる番外編
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今日も風見と一緒にお風呂に入ってドライヤーで髪を乾かしてもらう。
いつもだったらお風呂上がりにアイスを食べるが、気温が下がって寒いでしょうからアイスはやめましょう。
昨日の夜に風見が言ったので、口とお腹がすごく寂しい。
「はぁ…」
アイス食べたい。
独り暮らしの時は冬でも好き勝手食べてたから、冬のアイスを制限されると辛い。
風見は私の気も知らず、ヤカンでお湯を沸かし始めた。
お茶でも飲むのかな。それとも白湯だろうか。
ここにいてもやることないから歯を磨いて来ようかな。
洗面所に向かおうとすれば、待ってくださいと呼び止められる。
「白湯飲まないよ」
「白湯じゃないですよ」
「お茶も飲まないよ」
「お茶でもないですよ。
大人しくそこで待っててくださいね」
家には水とお茶しかないはずだけど…。
言われた通りイスに座って待っていると、甘い匂いがしてきた。
風見は自分と私のコップを持って来てテーブルに置いた。中を覗けばココアが入ってる。
仕事の休憩中にスーパー寄って、わざわざ私のために買って来たのだろう。
「アイスはお腹壊しちゃうので…自分と一緒にココアを飲みましょう」
「ココア…!」
「甘いの好きでしょう?」
「好き!」
コップを持って、ふーふー息を吹きかけてから一口飲んだ。
風見が私の顔を見つめてるから「美味しいよ」と言えば安心したのか息を吐いた。
私を想ってココアの粉にお湯を注いだから美味しいに決まってるのに。
だけど…。
「ココアより風見のキスの方が甘いよ」
「ほんと、名字さんは…!」
風見は私を抱き上げて頬にたくさんキスをしてくれた。
最後に、ちゅっ…と目尻にキスをして、イスに座らせてから頭を優しく撫でられる。
風見に触れられて、さっきより身体があつい。
飲みかけのココアを口に含んだらもう冷たくなっていて。
あつくなった身体をココアで冷ますのが何だかクセになりそう。
「ね、パパ。
明日も明後日も…冬はずーっと、パパのキスとココアが欲しいな」