このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

お題まとめ

「いつになったら慣れてくれるんだい?」

もう僕は、君の「友」なんかじゃない。「恋人」なんですよ。



 * * * * *



「俺の家族に挨拶しないか?」

改めて、熊野に来て会ってみますか。僕の兄やヒノエや、その他の親族に。
それで報告しておきましょうよ。僕たち、生涯一緒にいることにしたんですって。



 * * * * *



「歪んだ顔、イイね。そそられる」

怪我を負った君。心配で堪らないのに、早く良くなって欲しいのに、痛がる顔も見ていたいと思ってしまう。



 * * * * *



「騙されないからな」

騙すも何も、本心なんだけどな。



 * * * * *



「こんなに幸せでいいのだろうか」

時々、そんなことを考える。
けれど、僕のような者が幸せであってはならないとしても。後で何かの罰があるとしても。
この幸せを手放すことは、僕にはもうできそうもない。



 * * * * *



「忘れて(忘れないで)」

僕の記憶を君から消してしまえたら、君は悲しまずに済んだのだろうか。
君の泣き顔なんか見たくないので、そうできたら良かったなあと切に思うくせに。本当にそれができてしまったら、僕の方が涙が止まらなくなりそうだ。


 * * * * *



「幸せにしてあげよっか?」

なんて、烏滸がましくて言えないな。
だって、幸せにならせてもらってるのは僕の方。



 * * * * *



「お前は俺から一生離れられない」

当たり前じゃないですか、何を今更。



 * * * * *



「嫁にしたい」

奇遇ですね。僕も常々、君に同じことを思っているんですよ。



 * * * * *



「俺には眩しすぎる」

どこまでも真っ直ぐな君。いっそのこと、その光で僕を焼き尽くしてくれないだろうか。そうしたら、僕も少しはきれいに生まれ変われるんじゃないかって。



 * * * * *



「随分と待たせてしまったな」

そんなこと、関係ない。君にもう一度、仲間として会えたこと。皆を連れて来てくれたこと。僕がどれだけ嬉しかったか。



 * * * * *



「もしかして、天使?」

すぐ近くに、龍神の神子が二人もいるのに。
君に対してそんなことを思ったのが、一度や二度ではないんです。



 * * * * *



「助かった。感謝する」

数えきれないほどその台詞を聞いてきたということは、数えきれないほどの時を、君と過ごしてきたということ。



 * * * * *



「同棲? 同居だろ」

はあ……(深いため息の後頭を横に振る)。



 * * * * *



「慣れてんじゃないの?」

ええ、君よりは遥かに。ですがそんなこと、今問題ですか?



 * * * * *



「俺とアイツ、どちらを選ぶ?」

あいつって一体、誰のことでしょう。
え、望美さん? 僕が彼女に、思わせぶりな態度を取ってるから、と?
(ひとしきり、笑って)
案外君も可愛いところがあるんだな。分かりました、僕の口からはっきりと告げてあげましょう。

ーーー九郎。
僕が選ぶのは君。君しか、あり得ない。
1/3ページ
スキ