風見パパになる
名前
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安室side
「ねむい…」
「うん、そろそろ寝ようね」
眠い目をこすって、自室へ向かうなまえちゃん。
僕も一緒に寝ようかなと言って後を着いていった。
「あむろさん…パパのふとん、ねないの……?」
「なまえちゃんと一緒に寝たいな。だめ?」
「そう……おやすみ」
「おやすみ」
一緒の布団に入って頭を優しく撫でれば、一分もしない間に寝息が聞こえた。
正直、風見の匂いで包まれた部屋にいたくない。
寝るならなまえちゃんの部屋で寝たい。
…といってもまだ寝ないが。
「(さて、と)」
本当はなまえちゃんと二人きりだから、あんなことやこんなことをしたかったが、ぐっと堪えた自分偉い。そんなことをして警戒されたら困るからな。
僕は布団を抜け出し、手袋をしてポシェットに入っているライトを手に取って明かりをつけた。
「(何か、無いのか)」
実は、まだなまえちゃんが名字じゃないかと疑っている。
それを証明する手掛かりが欲しくて部屋の中を物色する。
まず初めにタンスの引き出しを開けたらなまえちゃんのパンツが目に入った。
いちご、さくらんぼ、ストライプ、水玉、りぼん柄…これをなまえちゃんが履いているのか。
しかも奥の方にしまってあった袋を開けて見ると、未開封のパンツが三枚入っている。
前になまえちゃんのパンツと洋服を持って脱衣所に向かった時は、じっくり見れなかったからな。
僕は目に焼き付けるだけで、以前のようにパンツの匂いを嗅がない。
なぜなら洗剤の匂いしかしないからだ。洗う前の使用済みパンツじゃないと意味がない。
他にはTシャツにズボン、タオルに下着、ハンカチに靴下…タンスの中を漁ってはきれいに戻した。特に怪しい物は無い。
本棚には学校の教科書、スマホの充電器。
ランドセルの中は筆記用具しか入ってない。
一人用の小さいテーブルをひっくり返して見たり軽く叩いても、何も無かった。
壁には僕がプレゼントしたぬいぐるみと、ポシェモンのぬいぐるみが寄りかかっている。
ぬいぐるみに怪しい縫い目がないか手に取って見たが、やはり何も無い。
「(後はスマホ、だが…)」
バッテリーが減らないように、充電器に差し込みながら電源を入れた。
画面にはパスワードを入力してくださいの文字。
「(パスワードか…)」
前に名字とパスワードの話をしたことがある。
その時は確か…大切な死んだ人の誕生日数字四桁にしている、といったな。
なまえちゃんが名字なら…きっとアイツの誕生日だ。
「(…開かない)」
おかしいな。
絶対にこれだと思ったんだが。
じゃあ他三人の誕生日はどうだ?
数字四桁を打ってみたがどれも違う。
次に違うパスワードを入力するとデータが初期化されます、と画面に表示されたため、電源を落としてスマホと充電器を元の位置に戻す。
手袋とライトをしまって洋服を脱ぐ。
本当はパンツも脱ぎたいがやめておこう。
布団にもぐれば、なまえちゃんの温もりで温かい。
「(結局手がかり無し、か)」
まあいい、なまえちゃんと接触する機会はいくらだってある。
背を向けているなまえちゃんの頭を優しく撫でて、僕も寝ようと目を瞑った。
「ねむい…」
「うん、そろそろ寝ようね」
眠い目をこすって、自室へ向かうなまえちゃん。
僕も一緒に寝ようかなと言って後を着いていった。
「あむろさん…パパのふとん、ねないの……?」
「なまえちゃんと一緒に寝たいな。だめ?」
「そう……おやすみ」
「おやすみ」
一緒の布団に入って頭を優しく撫でれば、一分もしない間に寝息が聞こえた。
正直、風見の匂いで包まれた部屋にいたくない。
寝るならなまえちゃんの部屋で寝たい。
…といってもまだ寝ないが。
「(さて、と)」
本当はなまえちゃんと二人きりだから、あんなことやこんなことをしたかったが、ぐっと堪えた自分偉い。そんなことをして警戒されたら困るからな。
僕は布団を抜け出し、手袋をしてポシェットに入っているライトを手に取って明かりをつけた。
「(何か、無いのか)」
実は、まだなまえちゃんが名字じゃないかと疑っている。
それを証明する手掛かりが欲しくて部屋の中を物色する。
まず初めにタンスの引き出しを開けたらなまえちゃんのパンツが目に入った。
いちご、さくらんぼ、ストライプ、水玉、りぼん柄…これをなまえちゃんが履いているのか。
しかも奥の方にしまってあった袋を開けて見ると、未開封のパンツが三枚入っている。
前になまえちゃんのパンツと洋服を持って脱衣所に向かった時は、じっくり見れなかったからな。
僕は目に焼き付けるだけで、以前のようにパンツの匂いを嗅がない。
なぜなら洗剤の匂いしかしないからだ。洗う前の使用済みパンツじゃないと意味がない。
他にはTシャツにズボン、タオルに下着、ハンカチに靴下…タンスの中を漁ってはきれいに戻した。特に怪しい物は無い。
本棚には学校の教科書、スマホの充電器。
ランドセルの中は筆記用具しか入ってない。
一人用の小さいテーブルをひっくり返して見たり軽く叩いても、何も無かった。
壁には僕がプレゼントしたぬいぐるみと、ポシェモンのぬいぐるみが寄りかかっている。
ぬいぐるみに怪しい縫い目がないか手に取って見たが、やはり何も無い。
「(後はスマホ、だが…)」
バッテリーが減らないように、充電器に差し込みながら電源を入れた。
画面にはパスワードを入力してくださいの文字。
「(パスワードか…)」
前に名字とパスワードの話をしたことがある。
その時は確か…大切な死んだ人の誕生日数字四桁にしている、といったな。
なまえちゃんが名字なら…きっとアイツの誕生日だ。
「(…開かない)」
おかしいな。
絶対にこれだと思ったんだが。
じゃあ他三人の誕生日はどうだ?
数字四桁を打ってみたがどれも違う。
次に違うパスワードを入力するとデータが初期化されます、と画面に表示されたため、電源を落としてスマホと充電器を元の位置に戻す。
手袋とライトをしまって洋服を脱ぐ。
本当はパンツも脱ぎたいがやめておこう。
布団にもぐれば、なまえちゃんの温もりで温かい。
「(結局手がかり無し、か)」
まあいい、なまえちゃんと接触する機会はいくらだってある。
背を向けているなまえちゃんの頭を優しく撫でて、僕も寝ようと目を瞑った。