意外な相手とハントに!?
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トリコと小松からの誘いもなく、舞獣姫としての活動も終わり、瑞貴は単身でウージャングルへやってきた。今回の目的はウールスターソースの実とBBコーンの捕獲のためである。
入口の前にいるだけで猛獣の悲鳴だけじゃなく、植物が異常なスピードで育つ音も聞こえてきた。心なしか前回来たときよりジャングルの規模も大きくなっているような気がする。
「毎度のことだけど……相変わらず不気味だな~。とりあえず、守護壁!!」
これまでの旅の経験でレベルアップしたので薙刀に変形させることもなく、瑞貴は守護壁を傘のように頭上に張った。移動しても同じように守護壁も移動してくれるので、二鉤鳥などのフンから身を守るためである。
しっかり守護壁が掛かったのを確認した瑞貴はジャングルの中に入って行った。……その際、外に咲いていたピースフルフラワーの花畑が全て散ったことに気づくこともなく。
「あった。ウールスターソースの実!」
小松が以前採ったこともあったので、目的の一つでもあるウールスターソースの実をなんなくゲットすることができた。しっかり熟してあるし、最高のソースができるのは間違いない。
「さて、あとはBBコーンを……――っ!」
グルメケースにウールスターソースの実を入れた途端、背筋が凍るような感覚に襲われた。これはいつもの第六感の危険察知ではなく、何度か覚えがあるが味わいたくない気配だった。
「まさかあんたとここで会うことになるとはね。久しぶり、とでも言っておこうか」
「――そうだな。私もまさかお前がここにいるとは思わなかった」
現れたのは――美食會副料理長・スタージュンである。しかもマスクを付けていないし、彼の登場は瑞貴も予期しなかったことなので、即座にブレスレットを薙刀にして構える。
「そう構えるな。私は休暇がてらBBコーンを捕獲しに来ただけだ。仕掛けなければお前と争うつもりもないし、さらうつもりもない」
「っ……!」
確かに今スタージュンと戦えば瑞貴に勝てる可能性はないに等しい。隙を見て逃げることも危ういだろう。
「ここにいるってことはお前もBBコーンが目的か。なら、一緒について来るか?」
「ハアッ!?」
突然の誘いに瑞貴は驚かずにはいられなかった。いくら美食會だからと言っても相手に失礼とかそんなことは頭から吹っ飛んだ。
「断る! 絶対に嫌!」
「ホォ。お前が共に来なければ、私はBBコーンを全て捕獲したあとこのジャングルを焼き払うことにしよう」
「やめろ! 無闇な駆除も捕獲も反対!」
「なら、先ほどの言葉は撤回しろ。お前といると退屈しなさそうだからな」
「ぐぬっ! ……ワカリマシタ、付イテ行カセテイタダキマス!」
片言になるほど瑞貴は苦虫を噛み潰す勢いで返事をした。その様子にスタージュンは至極楽しそうである。
――そうしてスタージュンと共に行動することになった瑞貴。いつもなら食獣植物や猛獣が襲ってきてもおかしくないのだが、スタージュンの力の強さに恐れているのか何も起こらない。おかげで平和且つ楽に歩を進めている。
「それにしてもあんたが生身で来るなんて珍しいね。GTロボはどうしたのよ」
「私はGTロボを使うことを好まない。たまにはと思ったが、お前とこうして会えたのは幸運だな」
「私にとっては不幸しかないけどね!」
傍から見ても瑞貴の表情はしかめ面でピリピリしており、隙あらば噛みつく勢いだが、その姿ですらスタージュンにとっては面白いことこの上ない。
「っ!」
「どうやら、身の程知らずがいるようだ」
〈ブグアァァアアア!!〉
現れたのはゾンビウッド――瑞貴がトリコとテリーと来たときよりも巨大であり、捕獲レベルも50くらいはあるだろう。
入口の前にいるだけで猛獣の悲鳴だけじゃなく、植物が異常なスピードで育つ音も聞こえてきた。心なしか前回来たときよりジャングルの規模も大きくなっているような気がする。
「毎度のことだけど……相変わらず不気味だな~。とりあえず、守護壁!!」
これまでの旅の経験でレベルアップしたので薙刀に変形させることもなく、瑞貴は守護壁を傘のように頭上に張った。移動しても同じように守護壁も移動してくれるので、二鉤鳥などのフンから身を守るためである。
しっかり守護壁が掛かったのを確認した瑞貴はジャングルの中に入って行った。……その際、外に咲いていたピースフルフラワーの花畑が全て散ったことに気づくこともなく。
「あった。ウールスターソースの実!」
小松が以前採ったこともあったので、目的の一つでもあるウールスターソースの実をなんなくゲットすることができた。しっかり熟してあるし、最高のソースができるのは間違いない。
「さて、あとはBBコーンを……――っ!」
グルメケースにウールスターソースの実を入れた途端、背筋が凍るような感覚に襲われた。これはいつもの第六感の危険察知ではなく、何度か覚えがあるが味わいたくない気配だった。
「まさかあんたとここで会うことになるとはね。久しぶり、とでも言っておこうか」
「――そうだな。私もまさかお前がここにいるとは思わなかった」
現れたのは――美食會副料理長・スタージュンである。しかもマスクを付けていないし、彼の登場は瑞貴も予期しなかったことなので、即座にブレスレットを薙刀にして構える。
「そう構えるな。私は休暇がてらBBコーンを捕獲しに来ただけだ。仕掛けなければお前と争うつもりもないし、さらうつもりもない」
「っ……!」
確かに今スタージュンと戦えば瑞貴に勝てる可能性はないに等しい。隙を見て逃げることも危ういだろう。
「ここにいるってことはお前もBBコーンが目的か。なら、一緒について来るか?」
「ハアッ!?」
突然の誘いに瑞貴は驚かずにはいられなかった。いくら美食會だからと言っても相手に失礼とかそんなことは頭から吹っ飛んだ。
「断る! 絶対に嫌!」
「ホォ。お前が共に来なければ、私はBBコーンを全て捕獲したあとこのジャングルを焼き払うことにしよう」
「やめろ! 無闇な駆除も捕獲も反対!」
「なら、先ほどの言葉は撤回しろ。お前といると退屈しなさそうだからな」
「ぐぬっ! ……ワカリマシタ、付イテ行カセテイタダキマス!」
片言になるほど瑞貴は苦虫を噛み潰す勢いで返事をした。その様子にスタージュンは至極楽しそうである。
――そうしてスタージュンと共に行動することになった瑞貴。いつもなら食獣植物や猛獣が襲ってきてもおかしくないのだが、スタージュンの力の強さに恐れているのか何も起こらない。おかげで平和且つ楽に歩を進めている。
「それにしてもあんたが生身で来るなんて珍しいね。GTロボはどうしたのよ」
「私はGTロボを使うことを好まない。たまにはと思ったが、お前とこうして会えたのは幸運だな」
「私にとっては不幸しかないけどね!」
傍から見ても瑞貴の表情はしかめ面でピリピリしており、隙あらば噛みつく勢いだが、その姿ですらスタージュンにとっては面白いことこの上ない。
「っ!」
「どうやら、身の程知らずがいるようだ」
〈ブグアァァアアア!!〉
現れたのはゾンビウッド――瑞貴がトリコとテリーと来たときよりも巨大であり、捕獲レベルも50くらいはあるだろう。