風見パパになる
名前
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朝起きたら頭がぼーっとした。この感じは熱だ。
けど風見に迷惑かかるから黙ってないと。また熱がでたんですかって呆れられちゃう。
零が朝食を作ってくれたけど食欲がない。
けど残すと怪しまれるから無理矢理食べた。
「なあ名前、体調はどうだ?」
「別に?」
「本当か?だったらいいが。
夜中にくしゃみをしていたから心配でな…」
くしゃみなんてした覚えが無いけど。
もしかして夜から体調が悪かったのかな。
急用ができたと言った零を玄関まで見送って、自室の布団に寝転がる。
今日は休日で学校は休みだから、ゆっくりできる。
風見が帰ってくる前に熱を下げないと…。
頬に何かが何度も触れてる気がする。この心が満たされるような感じは…風見だ。
ゆっくりと瞳と開けて風見の名前を呼べば、頭を優しく撫でてくれた。
「なんじ……?」
「七時過ぎです。
夕食はコンビニで済ませたので大丈夫ですよ。お風呂はシャワーで済ませました」
体調はどうですかと訊かれ、ゆっくりと身体を起こした。
やっぱり風見にばれたかと思いながら、朝よりはマシと答える。
「朝よりはって…いったい何があったんです?
自分がいない間、降谷さんに何されたんですか」
「普通に食べて寝た…はず。
けど、起きたら体調の心配された。夜中にくしゃみしてたからって…」
「降谷さんに布団を剥ぎ取られんですか」
「んー…わからない。
けど何ともないって、ごまかした…」
「そうですか…。
やはり降谷さんと一緒の布団で眠る事を禁止するべきですね。
降谷さん用の布団を買って、これからは床に敷いて寝てもらいましょう。
言うことを聞かなければ、追い出せば良いですし。
それとも沖矢さんに預けた方が安心だろうか…」
風見がどっかに行くのをぼーっと見てたら、水が入ったコップとお風呂の桶を持ってきた。
風見にうがいをするよう言われて従って、風見がそれを片付けてまた部屋からいなくなる。
戻ってきたと思ったら、水分補給をして欲しいと常温の水を持ってきた。
大人しく飲んだら、上手に飲めてえらいですねって頭を撫でてくれた。
「風見…ごめんね…熱だして…」
「謝る必要なんてありませんよ。
降谷さんのせいで疲れが溜まっていたのでしょう。あの人は無茶な事を要求しますから」
「私が、体調管理…悪かっただけ…。
風見、うつるから…あっちいって…?」
「嫌です。
もし貴方の体調が悪化して苦しくて助けて欲しい時、すぐに対処できないでしょう」
助けてなんて思うわけない。
だって私のせいで風見が熱だして苦しんだら嫌だよ。
それなのに風見は早く熱が下がりますようにって頬にたくさんキスをしてくれて、よけいに体温が上がってしまった。
「そんな事されたら、もっと欲しくなっちゃうよ」
「それなら…貴方が満足するまで、たくさんしますね」
やっぱりというべきか、私が元気になったら風見が風邪をひいて、学校を休んで風見の看病をした。