風見パパになる
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降谷side
防犯カメラに映らないよう夜の学校に忍び込んで、なまえちゃんの下駄箱の前までやって来た。
以前なまえちゃんからもらったポシェットから小型ライトを取り出して下駄箱の中を覗いて見れば、まだ何も仕掛けられていない。
まあ今日犯人が来るか来ないか分からないが…日が昇るまでここで待っているつもりだ。
「…………」
━━あれから四時間が経った。
物陰に隠れ目を閉じ、じっと待っていると、こちらに近づいてくる気配を感じた。
なまえちゃんの下駄箱の前で気配は動かなくなり、下駄箱を開ける音が聞こえる。
がさがさとビニールの音がしたと思ったら、悪臭がこちらにまでただよってきた。
ぱたんと下駄箱を閉めた音がしたので、証拠映像も撮れたことだしヤツの目の前まで足音と気配を殺し近づいて行く。
とりあえずヤツを気絶させようと背後から拳を振りかざしたら紙一重でかわされた。
二発目も避けられたが三発目には鳩尾に入った。
普通の一般人だったら気絶してるはずなのにヤツはまだ立っている。
しぶといヤツだ…チッと舌打ちをしてから足払いをしてバランスを崩す。
その隙に殴り、地面にひれ伏したヤツを容赦なく靴越しで踏み潰した。
ぐりぐりと体重をかけて踏んでやれば、女のうめき声が聞こえる。
「(女か…まあ相手が誰であろうとなまえちゃんを傷つけたヤツは手加減しないが……)」
気絶する前に顔を見てやろうとポシェットからライトを取り出して相手の顔を照らしてみれば、何度か見たことのある顔が目に入った。
「お前は…」
両手首を捻り上げて骨が折れないくらいギリギリと力を加える。
「あっ、あ"あ"っ…!」
「この子を狙った理由は何だ」
汚い声を上げる女…公安の部下を冷めた目でみつめた。
「さっさと答えろ」
「あ"あ"ぁぁァァァッ!」
さっきから訊いているのに質問に答えてくれない。
これじゃあ埒があかないな…手首を握る力を強めたらボキッと音がした。
折れたか…まあ良いか。
パッと手首を離したらうるさい声が止んだ。
もう一度「答えろ」と言えばゆっくりと口が開く。
「あの女…名字が…死んで…ようやく…降谷さんの、隣に立てると思ったら…」
「思ったら?」
「今度は…あのガキが…ジャマで…!」
ジャマはお前だよ。
腹に拳を叩き込めば汚い声が聞こえなくなった。
「さてと…」
信頼できる部下を近くの駐車場に待機させておいて良かったな。
スマホで部下を呼び寄せて、やって来た部下にコイツを病院に連れていけと命じる。
「ふ、降谷さん…この人は…」
「ああ…。
大切な人を傷つけようとしてたから、ちょっと説教しただけさ」
部下を見送った後、教室の机と下駄箱に取り付けた小型カメラを回収して生ゴミを片付ける。
この生ゴミはあの女の顔にでもかけて来ようかな。
生ゴミの入ったビニール袋を持って、僕は女の向かった病院へと車を発進させた。
防犯カメラに映らないよう夜の学校に忍び込んで、なまえちゃんの下駄箱の前までやって来た。
以前なまえちゃんからもらったポシェットから小型ライトを取り出して下駄箱の中を覗いて見れば、まだ何も仕掛けられていない。
まあ今日犯人が来るか来ないか分からないが…日が昇るまでここで待っているつもりだ。
「…………」
━━あれから四時間が経った。
物陰に隠れ目を閉じ、じっと待っていると、こちらに近づいてくる気配を感じた。
なまえちゃんの下駄箱の前で気配は動かなくなり、下駄箱を開ける音が聞こえる。
がさがさとビニールの音がしたと思ったら、悪臭がこちらにまでただよってきた。
ぱたんと下駄箱を閉めた音がしたので、証拠映像も撮れたことだしヤツの目の前まで足音と気配を殺し近づいて行く。
とりあえずヤツを気絶させようと背後から拳を振りかざしたら紙一重でかわされた。
二発目も避けられたが三発目には鳩尾に入った。
普通の一般人だったら気絶してるはずなのにヤツはまだ立っている。
しぶといヤツだ…チッと舌打ちをしてから足払いをしてバランスを崩す。
その隙に殴り、地面にひれ伏したヤツを容赦なく靴越しで踏み潰した。
ぐりぐりと体重をかけて踏んでやれば、女のうめき声が聞こえる。
「(女か…まあ相手が誰であろうとなまえちゃんを傷つけたヤツは手加減しないが……)」
気絶する前に顔を見てやろうとポシェットからライトを取り出して相手の顔を照らしてみれば、何度か見たことのある顔が目に入った。
「お前は…」
両手首を捻り上げて骨が折れないくらいギリギリと力を加える。
「あっ、あ"あ"っ…!」
「この子を狙った理由は何だ」
汚い声を上げる女…公安の部下を冷めた目でみつめた。
「さっさと答えろ」
「あ"あ"ぁぁァァァッ!」
さっきから訊いているのに質問に答えてくれない。
これじゃあ埒があかないな…手首を握る力を強めたらボキッと音がした。
折れたか…まあ良いか。
パッと手首を離したらうるさい声が止んだ。
もう一度「答えろ」と言えばゆっくりと口が開く。
「あの女…名字が…死んで…ようやく…降谷さんの、隣に立てると思ったら…」
「思ったら?」
「今度は…あのガキが…ジャマで…!」
ジャマはお前だよ。
腹に拳を叩き込めば汚い声が聞こえなくなった。
「さてと…」
信頼できる部下を近くの駐車場に待機させておいて良かったな。
スマホで部下を呼び寄せて、やって来た部下にコイツを病院に連れていけと命じる。
「ふ、降谷さん…この人は…」
「ああ…。
大切な人を傷つけようとしてたから、ちょっと説教しただけさ」
部下を見送った後、教室の机と下駄箱に取り付けた小型カメラを回収して生ゴミを片付ける。
この生ゴミはあの女の顔にでもかけて来ようかな。
生ゴミの入ったビニール袋を持って、僕は女の向かった病院へと車を発進させた。