風見パパになる
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「おかえり風見」
「ただいま帰りました」
「今日は卵が安かったからカルボナーラにしてみたよ。あとサラダとスープね。食後にプリンあるよ」
「今日も夕食ありがとうございます」
「風見もお仕事お疲れ様」
風見が着替えと手洗いうがい顔洗いをしている間に料理を盛りつけて、椅子に座って一緒にいただきますをした。
今日も美味しいって言って食べてくれる風見の笑顔を見てるだけで幸せだなあってサラダを食べながら思ってたら、風見が私の顔をじっと見てきた。
「カルボナーラって普段食べないんですよね。
名字さんがまだなまえじゃない時、カップラーメンばかりでしたから」
「あとチョコレートでしょ?」
「ええ。あの時は仕事が恋人みたいな感じでしたが…。
今は名字さんのハートが入っているお弁当が毎日食べれて、家に帰ったら名字さんが居て凄く嬉しいんです」
風見が少しでも喜ぶと良いなと思って海苔を使ったり卵焼きを使ったりしてハートを作っていたけど、そんなに嬉しかったんだ。ありがた迷惑じゃなくて良かったな。
けどいつかはこの生活も終わってしまうと考えると嫌だな。いつか風見は私じゃない女と結婚しちゃうんだ。
「ずっとこの生活は叶わないと解っていますけど、名字さんと一緒に暮らしているのがとても幸せです」
「風見が良いなら元の姿に戻っても一緒に暮らそうよ。ダメ?」
「名字さん…」
もしかして今のは気を使って言ったのかな。
今の発言は無かった事にして欲しいと言おうとしたら、風見が立ち上がって私に近づいて来たと思ったらひょいと抱き上げられた。
「前から聞きたかったのですが、その…。
名字さんは自分の事、好きですか」
「好きだよ」
「それはその…自分…と籍を、入れても良いって事ですかっ」
「とせきをいれる?」
「…はい?」
「とせき…どせき…土石?」
意味がよく分からないよと言えば、なぜか顔が赤くなって再び私を椅子に座らせた。
「その…さっきのは忘れてください」
「うん?」
ご飯を食べ終わったら、冷蔵庫からプリンを取り出して持ってきてくれた。
お礼を言ったら頬にちゅってしてくれたからどきどきしちゃう。
「名字さんの頬とプリン、どちらが柔らかくて甘いですかね…?」
「プリンでしょ」
「実際に食べないと分かりませんよ。
では、いただきます」
「いただきます」
スプーンで掬うとプリンがぷるぷるした。うん、柔らかさは大丈夫だ。
一口食べると甘いのが口いっぱいに広がって幸せな気分になる。
けどプリンより風見の唇の方が甘いなあ。
「…ごちそうさまでした。
やっぱりプリンは柔らかくて甘いのが良いですね」
「うん。
今回のは結構上手く作れた」
「ええ、とても美味しかったです。
ですが…名字さんの方が柔らかくて甘かったです」
「私もね、風見の唇の方が甘いなって思ったの」
「名字さん…」
だから風見からのキスたくさん欲しいな。甘い声で風見におねだりしたら、私を甘やかしてくれるを知ってるよ。
風見のかっこいい顔が迫ってきて、どきどきしながらキスを待ってると風見のスマホが鳴って、私に一言謝ってから電話を取った。
「はい、その件については…」
「パパ、かまって」
「ああ、相手は降谷さんなのでなまえじゃなくて大丈夫ですよ」
「じゃあ降谷さんに伝えて。
風見と私の邪魔しないでって」
「えっと…これは仕事の話ですし…すみません」
「食器洗ってくる!」
風見が家に帰ってるのに仕事の話持ち出さないでよ。
いつも風見がキスしてくれる時に降谷さんから電話がかかってくるから、私と風見を引き離すためにわざとかけてるに違いない。
「降谷さんのばかばかばかっ。
降谷さんなんてタンスに小指ぶつけちゃえ」
二人分の食器を洗い終わってリビングに戻ると、まだスマホを耳にあてて通話してる。
えっ、どんだけ長電話してるの。電話越しでそんなに話す事なんてある?
いつ電話が終わるか分からないし、先に一人でお風呂に入っちゃおう。
服と下着を脱いで久しぶりに一人でお風呂に入った。
いつもは風見が洗ってくれるけど今日は一人。浴室が広く感じる。
「こうなったら風見にかまってもらうために、わざとせっけんで滑って転ぶか。
けど、わざとってばれて風見に嫌われたら…」
どうやったら風見をめろめろにできるだろう?
シャンプーで頭を洗って考えていたら浴室の扉が開いて、振り向くと腰にタオルを巻いた風見が私を抱き上げて頬にキスをしてくれた。
「一人でお風呂に入ったらいけませんと言ったでしょう?
自分が通話しているから構ってもらえず、そんな危険な事をするなんて…」
「…ごめんなさい」
「ちゃんと謝ってえらいですね。
続きは自分がやりますから」
風見の膝に座って、いつものように頭と身体を優しく洗ってくれた。
やっぱり一人でお風呂に入るより風見と一緒の方が良いなあ。
今度は私が風見の頭と身体を洗う番だ。
といっても風見の大事な場所は本人が洗うから、見たこともないし触った事も無い。
風見のが見たくて視線を下に向けようとしたら、私の目を手の平で隠すから見れないんだ。
「良い湯ですね」
「うん」
湯に浸かった風見は私を膝に座らせてリラックス中だ。いつもの可愛いがってくれる素振りを全く見せない。
自分から言ってみようかと口を開いたら風見が話しかけてきた。
「名字さん」
「ん?」
「今日はいつものあれ、おあずけですよ」
「えっ」
何でしてくれないの?
可愛がってもらえるの毎日の楽しみなのに。さっきちゃんと謝ったよ?
むっと頬を膨らませると、可愛い顔をしてもやりませんと釘をさされた。
「貴方を甘やかしてばかりではなく、たまには反省しておあずけさせるのも良いかと思いまして」
「うっ…」
こうなったらウソ泣きしてやる。
瞳から涙を溢すと、風見が私の頭を撫でた。
あのね、撫でられるのは嬉しいけど撫でて欲しい場所はそこじゃないの。
「お股がむずむずするよぉ…。
これじゃあ寝られないよ。不眠症になっても良いの?」
「名字さん…ですが…」
「むずむずを降谷さんに相談すればいいの?
私は降谷さんじゃなくて、風見に可愛がってもらいたいのに…」
「っ、誰だろうと絶対ダメです!
名字さんを可愛がるのは世界でたった一人、自分だけですっ」
私も可愛がってもらうのは風見以外考えられないけど…。
あとね風見、お風呂で大声だされると耳に響くから止めて欲しい。
「じゃあ、可愛がってくれる?」
「ええ…イヤって言っても止めませんよ」
内腿を撫でながら耳元で囁かれただけでお股がきゅんとしちゃった。
ぱくりと耳たぶを甘噛みされたら、左手で乳首をこねこねされて、お股からとろりと出てきて浴槽に浮かび上がった。
こんなにも風見に可愛がってもらえて、私すごく幸せ者だなぁ。
風見の事好き好きってアピールしたら、たくさん可愛がってくれて気を失っちゃった。
目が覚めたら布団の上で、風見の人差し指がまだナカに入ってて、ずっとこすこすしてくれてたの。
何度私が気を失っても、早朝までずっとしてくれて布団がびちゃびちゃになってお漏らしみたいになっちゃった。
「~っ、もう!
この布団どうするのっ」
「名字さんがあまりにも可愛いので…。
その…すみません、やり過ぎました」