風見パパになる番外編
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風見side
「パパ…して欲しいの」
上目使いでお願いしてきた名字さん…ではなくなまえがすごく可愛い。
なまえの小さな手のひらには綿棒とティッシュが乗せられている。
今日は一週間に一度の日…耳のお掃除だ。
「では、横になってもらえますか?」
「ん…」
ティッシュを地面に置いて綿棒を受けとると、なまえは俺の膝の上に寝そべった。
「手前を攻めますね」
耳穴を傷つけないように、力を込めずに優しく耳垢を取ってティッシュに置く。
初めは声を出さないようにと我慢しているが、だんだん気持ち良くなって我慢できずに熱のこもった声がこぼれてしまうのがすごく可愛い。
「気持ち良い、ですか?」
「ふぁ…気持ちいい…。
パパ、もっと奥、欲しい」
「奥はダメだと言ってるでしょう?
いくら気持ち良いからって、奥まで突っ込んでキズついたらどうするんですか」
「やだやだ、奥、かき回して欲しい。
だってパパ、すごく気持ち良いの」
「まったく…」
こうもおねだりされたら断れない。
綿棒をゆっくりと奥へと入れる。
くるりと一回まわしてから、すっと手前に持ってきて耳穴から綿棒を離した。
「ふわぁぁ…!」
「…はい、おしまいです」
「えっ…もう、おしまい?
ねぇパパ、あと一回だけ、ね?」
ころんと転がって、逆の左耳をアピールするなまえ。
服の裾をきゅっと握って、頭をぐりぐりと俺の腹に擦り付けるものだから、可愛くてついつい首を縦に振ってしまう。
「あと一回、だけですよ」
降谷side
なまえちゃんは名字じゃないかと疑っている。
会話でボロをださないか風見の家に盗聴機を仕掛けて自室で聞いていた。
ジュゥゥとなまえちゃんが何かを焼いている音が聞こえる。
風見のために夕飯を作っているのか。羨ましい。
しばらく経つと風見の声が聞こえた。
なまえちゃんがおかえりと言ってるので帰って来たのだろう。
今日のメニューはチャーハン、ギョーザ、スープらしい。
デザートはギョーザの余った皮にリンゴを包んで焼いたもの。
僕もなまえちゃんの料理が食べたい。
何で二人のゲロ甘の会話を聞きながら、コンビニで買って来たおにぎりを一人虚しく食わないといけないんだ。
自分で盗聴機を仕掛けておきながらすごくイライラしてきた。
『パパ、お風呂、いっしょ、準備した』
『では、洗い終わったら一緒に入りましょうね』
『ん、入る』
ああ、僕もなまえちゃんとお風呂に入りたい。
さすがに、お風呂場には盗聴機を仕掛けていないので今のうちにシャワーを浴びて来よう。
「…まだお風呂から出てきてないのか」
濡れた頭をタオルでガシガシと拭いてから三十分。
盗聴機から二人分の足音が聞こえてきた。
ようやっとお風呂から出てきたのか。やけにお風呂の時間が長かったな。ぬるま湯の浴槽にゆっくり浸かっていたのだろうか。
『パパ…して欲しいの』
『では、横になってもらえますか?』
『ん…』
…は?
まてまてまて、今から何をおっぱじめようとしてるんだ。
手前を攻める…それってアレの事しかないよな。
『気持ち良い、ですか?』
『ふぁ…気持ちいい…。
パパ、もっと奥、欲しい』
『奥はダメだと言ってるでしょう?
いくら気持ち良いからって、奥まで突っ込んでキズついたらどうするんですか』
『やだやだ、奥、かき回して欲しい。
だってパパ、すごく気持ち良いの』
『まったく…』
なまえちゃんが好きな人…名字と疑っているのに、風見に抱かれているのを分かっていて黙っている訳にはいかない。
今すぐ妨害してやる。
思い立ったらすぐ行動。
僕はスマホを手にとって風見の携帯番号を打ち込んだ。
お掛けになった電話番号は…とスマホから無機質な声が。
無視か、無視なのか。出るまで何度だって掛けてやるからな。
六回掛け直して三コール目。
ようやっと電話が繋がった。
「風見…お前、なまえちゃんといかがわしいことしてるな」
『はあ…?』
「とぼけだってそうはいかないからな。
今すぐ、いかがわしい行為をやめろ」
『いかがわ…?
お風呂に入って、なまえの耳掃除しただけですけど。
あっ、こらなまえ。電話中だからって自分の分まで食べようとしないでください。アイス半分に分けたでしょう』
み、耳掃除?
さっきの会話は耳掃除だったのか…?
だとしたら僕はとんでもない勘違いをしていたんじゃ…!
「…いや、何でもない。
電話は気にしないでくれ。おやすみ風見」
『はい、おやすみなさい』
風見との通話を終了させて僕は深いため息を吐いた。
「ダメだな…。
完全に思考がおかしくなってる」
そうだよな。
普通に考えたら大人と子供がするわけない。完全に寝不足で疲れてる。
今日はもう布団に入って寝るか。
明日なまえちゃんと風見が外出した後、扉のカギをピッキングして盗聴機を取り外しに行こう。
「僕には二人のゲロ甘の会話はキツすぎる…」
「パパ…して欲しいの」
上目使いでお願いしてきた名字さん…ではなくなまえがすごく可愛い。
なまえの小さな手のひらには綿棒とティッシュが乗せられている。
今日は一週間に一度の日…耳のお掃除だ。
「では、横になってもらえますか?」
「ん…」
ティッシュを地面に置いて綿棒を受けとると、なまえは俺の膝の上に寝そべった。
「手前を攻めますね」
耳穴を傷つけないように、力を込めずに優しく耳垢を取ってティッシュに置く。
初めは声を出さないようにと我慢しているが、だんだん気持ち良くなって我慢できずに熱のこもった声がこぼれてしまうのがすごく可愛い。
「気持ち良い、ですか?」
「ふぁ…気持ちいい…。
パパ、もっと奥、欲しい」
「奥はダメだと言ってるでしょう?
いくら気持ち良いからって、奥まで突っ込んでキズついたらどうするんですか」
「やだやだ、奥、かき回して欲しい。
だってパパ、すごく気持ち良いの」
「まったく…」
こうもおねだりされたら断れない。
綿棒をゆっくりと奥へと入れる。
くるりと一回まわしてから、すっと手前に持ってきて耳穴から綿棒を離した。
「ふわぁぁ…!」
「…はい、おしまいです」
「えっ…もう、おしまい?
ねぇパパ、あと一回だけ、ね?」
ころんと転がって、逆の左耳をアピールするなまえ。
服の裾をきゅっと握って、頭をぐりぐりと俺の腹に擦り付けるものだから、可愛くてついつい首を縦に振ってしまう。
「あと一回、だけですよ」
降谷side
なまえちゃんは名字じゃないかと疑っている。
会話でボロをださないか風見の家に盗聴機を仕掛けて自室で聞いていた。
ジュゥゥとなまえちゃんが何かを焼いている音が聞こえる。
風見のために夕飯を作っているのか。羨ましい。
しばらく経つと風見の声が聞こえた。
なまえちゃんがおかえりと言ってるので帰って来たのだろう。
今日のメニューはチャーハン、ギョーザ、スープらしい。
デザートはギョーザの余った皮にリンゴを包んで焼いたもの。
僕もなまえちゃんの料理が食べたい。
何で二人のゲロ甘の会話を聞きながら、コンビニで買って来たおにぎりを一人虚しく食わないといけないんだ。
自分で盗聴機を仕掛けておきながらすごくイライラしてきた。
『パパ、お風呂、いっしょ、準備した』
『では、洗い終わったら一緒に入りましょうね』
『ん、入る』
ああ、僕もなまえちゃんとお風呂に入りたい。
さすがに、お風呂場には盗聴機を仕掛けていないので今のうちにシャワーを浴びて来よう。
「…まだお風呂から出てきてないのか」
濡れた頭をタオルでガシガシと拭いてから三十分。
盗聴機から二人分の足音が聞こえてきた。
ようやっとお風呂から出てきたのか。やけにお風呂の時間が長かったな。ぬるま湯の浴槽にゆっくり浸かっていたのだろうか。
『パパ…して欲しいの』
『では、横になってもらえますか?』
『ん…』
…は?
まてまてまて、今から何をおっぱじめようとしてるんだ。
手前を攻める…それってアレの事しかないよな。
『気持ち良い、ですか?』
『ふぁ…気持ちいい…。
パパ、もっと奥、欲しい』
『奥はダメだと言ってるでしょう?
いくら気持ち良いからって、奥まで突っ込んでキズついたらどうするんですか』
『やだやだ、奥、かき回して欲しい。
だってパパ、すごく気持ち良いの』
『まったく…』
なまえちゃんが好きな人…名字と疑っているのに、風見に抱かれているのを分かっていて黙っている訳にはいかない。
今すぐ妨害してやる。
思い立ったらすぐ行動。
僕はスマホを手にとって風見の携帯番号を打ち込んだ。
お掛けになった電話番号は…とスマホから無機質な声が。
無視か、無視なのか。出るまで何度だって掛けてやるからな。
六回掛け直して三コール目。
ようやっと電話が繋がった。
「風見…お前、なまえちゃんといかがわしいことしてるな」
『はあ…?』
「とぼけだってそうはいかないからな。
今すぐ、いかがわしい行為をやめろ」
『いかがわ…?
お風呂に入って、なまえの耳掃除しただけですけど。
あっ、こらなまえ。電話中だからって自分の分まで食べようとしないでください。アイス半分に分けたでしょう』
み、耳掃除?
さっきの会話は耳掃除だったのか…?
だとしたら僕はとんでもない勘違いをしていたんじゃ…!
「…いや、何でもない。
電話は気にしないでくれ。おやすみ風見」
『はい、おやすみなさい』
風見との通話を終了させて僕は深いため息を吐いた。
「ダメだな…。
完全に思考がおかしくなってる」
そうだよな。
普通に考えたら大人と子供がするわけない。完全に寝不足で疲れてる。
今日はもう布団に入って寝るか。
明日なまえちゃんと風見が外出した後、扉のカギをピッキングして盗聴機を取り外しに行こう。
「僕には二人のゲロ甘の会話はキツすぎる…」