Day11-1 10月20日 午後 公園
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「あれ?やってないのかな…。」
「お登勢」は看板がでてなくて、<準備中>の札がかかってるだけだ。
フロアの照明はついていないけど、中からぼーっと薄暗く明かりが漏れてくる。開店準備が遅れてるのだろうか。
「入っちゃっていいのかな?」
「いいんじゃないの?居候の名前ちゃんは身内も同然だろ?」
「じゃあ、お先にどうぞ、入ってください。」
「名前ちゃんが先、レディーファースト。」
「そ、そうですか、じゃあ。」
「お登勢さん~、万事屋が鍵かかってるんで、しばらくおじゃましたいんですけど。」
戸を開けた途端、部屋に電気がついて明るくなった。
「お誕生日おめでとうございます!」
「おめでとうございます名前様!」
「名前ちゃん、ハッピーバースデー!」
「誕生日おめでとう!」
みんなの声と同時にクラッカーがはじけて紙吹雪が飛んできた。
「やっと主役の登場だね。アンタたち遅かったじゃないか。」
「タバコ買ってきたかコノヤロー。」
「だからレディファーストって言ったろ?今日の主役は名前ちゃんだ。お誕生日おめでとう!」
この世界に突然放り込まれてから毎日必死で、一年に一回の大切な日をすっかり忘れていた…。
そうだった!!今日は私の誕生日だったんだ!!
みんな…、ありがとう!!
長谷川と名前さんの出会いはDay4-1
後日談はDay5-4
2015年4月22日UP