風見パパになる
名前
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「名字さん、ただいま帰りました」
「ん…おかえり、風見。
リクエストあったけど、違うのにした。
簡単に作れるみそ汁、サラダ、親子丼…ごめんね」
「それだけあれば充分ですよ。
いつも美味しい夕飯をありがとうございます。
元気ないですけど…名字さん、具合悪いんですか?」
「具合は悪くない、けど…。
着替えたら、風見に見て欲しいの」
大人しく待ってるよう言われてイスに座っていると、私服に着替えた風見がこちらに来てくれた。
安室さんに掴まれた肩が時間が経つにつれて痛みが増してきた事を話せば、服をゆっくりと脱がされてキャミソール姿になる。
「これは…赤くなっていますね。
この時間帯だと病院は閉まってますし、簡単な消毒をしましょうか」
「薬塗るの?」
「薬は塗りませんよ。
少しでも痛みが和らげば良いのですが…」
失礼します。そう言って風見は私の肩に顔を近づけて、赤くなっている肩をキスしてくれた。
消毒じゃなくてご褒美になってる…!
右肩と左肩、一回ずつキスすると頭を優しく撫でられて離れてしまった。
一回だけじゃ物足りないよ。
風見におねだりしたら、たくさんしてくれるかな…?
「ね、もっと欲しい」
「夕飯を食べる時間が遅くなりますよ」
「ご飯じゃなくて風見のキスが欲しいの」
「ああもうっ、貴方が可愛いのがいけないんですよ…!」
それから、もういいって言うまでたくさんキスしてくれて両肩がすごく温かくなったよ。
ぽーっと風見に見惚れていると、待っててください。と言って自室に向かった。
どれくらい待てばいいのかな。少し離れただけで寂しくなっちゃう。
「お待たせしました。
またTシャツを着るのは大変なので、よかったらこれを着てください」
「いつ買ったの?」
「仕事の休憩中です。
自分が居ない間、貴方をあたためる事はできないので買ったのですが……どうですか?」
「ん、ありがと風見。
着させてくれる?」
「ええ、もちろん」
ポンチョにはポンポンが付いて、すごく可愛い。
学校に行く時とか動きづらくて不便だけど、風見と二人きりだったら着られるなぁ。
「これは…名字さんの可愛さが、より引き立ってしまいましたね」
「似合ってる?」
「ええ、とても似合ってます。
他の誰にも見せたくないくらいに」
頬にちゅってしてくれた後、夕飯を持ってくると言ってまた風見が離れちゃった。
風見から離れたくない私は後を追って足にしがみつく。
「今日はまた一段と甘えてきますね…」
「くっつかれるの嫌い?」
「いえ、嬉しいですよ。
ご飯を食べ終わったら、自分とたくさん触れ合いましょうね」
それから…ご飯を食べ終わった後、風見にたくさん可愛がってもらった。
可愛いがってもらう度に、風見の事がもっともっとって欲しくなっちゃう。
いつか唇にキスしてもらえたら…なんて欲張りかな?