風見パパになる
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
コナンside
今日もなまえちゃんとポアロの前で別れて階段を登ろうとした時、安室さんが扉を開けて「コナン君、ちょっと来て」手招きをされた。
扉を見たらcloseになっている。
ああ…このやりとりは……。
椅子に座ると、目の前のテーブルに安室さんはオレンジジュースを置いた。ジュースは安室さんのおごりで、また相談事だろう。
「コナン君に聞いて欲しくて、なまえちゃんの事だけど」
ああはいはい、なまえちゃんね。元気だよ。
「コナンの言うとおり数日間引いてみたけど…。
なまえちゃんが寄ってこないじゃないか!」
「あれれー?
おかしいなぁ」
「僕にあれれは通用しないよ。なまえちゃんの様子はどうだい?
安室さんに構ってもらえなくて淋しい、とか言ってたり……」
実は今日の帰り、なまえちゃんに安室さんの事を聞いたんだ。
安室、さん?」
「うん。
最近安室さんがなまえちゃんに寄って来ないから…。
なまえちゃん自分から安室さんに寄って行かないのかなーって」
「へーき。
安室さん、いらいらしてる。
八つ当たりしないように、私に寄るの、我慢してる…と思う」
どうやらなまえちゃんは淋しい思いをしてないらしい。
安室さんからなまえちゃんに寄らないと。
なまえちゃんからは安室さんに絶対に寄らないよ。
……なんて言ったら俺が安室さんに恨まれる。
ここは安室さんからなまえちゃんに歩み寄るように言ってみるか…。
いやけど、また安室さんが犯罪者予備軍になったら今度こそ止められないぞ…?
顎に手を当て考えこんでいると、安室さんは真剣な眼差しで、強めの力で俺の肩を掴んだ。
「なまえちゃんに会わせてくれないか」
「電話したら?」
「スマホの番号知らないんだ。
だからスーパーに行く時間に合わせて、待ち伏せするしかないんだよ。
僕は今すぐなまえちゃんに会いたい」
「分かったから。
だから安室さん、手を離して」
俺だって番号交換しただけで、一度も電話かけたこと無いけどな。
スマホを取り出して、電話帳からなまえちゃんの名前を探す。
画面をタッチしてスマホを耳に当てれば、五コール目で電話越しからなまえちゃんの声が聞こえる。
「もしもし?突然の電話ごめん。
今ポアロにいるんだけど、安室さんがなまえちゃんに会いたいって」
『安室さんが…?』
「うん、今すぐ来れるかな」
『ん、分かった』
スマホをポケットに入れてなまえちゃん来てくれる事を安室さんに伝えれば、分かったと返事をして。
それから数十分、なまえちゃんが来るまで無言。
ドアベルが鳴ると安室さんはイスから立ち上がり、なまえちゃんを素早い手つきで抱き上げて頬擦りした。
「久しぶりのなまえちゃんだ…。
ごめんね構ってあげなくて」
「安室さん、痛いよ」
「ああ、ごめんね。
優しく抱きしめるから。それなら良いかな?」
「ん……」
あれ…?
俺が思っていたのと違う。
てっきりなまえちゃんは安室さんに抱きしめられて嫌がるかと思ったけど、大人しく抱かれてるし。
よく見ると、安室さんの服をきゅっと掴んでる。
「(なまえちゃん…。
もしかして、淋しかった……?)」
この雰囲気なら、安室さんがなまえちゃんに変な事しないだろう。
俺がいても邪魔になるだろうから、二人きりにするか。
二人に声をかけずに、俺はポアロを後にした。
今日もなまえちゃんとポアロの前で別れて階段を登ろうとした時、安室さんが扉を開けて「コナン君、ちょっと来て」手招きをされた。
扉を見たらcloseになっている。
ああ…このやりとりは……。
椅子に座ると、目の前のテーブルに安室さんはオレンジジュースを置いた。ジュースは安室さんのおごりで、また相談事だろう。
「コナン君に聞いて欲しくて、なまえちゃんの事だけど」
ああはいはい、なまえちゃんね。元気だよ。
「コナンの言うとおり数日間引いてみたけど…。
なまえちゃんが寄ってこないじゃないか!」
「あれれー?
おかしいなぁ」
「僕にあれれは通用しないよ。なまえちゃんの様子はどうだい?
安室さんに構ってもらえなくて淋しい、とか言ってたり……」
実は今日の帰り、なまえちゃんに安室さんの事を聞いたんだ。
安室、さん?」
「うん。
最近安室さんがなまえちゃんに寄って来ないから…。
なまえちゃん自分から安室さんに寄って行かないのかなーって」
「へーき。
安室さん、いらいらしてる。
八つ当たりしないように、私に寄るの、我慢してる…と思う」
どうやらなまえちゃんは淋しい思いをしてないらしい。
安室さんからなまえちゃんに寄らないと。
なまえちゃんからは安室さんに絶対に寄らないよ。
……なんて言ったら俺が安室さんに恨まれる。
ここは安室さんからなまえちゃんに歩み寄るように言ってみるか…。
いやけど、また安室さんが犯罪者予備軍になったら今度こそ止められないぞ…?
顎に手を当て考えこんでいると、安室さんは真剣な眼差しで、強めの力で俺の肩を掴んだ。
「なまえちゃんに会わせてくれないか」
「電話したら?」
「スマホの番号知らないんだ。
だからスーパーに行く時間に合わせて、待ち伏せするしかないんだよ。
僕は今すぐなまえちゃんに会いたい」
「分かったから。
だから安室さん、手を離して」
俺だって番号交換しただけで、一度も電話かけたこと無いけどな。
スマホを取り出して、電話帳からなまえちゃんの名前を探す。
画面をタッチしてスマホを耳に当てれば、五コール目で電話越しからなまえちゃんの声が聞こえる。
「もしもし?突然の電話ごめん。
今ポアロにいるんだけど、安室さんがなまえちゃんに会いたいって」
『安室さんが…?』
「うん、今すぐ来れるかな」
『ん、分かった』
スマホをポケットに入れてなまえちゃん来てくれる事を安室さんに伝えれば、分かったと返事をして。
それから数十分、なまえちゃんが来るまで無言。
ドアベルが鳴ると安室さんはイスから立ち上がり、なまえちゃんを素早い手つきで抱き上げて頬擦りした。
「久しぶりのなまえちゃんだ…。
ごめんね構ってあげなくて」
「安室さん、痛いよ」
「ああ、ごめんね。
優しく抱きしめるから。それなら良いかな?」
「ん……」
あれ…?
俺が思っていたのと違う。
てっきりなまえちゃんは安室さんに抱きしめられて嫌がるかと思ったけど、大人しく抱かれてるし。
よく見ると、安室さんの服をきゅっと掴んでる。
「(なまえちゃん…。
もしかして、淋しかった……?)」
この雰囲気なら、安室さんがなまえちゃんに変な事しないだろう。
俺がいても邪魔になるだろうから、二人きりにするか。
二人に声をかけずに、俺はポアロを後にした。