風見パパになる
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コナンside
今日は探偵事務所の上の階…つまりは毛利家の自宅になまえちゃんが遊びに来る日。
おっちゃんは二階で競馬中継、蘭は大阪から来た和葉ちゃんと遊びに行った。
なまえちゃんは荷物を持って自宅に上がると冷凍庫に食材を詰め込んでいる。約束どおりお昼を作ってくれるらしい。
「来てくれてありがとな」
「ん」
なまえちゃんの家にはテレビゲームが無いらしく、それなら一緒にゲームをやろうと誘った。
なまえちゃんならあいつらと違ってゲームが苦手な俺をバカにしないだろうし、楽しくできると思ったからだ。
「モリオカート…」
「これがいいのか?」
なまえちゃんが頷いたのでソフトを差し込み、ゲームとコントローラーの使い方を説明する。
使いたいキャラを先に選んでいいよと言えばヨッスーを選んだ。理由は見た目が可愛いからだとか。
俺はモリオを選んで、コースは一番簡単な場所にした。
レース結果はなまえちゃんは家にテレビゲームが無いのに俺より上手かった。つまりは1位。
コースのギリギリを攻めて走って最短ルートでゴールするし、アイテムの引きも良かった。
なまえちゃんは下手だとバカにせず、楽しかったと言ったので負けたけど気分は悪く無い。
なまえちゃんとコースを変えてしばらくゲームをしていと、俺のお腹が鳴った。時計を見るともうすぐ十二時だ。
「キッチン」
「ああ、楽しみにしてるな」
ゲームを一時中断して、テーブルを拭く。俺にはそれくらいしかできること無いだろうし。手伝おうとしたら逆に足手まといになるからな。
包丁でリズム良く切ってる音が聞こえる中、大人しく本でも読もうと思ったら玄関のチャイムが鳴り、扉を開けて見ると大阪にいるはずのアイツの姿が目に入った。
「よっ、工藤!コナンクンがお熱になっとる噂のなまえちゃんは〜っと」
「服部お前な……今キッチンにいるよ」
俺の許可無しに靴を脱いでズカズカとキッチンに向かった。
何でなまえちゃんがここに居るのを知っているかと言うと俺がなまえちゃんと家で遊ぶ約束をしたとメールで話したからだ。
「だれ…」
「西の高校生探偵服部平次!平次お兄ちゃんって呼んでな、なまえちゃん」
「名前…不審者…」
「ちょお、ナイフ向けるのは無しや!」
「なまえちゃん、いきなりこの人が押し掛けて来てごめんな。
俺の知り合いだから警戒しないで欲しい。怪しい奴じゃないんだ」
「そう…服部さん」
「どないしたん?平次お兄ちゃんって呼んでもええんやで」
「なまえちゃんがお昼食べる?って聞いてるんだよ」
「お昼作ってくれるんか、ありがとさん。ほな遠慮なくお願いするわ」
なまえちゃんはナイフを一度まな板の上に置くと冷凍庫から開封済みのエリンギをパックごと持って行き、俺たちに背を向けるとまな板の上でエリンギを切り始めた。
ここにいても邪魔になるだろうし、俺と服部はキッチンから離れた。
「なあ、コナンクンがお熱になっとるなまえちゃんめっちゃかわええやん!
なんやあの警戒が解けた後の丸っこい瞳!かわいすぎやろ!
あ〜平次お兄ちゃん大好き♡って言ってもらいたいわ」
「なまえちゃんは一緒にいて楽で、信頼してる子だよ。第一オメーには和葉ちゃんがいるだろうが」
「なまえちゃんと和葉を一緒にすんなや!
なまえちゃんめっちゃかわええやんか!あの純粋な瞳を自分色に育てたいわ」
安室さんといい服部といい、肌の色が濃い人はなまえちゃん限定でロリコンになるのか。
安室さんと中々いい勝負してるぞ服部…。
しばらく頭のおかしくなった服部と話していると、コンロと換気扇の音が止まった。
キッチンに向かうとなまえちゃんはお皿に盛り付けている。どうやら完成したらしい。
「できた」
「おおっ!パスタとスープめっちゃ美味しそうやな!」
なまえちゃんが作ったのは、ベーコンとエリンギのバター醤油パスタと根菜スープ。見た目がすでに美味しそうだ。
いただきますと手を合わせて言って、まずはパスタを一口。
「うまっ!
こんなうまいの初めて食べたわ!」
「だな、すげー美味しい。
何か隠し味入ってんのか?」
「愛情」
「え?」
「冗談」
なまえちゃんが冗談なんて珍しいな。
関西人の服部がいるからなまえちゃんなりに笑わせようとしたとか?
服部はなまえちゃんの愛情入りの料理が身体に染み渡ると安室さん並みにヤバい事を言ってるが、関西人のノリと解釈したのかなまえちゃんはそう、と一言。
「━━おそまつさん!なまえちゃんの愛情たっぷり料理美味かったで!このまま大阪に持ち帰りたいわあ」
「パパと一緒が良い」
「そっか、パパなあ。
ほんならパパより俺が好きになったらいつでも大阪来 いや?」
「…そ」
服部は嬉しそうにしているが、なまえちゃんは、そんな事言っても私はパパ以上に好きになんてならないから、と言ってる。
なまえちゃんは服部を置いて食器を回収すると片付けを始めた。
「なまえちゃん手伝うよ」
「ん…」
なまえちゃんが洗ったのをフキンで拭いてるだけだから邪魔にはなってないはず。
片付け終わるとなまえちゃんはモリオと呟いたので、楽しかったからまたやりたいのだろう。
「カートじゃなくてパーティーの方やってみるか?すごろくみたいなやつで色んなミニゲームがあるんだ。なまえちゃんも気に入るよ」
「パーティーやりたい」
「んじゃ、さっそくやろうぜ」
にやにやしている服部の手をなまえちゃんが引っ張って立ち上がらせ、ゲームの前まで誘導させて座らせた。
一緒にやろうとなまえちゃんが誘うと、こんな昼間から誘うなんて大胆やなぁ!夜まで待ちきれんなら早よ言うてやと、なまえちゃんに下ネタを吹っ掛けて服に手を掛けようとしてたので、なまえちゃんに当たらないよう服部の横顔にサッカーボールを蹴りつけた。
「ゲームだよゲーム。
服部お前…その年で刑務所に入りてえのか?」
「ああゲームか!
てっきりセッ「なまえちゃんの前で汚い言葉を吐くなよ。これ以上なまえちゃんに何かしようってなら……」
ポケットからスマホを取り出す素振りを見せると服部は素直に謝ってゲームコントローラを手に持った。
ソフトをモリオパーティーに差し替え、服部が危険だから俺が真ん中に座ってなまえちゃんを右側に座らせる。
なまえちゃんが一回目のサイコロを振る番になったらサイコロの目が2だった。
なまえちゃんは目押ししたのに…と呟いてる。
「なまえちゃんって、あのめっちゃ速いサイコロ見えるんか?」
「ん…」
「動体視力ええなあ!」
いやいや、サイコロが回る順番覚えて押すタイミングも計算した…って動体視力どころじゃねえだろ。
なまえちゃんって小学一年生なのに、たまに見えねえ時があるんだよな。
まあ仮面ヤイバーを目指してるし、お父さんが大好きだから小学一年生なんだけど。
━━それから
三人でゲームをやって、三時になったらなまえちゃんが朝焼いて持って来た手作りクッキーを食べて、四時を過ぎたらなまえちゃんが帰ると言った。
「もう帰るん?ほな家まで送るわ」
「なまえちゃんはスーパーで買い物をして夜ご飯の準備をするんだよ。
それより服部…どさくさに紛れてなまえちゃんの自宅を突き止めようとするなよ」
「バレてもうたならしゃーない。
なまえちゃん、自宅教えてくれへん?」
「やだ」
「だとよ。諦めろ」
俺と服部はなまえちゃんをポアロの前まで見送ると、ドアベルが音を立てて扉が開いた。
見るとエプロンを着ていない安室さんがいて、なまえちゃんを見るなり抱き上げて今日も可愛いねなんて言い出した。
俺が安室さんに声をかけると、なまえちゃんが可愛すぎて気づかなかったよ、なんて白々しく言葉を吐いた。
「バイト終わって帰ろうかと思ったら、なまえちゃんに遭遇なんて運が良いなあ」
いや絶対ウソだろ。
安室さんがなまえちゃんに口づけをしようと試みるが、気持ち悪いと言ってスケボーを盾にして防いでる。
「安室さん、それ以上やるなら…分かってるよね?」
「分かってるさ。
ただのジョークだよ」
ポケットからスマホ出して安室さんに見せればなまえちゃんを地面に降ろした。
「ね、なまえちゃんの手料理食べたいな」
「ん…」
「お金だけはあるから高いお肉にしようか。
あ、二人ともさようなら」
「ん…バイバイ」
「またな、なまえちゃん」
「なまえちゃんまた会おうなぁ!」
なまえちゃんが夜ご飯食べるなら奢ってって言ったけど。
安室さんさあ…ニヤニヤしながらなまえちゃんにお金持ってるアピールするなよ。
安室さんはなまえちゃんと手を繋いで歩いてニヤニヤしてるし、それを見た安室さんファンの女子高生が、子供に笑顔を向けてるカッコいい店員さんだと思ってきゃあきゃあ言ってるし…。
「なあ工藤、あの店員の兄ちゃんヤバない?」
「服部、お前もだよ」
今日は探偵事務所の上の階…つまりは毛利家の自宅になまえちゃんが遊びに来る日。
おっちゃんは二階で競馬中継、蘭は大阪から来た和葉ちゃんと遊びに行った。
なまえちゃんは荷物を持って自宅に上がると冷凍庫に食材を詰め込んでいる。約束どおりお昼を作ってくれるらしい。
「来てくれてありがとな」
「ん」
なまえちゃんの家にはテレビゲームが無いらしく、それなら一緒にゲームをやろうと誘った。
なまえちゃんならあいつらと違ってゲームが苦手な俺をバカにしないだろうし、楽しくできると思ったからだ。
「モリオカート…」
「これがいいのか?」
なまえちゃんが頷いたのでソフトを差し込み、ゲームとコントローラーの使い方を説明する。
使いたいキャラを先に選んでいいよと言えばヨッスーを選んだ。理由は見た目が可愛いからだとか。
俺はモリオを選んで、コースは一番簡単な場所にした。
レース結果はなまえちゃんは家にテレビゲームが無いのに俺より上手かった。つまりは1位。
コースのギリギリを攻めて走って最短ルートでゴールするし、アイテムの引きも良かった。
なまえちゃんは下手だとバカにせず、楽しかったと言ったので負けたけど気分は悪く無い。
なまえちゃんとコースを変えてしばらくゲームをしていと、俺のお腹が鳴った。時計を見るともうすぐ十二時だ。
「キッチン」
「ああ、楽しみにしてるな」
ゲームを一時中断して、テーブルを拭く。俺にはそれくらいしかできること無いだろうし。手伝おうとしたら逆に足手まといになるからな。
包丁でリズム良く切ってる音が聞こえる中、大人しく本でも読もうと思ったら玄関のチャイムが鳴り、扉を開けて見ると大阪にいるはずのアイツの姿が目に入った。
「よっ、工藤!コナンクンがお熱になっとる噂のなまえちゃんは〜っと」
「服部お前な……今キッチンにいるよ」
俺の許可無しに靴を脱いでズカズカとキッチンに向かった。
何でなまえちゃんがここに居るのを知っているかと言うと俺がなまえちゃんと家で遊ぶ約束をしたとメールで話したからだ。
「だれ…」
「西の高校生探偵服部平次!平次お兄ちゃんって呼んでな、なまえちゃん」
「名前…不審者…」
「ちょお、ナイフ向けるのは無しや!」
「なまえちゃん、いきなりこの人が押し掛けて来てごめんな。
俺の知り合いだから警戒しないで欲しい。怪しい奴じゃないんだ」
「そう…服部さん」
「どないしたん?平次お兄ちゃんって呼んでもええんやで」
「なまえちゃんがお昼食べる?って聞いてるんだよ」
「お昼作ってくれるんか、ありがとさん。ほな遠慮なくお願いするわ」
なまえちゃんはナイフを一度まな板の上に置くと冷凍庫から開封済みのエリンギをパックごと持って行き、俺たちに背を向けるとまな板の上でエリンギを切り始めた。
ここにいても邪魔になるだろうし、俺と服部はキッチンから離れた。
「なあ、コナンクンがお熱になっとるなまえちゃんめっちゃかわええやん!
なんやあの警戒が解けた後の丸っこい瞳!かわいすぎやろ!
あ〜平次お兄ちゃん大好き♡って言ってもらいたいわ」
「なまえちゃんは一緒にいて楽で、信頼してる子だよ。第一オメーには和葉ちゃんがいるだろうが」
「なまえちゃんと和葉を一緒にすんなや!
なまえちゃんめっちゃかわええやんか!あの純粋な瞳を自分色に育てたいわ」
安室さんといい服部といい、肌の色が濃い人はなまえちゃん限定でロリコンになるのか。
安室さんと中々いい勝負してるぞ服部…。
しばらく頭のおかしくなった服部と話していると、コンロと換気扇の音が止まった。
キッチンに向かうとなまえちゃんはお皿に盛り付けている。どうやら完成したらしい。
「できた」
「おおっ!パスタとスープめっちゃ美味しそうやな!」
なまえちゃんが作ったのは、ベーコンとエリンギのバター醤油パスタと根菜スープ。見た目がすでに美味しそうだ。
いただきますと手を合わせて言って、まずはパスタを一口。
「うまっ!
こんなうまいの初めて食べたわ!」
「だな、すげー美味しい。
何か隠し味入ってんのか?」
「愛情」
「え?」
「冗談」
なまえちゃんが冗談なんて珍しいな。
関西人の服部がいるからなまえちゃんなりに笑わせようとしたとか?
服部はなまえちゃんの愛情入りの料理が身体に染み渡ると安室さん並みにヤバい事を言ってるが、関西人のノリと解釈したのかなまえちゃんはそう、と一言。
「━━おそまつさん!なまえちゃんの愛情たっぷり料理美味かったで!このまま大阪に持ち帰りたいわあ」
「パパと一緒が良い」
「そっか、パパなあ。
ほんならパパより俺が好きになったらいつでも大阪
「…そ」
服部は嬉しそうにしているが、なまえちゃんは、そんな事言っても私はパパ以上に好きになんてならないから、と言ってる。
なまえちゃんは服部を置いて食器を回収すると片付けを始めた。
「なまえちゃん手伝うよ」
「ん…」
なまえちゃんが洗ったのをフキンで拭いてるだけだから邪魔にはなってないはず。
片付け終わるとなまえちゃんはモリオと呟いたので、楽しかったからまたやりたいのだろう。
「カートじゃなくてパーティーの方やってみるか?すごろくみたいなやつで色んなミニゲームがあるんだ。なまえちゃんも気に入るよ」
「パーティーやりたい」
「んじゃ、さっそくやろうぜ」
にやにやしている服部の手をなまえちゃんが引っ張って立ち上がらせ、ゲームの前まで誘導させて座らせた。
一緒にやろうとなまえちゃんが誘うと、こんな昼間から誘うなんて大胆やなぁ!夜まで待ちきれんなら早よ言うてやと、なまえちゃんに下ネタを吹っ掛けて服に手を掛けようとしてたので、なまえちゃんに当たらないよう服部の横顔にサッカーボールを蹴りつけた。
「ゲームだよゲーム。
服部お前…その年で刑務所に入りてえのか?」
「ああゲームか!
てっきりセッ「なまえちゃんの前で汚い言葉を吐くなよ。これ以上なまえちゃんに何かしようってなら……」
ポケットからスマホを取り出す素振りを見せると服部は素直に謝ってゲームコントローラを手に持った。
ソフトをモリオパーティーに差し替え、服部が危険だから俺が真ん中に座ってなまえちゃんを右側に座らせる。
なまえちゃんが一回目のサイコロを振る番になったらサイコロの目が2だった。
なまえちゃんは目押ししたのに…と呟いてる。
「なまえちゃんって、あのめっちゃ速いサイコロ見えるんか?」
「ん…」
「動体視力ええなあ!」
いやいや、サイコロが回る順番覚えて押すタイミングも計算した…って動体視力どころじゃねえだろ。
なまえちゃんって小学一年生なのに、たまに見えねえ時があるんだよな。
まあ仮面ヤイバーを目指してるし、お父さんが大好きだから小学一年生なんだけど。
━━それから
三人でゲームをやって、三時になったらなまえちゃんが朝焼いて持って来た手作りクッキーを食べて、四時を過ぎたらなまえちゃんが帰ると言った。
「もう帰るん?ほな家まで送るわ」
「なまえちゃんはスーパーで買い物をして夜ご飯の準備をするんだよ。
それより服部…どさくさに紛れてなまえちゃんの自宅を突き止めようとするなよ」
「バレてもうたならしゃーない。
なまえちゃん、自宅教えてくれへん?」
「やだ」
「だとよ。諦めろ」
俺と服部はなまえちゃんをポアロの前まで見送ると、ドアベルが音を立てて扉が開いた。
見るとエプロンを着ていない安室さんがいて、なまえちゃんを見るなり抱き上げて今日も可愛いねなんて言い出した。
俺が安室さんに声をかけると、なまえちゃんが可愛すぎて気づかなかったよ、なんて白々しく言葉を吐いた。
「バイト終わって帰ろうかと思ったら、なまえちゃんに遭遇なんて運が良いなあ」
いや絶対ウソだろ。
安室さんがなまえちゃんに口づけをしようと試みるが、気持ち悪いと言ってスケボーを盾にして防いでる。
「安室さん、それ以上やるなら…分かってるよね?」
「分かってるさ。
ただのジョークだよ」
ポケットからスマホ出して安室さんに見せればなまえちゃんを地面に降ろした。
「ね、なまえちゃんの手料理食べたいな」
「ん…」
「お金だけはあるから高いお肉にしようか。
あ、二人ともさようなら」
「ん…バイバイ」
「またな、なまえちゃん」
「なまえちゃんまた会おうなぁ!」
なまえちゃんが夜ご飯食べるなら奢ってって言ったけど。
安室さんさあ…ニヤニヤしながらなまえちゃんにお金持ってるアピールするなよ。
安室さんはなまえちゃんと手を繋いで歩いてニヤニヤしてるし、それを見た安室さんファンの女子高生が、子供に笑顔を向けてるカッコいい店員さんだと思ってきゃあきゃあ言ってるし…。
「なあ工藤、あの店員の兄ちゃんヤバない?」
「服部、お前もだよ」
