風見パパになる
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「ただいま帰りました」
「おかえり風見。
風見のリクエスト通りの作ったよ」
「ありがとうございます。
着替えてきますね」
風見が着替えてる間に餃子を焼いて、
あんかけ焼きそば、モツにら炒め、わかめスープを器によそう。
器と箸をテーブルに置けば良い感じに餃子が焼けた。
それをお皿に移しかえて、いっぺんに持てないから風見の分を先に持って行った後に自分の分を持って行くと、目を疑う光景があった。
「どうしたんです?そんなに驚いて」
「……なにそれ」
「見ての通りですけど?」
「見ての通りって…」
ついさっき持って来た風見の餃子にウスターソースがかかっていた。
前に餃子を作ったときはウスターソースかけないで美味しく食べてくれたのに…!
「なんで餃子にウスターソースかけるの」
「別に良いじゃないですか。
かけたら美味しいですし」
「じゃあ何?
前に私が作った餃子の味が不味かったから、食べる前からウスターソースをかけたの」
「不味いとは言ってないでしょう」
「何で一口も食べてないのに全部の餃子にウスターソースかけるの!
不味い餃子だから美味しいウスターソースをかけて味ごまかそうとしてるじゃん!
だったら最初からリクエストなんてしないでよ…!」
風見を想って料理をいつも作ってるのに、調味料で味付けされて一瞬で踏みにじられた感じだ。
私は風見の食事全部にウスターソースを丸々一本ぶっかけて、空になったウスターソースの入れ物を風見めがけて投げればちょうどメガネに当たり、音をたてて床に落ちた。
「あっ…」
「名字さん早く食べましょう」
「う、うん」
メガネをかけ直すと、私が投げた入れ物を拾ってゴミ箱に棄てた。
椅子に座っていただきますと手を合わせたら、ウスターソースが沢山かかった食べ物を無言で食べ始めた。
いつもは風見の方が早く食べ終わって私が食べ終わるのを待っているが、今日は二人ほぼ同時に食べ終わった。
使った食器を洗い場まで持って行ったら、風見が無言で手を差し出したので器を渡す。
スポンジに食器洗剤をつけて洗っている後ろ姿をじっと見た。
「かざみ…」
「…何ですか」
「う、ううん。なんでもない」
どうしよう…風見が怒ってる。
絶対入れ物を避けると思ったのに、まさか大事なメガネに当たるなんて…。
いつもだったらたくさん話しかけてくれるのに、風見が無言だとどうしたら良いか分からない。
ウスターソースを丸々一本はかけすぎた。高血圧になって倒れたらどうしよう。
「あのね、かざみ」
「何です…ごほっ、ごほっ」
「さっきはごめんなさい!
もう不味い料理作らないから、頑張るから…だから死なないで!!」
もう大切な人の死んだ姿は見たくないよ。
私は風見の片足にぎゅっとしがみついて、何度も何度も謝った。
風見は涙目になっている私をそっと離して目線が合うようにしゃがみ、頭をぽんぽんと撫でるから我慢していた涙がポロポロとこぼれてしまった。
「自分は死にませんよ。喉に違和感があるだけです」
「ウスターソースいっぱいかけてごめんなさい…」
「自分も、貴方に何も言わずウスターソースをかけてすみませんでした。
以前降谷さんが餃子にかけていたので真似をしたくなり…。
やっぱり、餃子は何もかけない方が美味しいですね」
「かざみぃ…」
「ほら、泣き止んでください」
こぼれた涙を舌で拭ってくれて、ドキドキで顔が赤くなっちゃう。
舌がゆっくりと離れて風見にぽーっと見惚れていたら、頬にちゅっちゅしてくれたよ。
「仲直りしたことですし…。
お風呂で食後の運動、しませんか?」
「ん…。
かざみと、したい」
「そんな素直で良い子の願い事を、たくさん聞いて叶えてあげたくなりますね…」
「かざみにね、いっぱいさわってほしいの」
風見に早く触って欲しくて、おまたがむずむずするよ。
内股になって膝を擦っていたら、お風呂場でたくさん可愛いがってくれた。
お顔もおまたもとろとろになった私の頬に風見がキスしてくれて、また触って欲しくておねだりしたら、風見は優しい眼差しで私を見つめている。
「続きは布団の中で…。
それまで、おわずけです」
「ん…。
おわずけ、がんばる」
それから━━お風呂上がりのアイスを食べて歯を磨いた後、お布団の中で気を失うまで身体のあちこちをたくさん触って可愛いがってもらえた。
翌朝になったら風見が目覚めのキスしてくれて。
一回だけで物足りなかった私は、おねだりをして、たくさんキスしてもらった。