デフォルト名:四条院 千紗季
第9帖
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尾刈斗中との試合の日を迎えた。
そろそろ先方の来訪時間であることを確認した夏未と千紗季は、理事長室を出てグラウンドへ移動する。
「その後、サッカー部の様子はどう?」
サッカー部の状況を確認するよう言い渡されていた千紗季は、ここ数日の間で観察した内容と、幼馴染たちから聞いていた話を報告する。
「特訓は順調みたい。守も帝国戦で編み出したキーパー技の練習を続けていたようだし。あと染岡くん、どうやら彼がシュート技を習得したそうよ」
「そう」
夏未の表情は、変わることは無い。それくらいやってみせて当然、といったところか。
「けど、染岡くんは豪炎寺くんの加入に納得がいかないみたい。そこが少し対立している……というより、染岡くんが一方的に突っかかってるって感じかしら」
「試合を控えているというのに、随分と余裕ですこと。その
対戦相手は不気味な噂に溢れた尾刈斗中だ。チームプレイが不十分な状態では、勝てる見込みも低いだろう。
実況を務める将棋部 角馬圭太の声が、雷門中の敷地内に響き渡る。
先の練習試合の影響か、単なる暇つぶしか、グラウンドの周辺にはギャラリーが集まっていた。
そして、お呼びでない人物達までもが、見物に来ている。
「夏未、正門の方に」
「ええ、わかっているわ」
門の付近には、私服姿の見知った顔が二つ。どちらも帝国学園の人間だ。
一人は、キャプテンの鬼道。あの顔を見るのは、先日の夜会以来だ。そして、もう一人は、彼の右腕である佐久間次郎で間違いないだろう。
(夏未に言われて帝国選手のデータは頭に入れたけど、役に立つものねぇ……)
今後も帝国側から接触があることを想定し、選手の顔と名前くらいは一致させるよう指示があったのだ。
千紗季が副会長といえど、ここまでする必要はない。
だが、これも夏未から信頼された上でのお願いなのだから、相棒として応えてやりたくなるものだ。
「どうする?」
「偵察にでも来たのでしょう。彼らが邪魔をする理由はないでしょうし、放っておいて構わないわ」
「了解」
また豪炎寺が目的なのだろうか。もしくは、雷門の本当の実力を確かめにやって来たのか。
彼らの狙いはわからないが、こちらに害が無いのであれば相手にする必要はないだろう。
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