料理長は愛されてます!
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日が沈んで夜になる頃、ホテルグルメのエントランスは大騒ぎだ。それもそのはず、何しろ美食四天王やIGOの大御所、再生屋など有名人たちが勢ぞろいしているのだから。
そんな彼らに堂々とウォールペンギンと挨拶するのはコックコートを着た瑞貴である。
「みなさん、ようこそお越しくださいました! 今日はお忙しい中、来てくれてありがとうございます!」
〈ユンユン!〉
「よう、瑞貴!」
「瑞貴ちゃんの誘いとあらば、来ない訳にもいかないからね」
「約束したのにすっぽかすなんて、美(ツク)しくねーこと俺(レ)がするわけねーだろ」
「小娘! さっさとメシを食わせろ!」
「瑞貴~! 会いたかったし~!」
「スクープ級の料理、てんこ盛り期待してるわ!」
〈クルッポー!〉
トリコとココとサニーとゼブラ、リンとティナとクルッポー――いつものメンバーはもちろんのこと。
「瑞貴さん、お久しぶりです!」
「あれからどれほど腕を上げたか期待してるぜ」
「やあ、瑞貴ちゃん。師匠も行きたいって言ってたけど、仕事が溜まってるからムリだって残念がってたよ。ついでに俺も手伝えって言われたけど瑞貴ちゃんの料理が直に食べられる機会ってそうないじゃん? だからなんとか逃げてきたわけよ。帰ったらお仕置きとかされそうな気がして怖いけど、瑞貴ちゃんの料理には師匠のお仕置き以上の価値があるから元が取れるっていうか――」
滝丸とマッチと鉄平――旅をした中で絆ができたメンバーもいる。
「たくさんの料理とお酒をご用意させていただきました! 会場へどうぞ!」
――会場に移動して数分ですぐさま大騒ぎとなっていく。メンバーが気の知れる相手というのもあるが、瑞貴を始めとしたホテルグルメの料理人が作った料理に酔いしれている。
「うっめー! さすが瑞貴の作った料理だな!」
「トリコ、品がない食べ方はやめたらどうだい」
「ゼブラ! テメッ、それは俺(レ)が狙ってた料理だろ!」
「フンッ。食うのが遅いお前が悪い」
「粗食を教えとするグルメ騎士(ナイト)のために、すまし汁やおにぎりも用意してくれるなど、瑞貴もやるな」
「これだけでもとてもおいしいですよ! さすが瑞貴さん」
「しかもこれ、捕獲レベルは低くても素材の味が引き立って他の料理に負けてないね」
次々と皿がカラになっていき、ウェイターが忙(セワ)しなく新しい料理を運んで行く。ちなみに厨房も完璧に仕込みをしていたのにも関わらず大騒ぎだ。
「完成したら片っ端から運んで!」
「大変です、料理長! 食材が尽きてしまいました!」
「早っ!? さすがトリコさんとゼブラさん、他のホテルからも頼んで来たのに……! とにかく現在調理中のを完成させることに専念して!」
「料理長、お客様が来ています!」
「お客?」
呼ばれたので扉を開けてみれば、パーティーを楽しんでいるはずのリンとティナがいた。