*灰谷兄弟*
*namechange*
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「りんど……っ、も、無理っ……!無理だからぁ!あっああっ、んぅ……!」
「無理じゃねーだろ」
「あっ、だめぇ……!!」
どのくらいの時間竜胆に愛撫され続けているのだろう。
私の中に入れた指を出し入れしながら、たまに私の弱いところ押し上げ、指を擦りつける。
早く竜胆のモノが欲しい、そう懇願しても黙って愛撫を続けられ、もう頭がおかしくなってしまいそうだ。いや、もうおかしくなっているのかもしれない。
こんな状況になってしまったのは、私の不注意からである。
***
やっと溜まっていた仕事が片付き、「やっと終わった……」と呟きながら机に突っ伏す。
上司から押し付けられた仕事、後輩のミスのカバー、それらが重なりここ数日は目が回る忙しさだった。
一刻も早く帰って、温かいお風呂に浸かって、寝たい。ご飯はいらない。
私は身体を起こし、そそくさと帰り支度を始める。
その時、唐突な眩暈に襲われた。
あ、やばい。倒れる。
そう思った瞬間、誰かに身体を支えられた。
「苗字さん、大丈夫ですか!?」
「う……あ、あぁ、ごめん、ありがとう」
どうやらまだ残っていた後輩くんが身体を支えてくれたらしい。
彼は私の部署でも人気の高い子で、顔は平々凡々なのだが、とにかく性格がいいらしい。
まあ、灰谷竜胆という彼氏がいる私には関係のないことなのだが。
「大丈夫。ありがとうね。じゃあ、私帰るから……」
「いやいや、フラフラじゃないですか。夜も遅いですし、送ります」
確かに、先ほどの眩暈程ではないが、少しだけくらくらする。
だけど男の人に送ってもらったりしたら竜胆が何をするかわかったもんじゃない。いや、なんとなく予想はつくけれど。
でも確かここ数日は帰れないと言っていた気がする。
「じゃあ、お言葉に甘えようかな」
***
後輩くんにマンションの近くまで送ってもらい、やっと自分の部屋のある階に辿り着く。
はあ、と大きな溜息をつきながら、項垂れながら部屋へ向かうと、もう少しというところで、青いスーツが見えた。
うそでしょ。
一気に血の気が引いていく。
ばっ、と顔を上げると、そこには竜胆が立っていた。
「お帰りー。男と帰宅なんていい度胸してんね」
終わった。
まさかこんな、こんなタイミングで竜胆が帰ってきているなんて。
いやそもそもまだ帰ってこれないはずなのでは?
そんな問いが頭に浮かんでも何も言葉を発せない。
「あ、え、と……」
「早く部屋入ったら?」
笑顔で言う竜胆の声は、明らかに怒っていた。
私は言われるがまま、部屋の鍵を開けた。
***
「ッ!?」
部屋に入った瞬間、壁に頭を押し付けられる。
加減はしているとはいえ、かなり痛い。
「なあ、あの男なに?」
「こ、後輩……」
「俺言わなかったっけ?他の男と絡んだら殺すって」
「ご、ごめっ、ごめんなさっ」
「ごめんなさいじゃねえんだよ」
私の頭を掴む手に力が入る。
このまま潰されてしまうのではないのかと怖くなり、私は必死に謝罪しようと口を開くが、あまりの恐怖に声が出ず、はくはくと口を動かすだけになってしまった。
「そんなに殺されてえなら、殺してやるよ」
そう言って竜胆は私の脚の間に自分の脚を入れ、片手で思い切りストッキングを破った。
「えっ、竜胆!?なにして……!」
「黙れ」
びくっ、と身体が強張る。
そして瞬時に理解した。
―――犯される―――。
頭を押さえつけていた手を離し、背後から私のブラウスのボタンをはずしていく。
そしてブラのホックも器用にはずし、私の胸を露わにした。
「なに、こんな状況でも興奮してんの?」
ツン、と勃った私の乳首を触り、嘲笑うように竜胆が言う。
「あぅ……っ、ちが、うっ、あっ!?」
「違わねえだろ」
そう言って竜胆は私の首筋に容赦なく噛み付いた。
突然の刺激に思わず声が出てしまう。
「噛まれても感じるのかよ。淫乱」
ははっ、と笑いながら竜胆は言い放つ。
こんな身体にしたのは誰だと思っているんだ。
なんて思っていると、胸への刺激が強くなる。
「あっ、あぅ、あ、ひぅ!!」
指先で弾いたり、押しつぶしたり、摘まんだりされて甘い快感に襲われる。
首筋に這わせた舌が徐々に下りていく。
「チッ、邪魔」
壁に手をついていた私の腕を無理やり壁から引きはがし、ブラウスとブラを剥ぎ取り、床へと乱暴に投げた。
これで私の上半身は完全に露わになった。
壁に押し付けていた身体をくるり、と自分の方へ向かせた竜胆は、「ふーん……こういう格好もいいじゃん」と言いながら、まじまじと私の身体を見る。
「そんなに見ないで……っ」
「拒否権あると思ってんの?」
そしてまたがぶり、と先程とは逆側の首筋にかぶりつく。
「印はこんなもんでいいか」
私の首筋から口を離した竜胆はそう言い、満足そうに笑う。
そしてぐりぐりと私の脚の間に割り入っている脚を私のソコに押し付ける。
「んあっ、う、んんっ」
「こっちも虐めてやらねえとなあ?」
そう言って下着の上から濡れたソコを撫でる。
「もうぐちょぐちょじゃん」
にやにやと笑いながら竜胆はするり、と下着の中に指を侵入させる。
「はっ、ああ!」
「ほんと、淫乱」
最近ご無沙汰だったというのもあるのか、ぐちぐちと入口を弄られるだけで達してしまいそうになる。
「脚、あげて」
言われるがまま脚を上げると、竜胆は下着を脱がし、完全に露わになったソコに顔を埋めた。
「まっ、そこきたなっ、ひんっ!?」
ぺろりと表面を舐められ、ゾクゾクとした快楽が身体中に走る。
「それ、だめぇ……!」
「いい、の間違いだろ」
「きゃぅ!?」
くぱ、とソコを開き、思い切り吸い付かれる。
そしてナカへと舌を侵入させてきた。
「まって、あっ、イッ、イっちゃう!イっちゃうからぁ!!」
「イけよ」
「ひっ、あっ、ああっ、あっ、あぁーーーーッ」
びくびくと痙攣しながら、私は竜胆の舌でイってしまった。
どうしよう、すごく気持ちいい。
呼吸を整えながら、ぼう、としていると、ずぷり、とナカに何かが侵入してきた。
「ひ!?」
「まだ終わんねーよ」
入ってきたのは竜胆の指だった。一気に2本の指が入り込み、ナカでばらばらに動かされる。
イったばかりの私はその刺激に耐え切れず、腰が抜けてしまい、床にへたり込んでしまう。
その瞬間、竜胆の指が抜け、また軽イきしてしまった。
「あーあ。抜けちまった。まあいいけど」
私を見下ろしながらクスリ、と笑う竜胆。
一方私はというと、なんとか意識を保てているような状態だ。
「これ、汚れたから綺麗にしろよ」
半開きの私の口に、先ほどまで私のナカを弄っていた指を突っ込む。
私は反抗するどころか、自分からその指に舌を絡め、いやらしくその指についた自分の蜜を舐めとっていく。
すると竜胆はにっこりと笑い、「いい子」と私の頭を撫でる。
それだけで私の奥はきゅんと疼いてしまう。
「りん、ど……欲しい……」
「んー?」
聞こえない、とでも言うように、竜胆はまた私の中に指を入れる。
「りんど……っ、も、無理っ……!無理だからぁ!あっああっ、んぅ……!」
「無理じゃねーだろ」
「あっ、だめぇ……!!」
ナカで指を動かされる度に何度もイってしまう。
だめだ、これ以上は、本当に。
私は竜胆の首に腕を回し、ぎゅう、と抱きしめる。
「これ、以上はっ、はっあ、死んじゃうっからあっ!!」
竜胆に抱き着きながらそう言うと、ピタリ、と愛撫が止まった。
そして私のナカから指を抜いた竜胆は、満足そうに笑って、
「本当に死んじゃう?」
「死んじゃ……う」
「じゃあこれ挿れたら、本当に死んじまうな?」
自分のモノをゴムもつけずに入口に当てがった。
「まって、ゴム……ッああああ!」
私の静止など聞かず、竜胆はソレを奥まで一気に挿入した。
私はその刺激に耐え切れるわけもなく、呆気なくイってしまい、そしてまた意識も飛びそうだった。
「はっ、すっげー締め付け」
それでもお構いなしに竜胆は奥を執拗に突き続ける。
コツ、コツ、と子宮の入口に竜胆のモノが当たるのがわかる。
だけどもうほとんど意識のない私は、はくはくと口を動かすだけで喘ぐことすら出来なくなっていた。
「はー……、やっと殺せたかな」
「ど、ゆ……いみ……」
「イきまくってもう死にそうになってんじゃん」
ああ、そういうことか。
殺すってこういう意味だったのか。
確かにこれは、死んじゃうかも。
ほとんど回らない頭でそれを理解し、私はまるでダッチワイフのように、竜胆のソレを受け止めていた。
「ははっ、そんなんになっても締め付けだけはっ、いいの、なっ!」
「あひぁっ!?」
ゴツンッ、と激しく奥を突かれ、飛びかけていた意識を無理やり引き戻される。
「死ぬのは俺がイってから、なっ」
「あっあっあぅっ、奥、おくぅ……!」
「奥が何?」
「きもち、きもちぃのぉ……!竜胆の、あっあう、当たっ、て、おかしくなるのぉ!」
「ほんっと、淫乱……!」
自分でも淫乱だと思う。まさか自分の口からこんな言葉が出てくるなんて思ってなかった。
けれど止まらない。
竜胆のことしか考えられない。気持ちいい。もっと。どうなってもいい。もっと気持ちよくなりたい。
そんな思考に染まった私の頭は完全に壊れてしまったと言ってもいい。
「りんど、ちゅう、ちゅうしてっ」
懇願するように言うと、竜胆は私の腰を掴んでいた手を離し、乱暴に頬を掴むと、今日初めてのキスをしてくれた。
「んっ、んむ、ふっ、ぅ……」
お互いの唾液が交じり合う。私はそれを必死に飲み込んだ。
何度も角度を変えながらの、ひたすらにお互いを求めるだけのキス。
だけどそれが気持ちよくて、竜胆が私を求めてくれている気がして、更に私の奥はきゅうっと締まった。
「ぷはっ、あっ、竜胆……!好きっ好きっ」
「くっそ……、そんな締めんな……っ」
「りんど、の頂戴っ!おくに欲しいっ」
本当に一体私はどうしてしまったというのか。
さっきまでゴムをつけろと言っていたくせに、今では竜胆が欲しくて仕方がない。
「はっ、お望み通り、奥に出してやるよッ」
「ふぁああっ、あっ、ああっ!」
「……っ、名前っ、名前っ……!」
「竜胆っ、りんどぉっ……!」
「う、くっ……、出るっ……!」
「出してっ、なかっ、なかぁ!」
「わかってるっての……っ!くっそ、孕んでも知らねーから、なっ!」
そう言って、ゴツン、と今までで一番強く奥を突かれ、とてつもない快楽にが襲い掛かった。
「あっあああぁぁあ―――ッ!!」
「うっ、ぐ、ぁっ」
ドクン、と自分のナカで竜胆のモノが脈打ち、熱いものが流れ込んでくる。
それと同時に私の意識は完全に飛んだのだった。
***
翌朝。
スマホのアラームで目が覚めた私は、いつものようにベッドから出て、身支度を整えようとしたところで違和感に気付いた。
「待ってなんで私ベッドで寝てるの!?ていうか朝!?」
ハッ、として時計を見ると、時刻は9時。
「仕事遅刻じゃん!!」
やばいやばいと焦りながらスーツに着替えようとしたところで、寝室の扉が開いた。
「朝から騒がしいな、おい」
「……竜胆?え?な、なんでい……」
なんでいるの、と言いかけたところで一気に顔が赤くなる。
そうだ、昨日、私竜胆に……。
「昨日は楽しかったなあ?」
にたにたと笑う竜胆とは反対に、私は頭を抱えて座り込む。
いや、それはもう終わったことだ、仕方ない。それよりも竜胆に聞くことがある。
「あの、もしかしてベッドまで運んでくれた……?」
「当たり前だろ。床で寝たかったか?」
「いえ、ありがとうございます……」
「ついでに身体も軽く拭いといた」
「ありがとうございます……」
「あと飯、作っといたから食えよ」
「そ、そこまで……。ありがとうございます……」
もうお礼しか言えない。
こんなに完璧な人間が私の彼氏だとは。いや、まあ、仕事に関しては目を瞑るとして。
「って、そうだ仕事!私仕事行かなきゃ!」
「ああ、休むって伝えといた」
「……はい?」
どうやって?
バッとベッドの端に置いてあるスマホを取り、発信履歴を見る。
「もしかしてだけど、私のスマホから会社に連絡いれた?」
「俺の誕生日をパスワードにしてるとか可愛いなあ?」
shit……。
迂闊すぎた。
でも、助かったかもしれない。実のところ、腰が痛くて仕方がないのだ。
「昨日無理させたしな。それに最近仕事すげー忙しかったろ。今日くらいはゆっくり休め」
「竜胆……」
ぽんぽん、と私の頭を撫でる竜胆が愛おしくて、私は竜胆に抱き着いた。
どこにも行ってほしくない、離したくない。
「おいおい、名前ー?そんなに抱き締められたら俺が仕事に遅刻するんだけど?」
「竜胆も休んでよ」
「休んだら俺が首領に殺されるわ……」
こわくてやさしい
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