真っ白な愛




ずっと…ずっと大昔のお話。



“人ならざるモノ”が存在していた時代。



それを人は“もののけ”と言い、森の奥深い…簡単には行けない場所に小さな祠を造り、もののけを祀っていた。



数年に一度だけ祠の手入れと、毎年豊作の時期の秋にもののけに供物を捧げる時だけ村の神主と巫女だけが森に入る事が許された。



それ以外は森へ立ち入る事は禁じられ、森に入れば最後もののけに喰われて二度と帰って来れないと言われてる。



だから森に踏み入る事は禁忌とされている。













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