木ノ葉短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
お題:日常シーン10題
『午後の日差し』
by確かに恋だった
「シノー、本当にいいの? 何処にも行かなくて」
「ああ。構わない」
窓の前でカーテンを掴む彼女に、緩く首を振る。
どちらも出不精な質の俺達だ。
たまの休日だからと、外に誘ってくれる気遣いは有難い。
だが、たまの休日だからこそ、こうして2人でまったりしたい。
「まあ、私は助かるけどね」
もう午後になった日差しを肌に纏わせ、食器を片付けにかかる彼女を目で追う。
ベッドに寝転がったまま眺める光景に、温かい満足感を得た。
寝室を出るのが面倒だからと、ここで食べた遅い朝食。
2人きりで食べた事、彼女が使った食器が俺の物である事。
目覚めた時から、今日は1日一緒である事。
「なに笑ってんの、シノ」
愛おしげに細められた瞳に、頬をつつかれた。
ああ、そんなのは決まっている。
腕を伸ばして、細い腰を引き寄せた。
何故なら、
「――今、幸せだからだ」
.
『午後の日差し』
by確かに恋だった
「シノー、本当にいいの? 何処にも行かなくて」
「ああ。構わない」
窓の前でカーテンを掴む彼女に、緩く首を振る。
どちらも出不精な質の俺達だ。
たまの休日だからと、外に誘ってくれる気遣いは有難い。
だが、たまの休日だからこそ、こうして2人でまったりしたい。
「まあ、私は助かるけどね」
もう午後になった日差しを肌に纏わせ、食器を片付けにかかる彼女を目で追う。
ベッドに寝転がったまま眺める光景に、温かい満足感を得た。
寝室を出るのが面倒だからと、ここで食べた遅い朝食。
2人きりで食べた事、彼女が使った食器が俺の物である事。
目覚めた時から、今日は1日一緒である事。
「なに笑ってんの、シノ」
愛おしげに細められた瞳に、頬をつつかれた。
ああ、そんなのは決まっている。
腕を伸ばして、細い腰を引き寄せた。
何故なら、
「――今、幸せだからだ」
.