このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

月日




暖かい布団にフカフカの枕、少し空いたカーテンからは朝日が差し込んでくる。
もう少し寝たいと寝返りを打つと壁ではない何かに当たった


「蛍........」

横で眠るはメガネを取りいつもより2割くらい幼い顔をした蛍、布団を首まで被りねている。
すぅすぅと、音を立てる寝息に口元が緩む。
寝ている時はこんなにも可愛いのに起きてる時は、、、、なんて考えながら一度大きく伸びをした。そろそろ起きなければ、朝練の時間に間に合わない。
だけど心を鬼にして彼の肩を叩いた

「蛍ー!!!おきろ!!」

そう言って揺するが、んん...と言うだけで一向に起きる気配がない。
これもまぁ、毎朝のこと。
俺が朝モーニングコールをする時もこんな感じ、起きる気配はないけれどあと3分。そのくらいで彼は起きるだろう。こうやって声をかけて、頭を撫でて。

あぁ、なんて幸せな朝。



「.....おはよう、翔陽」
少し掠れた低い声、彼は少し笑った















1/1ページ
    スキ