抒情歌
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彼の手に初めて触れた時、世界が弾けた。
鼓動が破裂しそうなくらい弾んで、体中が沸騰しそうなほど熱くなった。
頬が赤くなりすぎて、彼に見られるのが恥ずかしくなった。
彼の顔なんて、今まで何度だって見たことがあった筈なのに。
その瞬間から、彼を中心に、見える世界が変わってしまった。
気が付いたらぼうっと彼の事を考えてしまって、いつもどこでも夢を見てるような心地だった。
彼に会えないかなとそればかり考えて、彼に会えたら次は何をしようかと思い巡らす。
最近、彼と過ごす事も増えた。
色んな事を話して、色んな事を一緒にして。
だから、とっても嬉しかったの。
「清香の事が、好きだ」
彼が、そう言ってくれた事が。
彼になら、私の全てをあげてもいいと思えた。
だから。
「私も。……私も好き、です」
幸せな瞬間の筈なのに。
その時、不意に誰かの叫び声が耳をつんざいた気がした。
辺りを見ても何もなくて、気の所為だと思うけれど。
少しだけ、不安の影が胸を掠めた。
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