きみと謳う日常を
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今日は初めての委員会。京谷くんと初めての共同作業(?)。
緊張するな~!
隣の席なうえに委員会も一緒になってしまったので、委員会が決まってすぐに、私はまたもや京谷くんに挨拶する羽目になったのだった。
委員会も一緒だね、よろしくね、と京谷くん言うと、「ウス」と言われた。
臼???私って京谷くんとコミュニケーション取れてる?
どうせ蔵書の整理とかだし、話さなきゃいけない用事はないと思うけど、本当に不安しかない。
京谷くんは掃除当番、私は特に何もなかったので、私は先に図書室に向かうことにした。
・・・京谷くん、今日が委員会だってわかってるかなぁ。一応声かけるか。
一度深呼吸をして、掃除用具入れからほうきを出している京谷くんに話しかけた。
「今日、委員会だからよろしくね!先に図書室行ってます!」
「・・・ウス」
わざわざ言いに行ったりしてウザがられるかと思ったけど大丈夫だったー!よかったー!
それにしても私が今日までに手に入れた京谷くん語録は「京谷」と「ウス」のみだ。思えば私以外のクラスメイトともあまり話していない気がする。
教室を出るときにちらりと京谷くんを見ると、ほうきで教室の床を掃いていて、けっこう真面目なんだな、と思った。見た目で判断してゴメン。
◇
委員会が始まる5分前。京谷くんが図書室にやって来て、私の隣の席に腰をおろした。
「あ、お、おつかれさま~」
何を話したらいいかわからなかったがとりあえずそう言ってみた。
「・・・あぁ。」
京谷くんがちらっとこっちを見た。
無愛想ではあるけれど、話しかけると返事はしてくれる。ここ数日でそれが確認できて、緊張が少しほぐれた。
まだ委員会は始まらないので、間を持たせるためにもう少し会話してみることにした。
「委員会、早く終わるといいね~。京谷くんは部活やってるんだっけ?」
「・・・・」
机の木目を睨む京谷くん。
そんなに答えにくい質問だったかしら、と目をぱちくりさせていると京谷くんが口を開いた。
「バレーやってる」
「えー、そうなんだ!すごいね。うちのバレー部って強いんだよね。」
及川さんが有名な我が校のバレー部だったとは。強豪でやってるなんて、すごいなー。めっちゃ厳しそうだし、意識も高いんだろうなぁ。
私が感心していると、京谷くんは相変わらず机を睨みながら言った。
「部活は行ってねぇ」
「へ?」
委員会の開始が担当の先生によって告げられ、話はそこで終わってしまった。
2019.2.25
緊張するな~!
隣の席なうえに委員会も一緒になってしまったので、委員会が決まってすぐに、私はまたもや京谷くんに挨拶する羽目になったのだった。
委員会も一緒だね、よろしくね、と京谷くん言うと、「ウス」と言われた。
臼???私って京谷くんとコミュニケーション取れてる?
どうせ蔵書の整理とかだし、話さなきゃいけない用事はないと思うけど、本当に不安しかない。
京谷くんは掃除当番、私は特に何もなかったので、私は先に図書室に向かうことにした。
・・・京谷くん、今日が委員会だってわかってるかなぁ。一応声かけるか。
一度深呼吸をして、掃除用具入れからほうきを出している京谷くんに話しかけた。
「今日、委員会だからよろしくね!先に図書室行ってます!」
「・・・ウス」
わざわざ言いに行ったりしてウザがられるかと思ったけど大丈夫だったー!よかったー!
それにしても私が今日までに手に入れた京谷くん語録は「京谷」と「ウス」のみだ。思えば私以外のクラスメイトともあまり話していない気がする。
教室を出るときにちらりと京谷くんを見ると、ほうきで教室の床を掃いていて、けっこう真面目なんだな、と思った。見た目で判断してゴメン。
◇
委員会が始まる5分前。京谷くんが図書室にやって来て、私の隣の席に腰をおろした。
「あ、お、おつかれさま~」
何を話したらいいかわからなかったがとりあえずそう言ってみた。
「・・・あぁ。」
京谷くんがちらっとこっちを見た。
無愛想ではあるけれど、話しかけると返事はしてくれる。ここ数日でそれが確認できて、緊張が少しほぐれた。
まだ委員会は始まらないので、間を持たせるためにもう少し会話してみることにした。
「委員会、早く終わるといいね~。京谷くんは部活やってるんだっけ?」
「・・・・」
机の木目を睨む京谷くん。
そんなに答えにくい質問だったかしら、と目をぱちくりさせていると京谷くんが口を開いた。
「バレーやってる」
「えー、そうなんだ!すごいね。うちのバレー部って強いんだよね。」
及川さんが有名な我が校のバレー部だったとは。強豪でやってるなんて、すごいなー。めっちゃ厳しそうだし、意識も高いんだろうなぁ。
私が感心していると、京谷くんは相変わらず机を睨みながら言った。
「部活は行ってねぇ」
「へ?」
委員会の開始が担当の先生によって告げられ、話はそこで終わってしまった。
2019.2.25