木ノ葉短編
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ベッドの中で、ぼんやりと天井を見つめる。
暗い中、特に見ていて楽しい物でもないのだが。
「眠れないのか?」
横にいるシノが、薄く目を開けてこちらを見ている。
「ん……、なんか、そんな感じ」
「そうか……」
ごろりとこちらに体を向け、シノが軽く布団を持ち上げる。
こもっていた熱がふわっと頬に触れた。
「清香、こっちへ来い」
誘われるまま、もぞもぞとシノの方に身を寄せた。
案外高い体温が、ぴたりと触れ合った部分から伝わる。
シノの腕は布団を下ろすと、そのまま私の頭を撫でた。
額に小さく口づけて、優しく目が細められる。
「清香」
「なに?」
「呼んでみただけだ」
「なにそれ」
くつくつと笑い合う。
きゅ、と頭を抱え込まれて、シノの匂いが近くなった。
首元で、シノが深く呼吸するのが聞こえた。
「こうして……お前が傍にいると、安心する。俺は、たまに余計な事まで考えてしまう事があるから」
彼の低音が耳をくすぐる。
柔らかく髪を梳きながら、優しく頭を撫でられる。
「だが、お前が傍で笑ってくれると、落ち着ける。大丈夫だと、そう思える。
だから、俺も……お前にとって、そういう存在でありたい」
ちょっと不器用で優しい伝え方が、面映ゆくて。
穏やかな声が、心地よくて。
彼の言う通り、甘えさせてもらう事にした。
「ありがと、シノ。じゃ、もうちょっと……撫でてもらってても、いい?」
「ああ。もちろんだ」
「ふふ。うれし……」
安心してしまうと、案外早く眠気も訪れてくるもので。
重くなった瞼を閉じて、彼の胸に身を委ねる。
「おやすみ……清香」
そうして私は、彼の囁きの中、まどろみに溶けていった。
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