君がいればご馳走に!
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「今日はトリコと一緒じゃないんだな」
「まあ、いつも一緒に行動しているわけじゃありませんし、今日は舞獣姫として寄付活動をしていたので。そこで偶然滝丸くんに会ったんです」
「会ったのも何かの縁ですし、一緒に食事でもどうかなと思って」
「なるほどな、俺も歓迎しよう。グルメ教の教えもあって粗食なモノしかなくて悪いが……」
「全然気にしませんよ。傍から見れば粗食や質素と言われても味はとてもおいしいですし、以前ここに来たとき食べたのもおいしかったです」
「そうか。そう言ってくれると助かるよ」
一部のグルメ騎士(ナイト)は活動に出ているため、残っているのは愛丸と滝丸の他に秋丸と雪丸と雷丸と影丸と月丸――以前トリコと小松と一緒に来たときに出会ったメンバーだ。フィルはさっそくここの空気が気に入ったのか体を伏せて眠っている。
――草原の中で全員で料理を囲むように円状に座ることになり、瑞貴は愛丸と滝丸の間に座る。
メニューは素朴米とエコのりのおにぎり、無尽ポテトのポテトサラダ、倹約イワシの塩焼きだ。どれも捕獲レベルは低いものだが、実際口にして瑞貴は目を見開いた。
「スッゴくおいしいです! 塩加減もいい感じですし、何より素材のおいしさが際立っています!」
「センチュリースープを作った料理人から言われると光栄ですね」
「ハハッ。ここに米粒ついてるぞ」
「えっ!」
雪丸が瑞貴の感想に微笑む。そして影丸が自分の頬で示したので、瑞貴は慌ててそれを取るために手を伸ばすと――。
ヒョイ、パクッ。
「あれ?」
「あ、愛丸さん!?」
「ん? 俺が取ったほうが早いからな」
「えっと、ありがとうございます」
なんと瑞貴の頬に付いた米粒を愛丸が取った。雪丸が驚きの声を上げるも、愛丸本人はあっけからんと笑いながら言う。瑞貴は何をされたかわからず首を傾げつつ礼を言った。しかし……。
「…………」
「おーい、愛丸さん。滝が固まっちゃってますよ」
「さっきまで瑞貴ちゃんの笑顔に見惚れていたんですがね」
相手は尊敬するリーダーであるが対象の相手が恋心を寄せる女性――そのダブルパンチに滝丸は石化してしまったので、雷丸が面白そうに告げ、秋丸もクスクスと笑う。
「まあ、いつも一緒に行動しているわけじゃありませんし、今日は舞獣姫として寄付活動をしていたので。そこで偶然滝丸くんに会ったんです」
「会ったのも何かの縁ですし、一緒に食事でもどうかなと思って」
「なるほどな、俺も歓迎しよう。グルメ教の教えもあって粗食なモノしかなくて悪いが……」
「全然気にしませんよ。傍から見れば粗食や質素と言われても味はとてもおいしいですし、以前ここに来たとき食べたのもおいしかったです」
「そうか。そう言ってくれると助かるよ」
一部のグルメ騎士(ナイト)は活動に出ているため、残っているのは愛丸と滝丸の他に秋丸と雪丸と雷丸と影丸と月丸――以前トリコと小松と一緒に来たときに出会ったメンバーだ。フィルはさっそくここの空気が気に入ったのか体を伏せて眠っている。
――草原の中で全員で料理を囲むように円状に座ることになり、瑞貴は愛丸と滝丸の間に座る。
メニューは素朴米とエコのりのおにぎり、無尽ポテトのポテトサラダ、倹約イワシの塩焼きだ。どれも捕獲レベルは低いものだが、実際口にして瑞貴は目を見開いた。
「スッゴくおいしいです! 塩加減もいい感じですし、何より素材のおいしさが際立っています!」
「センチュリースープを作った料理人から言われると光栄ですね」
「ハハッ。ここに米粒ついてるぞ」
「えっ!」
雪丸が瑞貴の感想に微笑む。そして影丸が自分の頬で示したので、瑞貴は慌ててそれを取るために手を伸ばすと――。
ヒョイ、パクッ。
「あれ?」
「あ、愛丸さん!?」
「ん? 俺が取ったほうが早いからな」
「えっと、ありがとうございます」
なんと瑞貴の頬に付いた米粒を愛丸が取った。雪丸が驚きの声を上げるも、愛丸本人はあっけからんと笑いながら言う。瑞貴は何をされたかわからず首を傾げつつ礼を言った。しかし……。
「…………」
「おーい、愛丸さん。滝が固まっちゃってますよ」
「さっきまで瑞貴ちゃんの笑顔に見惚れていたんですがね」
相手は尊敬するリーダーであるが対象の相手が恋心を寄せる女性――そのダブルパンチに滝丸は石化してしまったので、雷丸が面白そうに告げ、秋丸もクスクスと笑う。