風見パパになる
名前
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降谷side</font>
「名字、できたぞ」
「ありがと…いただきます」
今晩は野菜たっぷりのミートスパゲッティ。
手を合わせていただきますをした名字はフォークにくるくると巻きつけて食べたが、さっそく口が汚れている。食べるのヘタクソだな。
口元がミートだらけだと指摘したら不機嫌になった。
「野菜が大きく切られて食べづらいの。
あと麺が長い。私用に短くしてよ」
「何で名字に合わせないといけないんだ」
「風見だったら麺を茹でる前に半分に折って短くして、野菜を小さく切っても文句言わないのに」
「それは名字が作ってるから文句言わないだけだろう。
心の中に名字の文句を溜め込んでるんじゃないか?
それに、名字の方が上司だからよけいにな」
「風見は上司だからとか関係なく私と接してくれるし。
今度からは私用に料理して」
「分かったよ」
正直、風見が文句を溜め込んでるなんてありえない。
俺の言葉で二人の仲が悪くなればと思ったが、そう簡単にはいかないな。
本庁ではなまえちゃんが家で待ってるからと、仕事のスピードが格段に上がった。
弁当だっておやつのお菓子だって美味そうに食べている。
まあその事を名字に伝えたら風見の好感度が上がるから決して言わないが。
「はあ…ようやっと食べ終わった。
ごちそうさまでした」
「ああ、ごちそうさま」
「食べづらかったけど…美味しかった。ありがと、降谷さん」
俺の倍の時間をかけて食べ終えた名字。
作ってもらったから食器を洗ってくると立ち上がった姿を見送った後、テーブルに突っ伏した。
「あーっ…名字が可愛い…」
風見はいつもこんな良い思いをしているのか。羨ましい。
可愛い名字が家で待ってたら仕事がはかどるわけだ。
名字が洗い終わったらお風呂誘ってみるか。
いくら子どもの姿とはいえ裸を見ることは躊躇うが、頭を洗って背中を洗い流すくらいなら…。
しばらくすると水道の音が止んでパタパタと足音をたてて背後に気配を感じた。
背中をぽんぽんと叩かれ、体を起こすと名字が可愛い顔で俺を見てる。
「降谷さんお風呂入る?沸かしたよ」
「名字は入らないのか」
「風見が帰って来たら一緒に入る」
「はあ?
別々に入れば良いだろう」
「何で別々に入らないといけないの。
私は風見と入って可愛がってもらうんだから」
「は?」
可愛がってもらうって何だ。
お風呂で可愛がる…つまりはそういうことなのか…?
「風見がね、よしよし良い子してくれるの。
なでなでしてもらうの好きなんだ」
「そうか…」
って事は頭を撫でたりしてるだけか。
てっきりあっちの事かと思った自分がバカだった。
そうだよな。いくら風見が名字を好きだとはいえ、名字と淫らな行為をする訳無いよな。中身は大人でも見た目は子どもなんだから。
「だったら俺と入らないか?
頭や顎を撫でられるの好きだろう」
「うーん、好きだけど…」
「期間限定のアイス、冷凍庫に入ってるぞ」
「食べたい!」
「じゃあ決まりだな」
風見の家にいつでも泊まれるように、下着と服は置きっぱなしにして正解だな。
お風呂で頭と背中を洗ってやれば、名字も俺を洗ってくれた。
浴槽に入る時は抱き締めて一緒に浸かり、頭を撫でてやれば嬉しそうに笑ってる。
「降谷さんに撫でられちゃった」
「そんなに撫でて欲しかったら、いくらだって撫でてやる」
たくさん頭を撫でてると、名字の頬がピンク色に染まった。
最初は笑っていたが、今はぽーっとしている。
出るかと訊けば熱いと返された。これは完全にのぼせてるな。
名字を抱いてお風呂から出てタオルを渡せば、手からタオルを落としてしまった。
拭くぞと一応言ってから、頭と背中と足を拭く。
後は名字の大事な場所だけだが…。
安室となまえちゃんだったら平気だが、今は降谷と名字だ。
付き合って無いのにタオル越しとはいえ、触れてもいいのだろうか。
どうするか悩んでいると、ガチャと扉の音がした。風見が帰って来たのか。
俺はタオルを腰に巻いて風見を呼ぶと、ぽかんと口を開けた風見がやって来た。
「は…?
何ですかこの光景」
「期間限定アイスを買ってあると言って一緒に入ったら名字がのぼせた。
頭と背中と足は拭いたんだが、他はどうするか悩んでな…」
「ああ…そういう事ですか。
名字さん、ただいま帰りました」
「……ん」
「良い子ですから、少しだけじっとしてくださいね」
手慣れた手つきで拭いてから、下着とキャミソールを着させた。
名字を俺に預けて冷蔵庫から水を取り出しコップに注ぐとこっちに戻って来て、名字の唇にコップを触れさせる。
「少しずつ飲んでください」
「ん…」
「そうそう、良い子ですね。
少し元気になったら、パジャマを着ましょうか」
「着る…」
良くできましたと風見が名字の頭を撫でる。まるで親と子どもみたいだ。
そんな二人のやりとりを見ながら、自分の身体をタオルで拭いてパンツとパジャマのズボンを穿いた。
「降谷さん。名字さんをお風呂に入れるのは構わないです。
ですが、中身は大人でも見た目は子どもなのでちゃんと考えてください」
「ああ、悪かったな…」
「自分はお風呂に入りますので、名字さんをよろしくお願いします」
冷凍庫からアイスを取り出し、名字を片腕で抱えて椅子に座らせる。
蓋を開けて木のスプーンを渡せば、黙々と食べ始めた。
全部食べていいぞと言ったが、首を横に振ってアイスを半分残した。風見はお風呂なんだから、言いつけを守る必要なんて無いのにな。
「半分だけでいい。
残りは降谷さんにあげる」
「全部食べてもいいんだぞ?」
「私のせいで降谷さんが怒られたから…。
それに美味しいアイスを独り占めするより、美味しいを共有したい」
「いや、#名字が謝る必要無い。
調子に乗って、ずっと撫でたのが悪かった。
まあそこまで言うなら、食べてやってもいいが」
「ひねくれた言い方。
だったら風見にあげるよ」
「風見にあげるなら俺が食べる」
アイスは半分しか残ってなかったのですぐに食べ終わった。
その後、学校生活のことを聞いたり、ポアロの新作メニューは何が良いかなんて話していると、風見がお風呂から出て来た。
名字が俺との話しを放り投げて、嬉しそうな顔で風見に駆け寄る。
「おかえり風見!」
「ただいま帰りました。
アイス美味しかったですか?」
「うん、美味しかったよ。
だけどね、降谷さんと半分こするより、風見と半分こした方がとっても美味しいの。
風見が美味しくなる魔法かけてるのかな?」
「自分も名字さんと食事している時が一番美味しく感じますよ」
「えへへ、嬉しいな」
「自分も嬉しいです」
風見に抱きつくの好きと言って、風見の足にぴたりと身体をくっつける名字。
風見はくっつかれて調子に乗り、の頭を撫でている。
雰囲気が甘い。俺の存在を無視して二人だけの世界をつくるな。
俺は名字に近寄って頭を強めに叩いた。やっぱり優しくするのは難しい。
「名字、お前かわいくないな」
「名字、できたぞ」
「ありがと…いただきます」
今晩は野菜たっぷりのミートスパゲッティ。
手を合わせていただきますをした名字はフォークにくるくると巻きつけて食べたが、さっそく口が汚れている。食べるのヘタクソだな。
口元がミートだらけだと指摘したら不機嫌になった。
「野菜が大きく切られて食べづらいの。
あと麺が長い。私用に短くしてよ」
「何で名字に合わせないといけないんだ」
「風見だったら麺を茹でる前に半分に折って短くして、野菜を小さく切っても文句言わないのに」
「それは名字が作ってるから文句言わないだけだろう。
心の中に名字の文句を溜め込んでるんじゃないか?
それに、名字の方が上司だからよけいにな」
「風見は上司だからとか関係なく私と接してくれるし。
今度からは私用に料理して」
「分かったよ」
正直、風見が文句を溜め込んでるなんてありえない。
俺の言葉で二人の仲が悪くなればと思ったが、そう簡単にはいかないな。
本庁ではなまえちゃんが家で待ってるからと、仕事のスピードが格段に上がった。
弁当だっておやつのお菓子だって美味そうに食べている。
まあその事を名字に伝えたら風見の好感度が上がるから決して言わないが。
「はあ…ようやっと食べ終わった。
ごちそうさまでした」
「ああ、ごちそうさま」
「食べづらかったけど…美味しかった。ありがと、降谷さん」
俺の倍の時間をかけて食べ終えた名字。
作ってもらったから食器を洗ってくると立ち上がった姿を見送った後、テーブルに突っ伏した。
「あーっ…名字が可愛い…」
風見はいつもこんな良い思いをしているのか。羨ましい。
可愛い名字が家で待ってたら仕事がはかどるわけだ。
名字が洗い終わったらお風呂誘ってみるか。
いくら子どもの姿とはいえ裸を見ることは躊躇うが、頭を洗って背中を洗い流すくらいなら…。
しばらくすると水道の音が止んでパタパタと足音をたてて背後に気配を感じた。
背中をぽんぽんと叩かれ、体を起こすと名字が可愛い顔で俺を見てる。
「降谷さんお風呂入る?沸かしたよ」
「名字は入らないのか」
「風見が帰って来たら一緒に入る」
「はあ?
別々に入れば良いだろう」
「何で別々に入らないといけないの。
私は風見と入って可愛がってもらうんだから」
「は?」
可愛がってもらうって何だ。
お風呂で可愛がる…つまりはそういうことなのか…?
「風見がね、よしよし良い子してくれるの。
なでなでしてもらうの好きなんだ」
「そうか…」
って事は頭を撫でたりしてるだけか。
てっきりあっちの事かと思った自分がバカだった。
そうだよな。いくら風見が名字を好きだとはいえ、名字と淫らな行為をする訳無いよな。中身は大人でも見た目は子どもなんだから。
「だったら俺と入らないか?
頭や顎を撫でられるの好きだろう」
「うーん、好きだけど…」
「期間限定のアイス、冷凍庫に入ってるぞ」
「食べたい!」
「じゃあ決まりだな」
風見の家にいつでも泊まれるように、下着と服は置きっぱなしにして正解だな。
お風呂で頭と背中を洗ってやれば、名字も俺を洗ってくれた。
浴槽に入る時は抱き締めて一緒に浸かり、頭を撫でてやれば嬉しそうに笑ってる。
「降谷さんに撫でられちゃった」
「そんなに撫でて欲しかったら、いくらだって撫でてやる」
たくさん頭を撫でてると、名字の頬がピンク色に染まった。
最初は笑っていたが、今はぽーっとしている。
出るかと訊けば熱いと返された。これは完全にのぼせてるな。
名字を抱いてお風呂から出てタオルを渡せば、手からタオルを落としてしまった。
拭くぞと一応言ってから、頭と背中と足を拭く。
後は名字の大事な場所だけだが…。
安室となまえちゃんだったら平気だが、今は降谷と名字だ。
付き合って無いのにタオル越しとはいえ、触れてもいいのだろうか。
どうするか悩んでいると、ガチャと扉の音がした。風見が帰って来たのか。
俺はタオルを腰に巻いて風見を呼ぶと、ぽかんと口を開けた風見がやって来た。
「は…?
何ですかこの光景」
「期間限定アイスを買ってあると言って一緒に入ったら名字がのぼせた。
頭と背中と足は拭いたんだが、他はどうするか悩んでな…」
「ああ…そういう事ですか。
名字さん、ただいま帰りました」
「……ん」
「良い子ですから、少しだけじっとしてくださいね」
手慣れた手つきで拭いてから、下着とキャミソールを着させた。
名字を俺に預けて冷蔵庫から水を取り出しコップに注ぐとこっちに戻って来て、名字の唇にコップを触れさせる。
「少しずつ飲んでください」
「ん…」
「そうそう、良い子ですね。
少し元気になったら、パジャマを着ましょうか」
「着る…」
良くできましたと風見が名字の頭を撫でる。まるで親と子どもみたいだ。
そんな二人のやりとりを見ながら、自分の身体をタオルで拭いてパンツとパジャマのズボンを穿いた。
「降谷さん。名字さんをお風呂に入れるのは構わないです。
ですが、中身は大人でも見た目は子どもなのでちゃんと考えてください」
「ああ、悪かったな…」
「自分はお風呂に入りますので、名字さんをよろしくお願いします」
冷凍庫からアイスを取り出し、名字を片腕で抱えて椅子に座らせる。
蓋を開けて木のスプーンを渡せば、黙々と食べ始めた。
全部食べていいぞと言ったが、首を横に振ってアイスを半分残した。風見はお風呂なんだから、言いつけを守る必要なんて無いのにな。
「半分だけでいい。
残りは降谷さんにあげる」
「全部食べてもいいんだぞ?」
「私のせいで降谷さんが怒られたから…。
それに美味しいアイスを独り占めするより、美味しいを共有したい」
「いや、#名字が謝る必要無い。
調子に乗って、ずっと撫でたのが悪かった。
まあそこまで言うなら、食べてやってもいいが」
「ひねくれた言い方。
だったら風見にあげるよ」
「風見にあげるなら俺が食べる」
アイスは半分しか残ってなかったのですぐに食べ終わった。
その後、学校生活のことを聞いたり、ポアロの新作メニューは何が良いかなんて話していると、風見がお風呂から出て来た。
名字が俺との話しを放り投げて、嬉しそうな顔で風見に駆け寄る。
「おかえり風見!」
「ただいま帰りました。
アイス美味しかったですか?」
「うん、美味しかったよ。
だけどね、降谷さんと半分こするより、風見と半分こした方がとっても美味しいの。
風見が美味しくなる魔法かけてるのかな?」
「自分も名字さんと食事している時が一番美味しく感じますよ」
「えへへ、嬉しいな」
「自分も嬉しいです」
風見に抱きつくの好きと言って、風見の足にぴたりと身体をくっつける名字。
風見はくっつかれて調子に乗り、の頭を撫でている。
雰囲気が甘い。俺の存在を無視して二人だけの世界をつくるな。
俺は名字に近寄って頭を強めに叩いた。やっぱり優しくするのは難しい。
「名字、お前かわいくないな」