Day1-2 10月10日 夕方 神社前交差点 接触
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「オイ!お嬢さん!大丈夫か?」
痛い…全身がとにかく痛い。
何せ、ボーリングのピンがスコーンと倒れるように路面に転がったのだ。
ヒリヒリと焼けるような痛みと、頭を打ったから重くてだるくてガンガンする感覚が波状攻撃で襲ってくる。
っつ、つらい。
「お嬢さん!お嬢さん?オイ!名前、言えるか?」
ふわふわで、白っぽい髪の毛の男の人が、あお向けに横たわったまま固まってる私を、申し訳なさそうにのぞきこんできた。
「お嬢さん?メイドさん?俺が…、俺が見えるか?声、出せるか?」
「聞こえてたら返事してくれ…、ください。」
私、ロングスカートタイプのメイド服を着たメイド…じゃなくて、ケーキ屋のウェイトレスなんだけどな。
でも、訂正している場合じゃない。
衝突のショックで声が出ない。
呼吸が乱れて、呼、びかけ、に答、えた、く、てもま、ばた、き一つで、きない。
「山崎~!救急車!」
「もう呼びました!」
「チッ、あと1分経っても来ねえなら娘さんをパトカーに乗せて病院行くぞ。っーか怪我の程度はどうなんだ! 」
「おい腐れ天パ!とりあえず担架出すから、こっちこい。娘さん意識あるのか?」
「テメーこそ自分の眼で確認しやがれニコチン野郎!どうやら頭打っちまったみてーで、素人が動かせるかわかんねーんだよ…」
「ちょっと沖田隊長~、けが人は新八くんに任せて、交通整理手伝ってくださいよ。」
「はーい、野次馬は下がった下がった、逆らう奴は即逮捕な。」
「はぁ~びっくらこいたよ。」
「あの娘が突然飛び出した、あれ?あんな娘いたか?」
「あっ、オレオレ~、今さ事故現場に出くわして……駅のホーム、ちげーよ、交差点………ざーんねん、グロじゃねえから、メイドさんがさ~…………何?お前近くにいんの?だったら来いよ…」
― ピピーッ、ピーッ、ピピーッ
交通整理の笛と野次馬の無遠慮なざわつきで辺りは騒然としている
痛い…全身がとにかく痛い。
何せ、ボーリングのピンがスコーンと倒れるように路面に転がったのだ。
ヒリヒリと焼けるような痛みと、頭を打ったから重くてだるくてガンガンする感覚が波状攻撃で襲ってくる。
っつ、つらい。
「お嬢さん!お嬢さん?オイ!名前、言えるか?」
ふわふわで、白っぽい髪の毛の男の人が、あお向けに横たわったまま固まってる私を、申し訳なさそうにのぞきこんできた。
「お嬢さん?メイドさん?俺が…、俺が見えるか?声、出せるか?」
「聞こえてたら返事してくれ…、ください。」
私、ロングスカートタイプのメイド服を着たメイド…じゃなくて、ケーキ屋のウェイトレスなんだけどな。
でも、訂正している場合じゃない。
衝突のショックで声が出ない。
呼吸が乱れて、呼、びかけ、に答、えた、く、てもま、ばた、き一つで、きない。
「山崎~!救急車!」
「もう呼びました!」
「チッ、あと1分経っても来ねえなら娘さんをパトカーに乗せて病院行くぞ。っーか怪我の程度はどうなんだ! 」
「おい腐れ天パ!とりあえず担架出すから、こっちこい。娘さん意識あるのか?」
「テメーこそ自分の眼で確認しやがれニコチン野郎!どうやら頭打っちまったみてーで、素人が動かせるかわかんねーんだよ…」
「ちょっと沖田隊長~、けが人は新八くんに任せて、交通整理手伝ってくださいよ。」
「はーい、野次馬は下がった下がった、逆らう奴は即逮捕な。」
「はぁ~びっくらこいたよ。」
「あの娘が突然飛び出した、あれ?あんな娘いたか?」
「あっ、オレオレ~、今さ事故現場に出くわして……駅のホーム、ちげーよ、交差点………ざーんねん、グロじゃねえから、メイドさんがさ~…………何?お前近くにいんの?だったら来いよ…」
― ピピーッ、ピーッ、ピピーッ
交通整理の笛と野次馬の無遠慮なざわつきで辺りは騒然としている