再会と事件
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「撃たれる前、あんたは繊細食材を詰め込むために奥に行き、女性とも強盗とも背を向けていた。そしてそのときに発砲……威嚇射撃とはいえ、すぐにあんたに声を上げたでしょ。『どさくさに紛れて何やってんだ』って」
確かに店主が繊細食材を詰め込んでいるのは視界に入ればわかるが、あのとき強盗団は背を向けていたし、店主は店の奥にいたので何をやっているかわからない。――それは一人を除いて。
「一緒に店内で品物を詰めていた、人質のあんたなら見えていたよね。それなら『店主が奥で怪しい行動を取っている』と思っても不思議じゃない。それと、そのペンダント――通信機なんでしょう。強盗団の覆面の下にあるイヤホンに通じている」
「っ!」
「あんたは怯えて両手を組んでいたが、手の中には通信機があって小声で強盗団に店主のことを知らせていたんだ。強盗団の背後がガラ空きだったのは、背後の状況を仲間が知らせてくれるからだ」
「こんな状況で励まし尚且つ撃たれた店にいた善良な客が仲間なんて、誰もが恐怖から逃れたいこの状況の中で思いつきません。そのペンダントと強盗団の覆面の下にある、このイヤホンを調べればわかります」
マッチと滝丸が倒れた強盗団の覆面を取ると、二人共確かに片耳にイヤホンをしていた。今立っている強盗団も同じ物を覆面の下に付けているだろう。
「あの店の繊細食材はこの地域では珍しくなくても他の地域で売ると高値の価値がある。だから確実に手に入れるため潜入したんでしょう? これでも仲間じゃないと言うのなら、そのペンダントを調べさせてください。さて――他に言うことは?」
「「チッ!」」
言い逃れできないと思ったのか人質の女性は強盗の腕から離れると懐に手を伸ばした。強盗も銃を構え直そうとすると――。
「氷結界(ヒョウケッカイ)!!」
瑞貴の動きが素早く、放たれた氷の結界で強盗の二人は倒れた奴らも含めてカチコチに凍ってしまった。
「グルメ警察(ポリス)が来るまで、大人しくしてもらうからね」
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
恐怖から解放され、強盗団を一網打尽にできたおかげで人々は歓喜の声を上げていた。
☆☆☆☆☆
事情聴取が終わって、市場の人々からお礼に大量の食材をもらった頃は夜になり、瑞貴は滝丸とマッチを自宅に招待して夕食をご馳走することにした。
「協力してくれてありがとうございます。私一人じゃどうなっていたことか」
「いえ。瑞貴さんが人質の女性をハッキリと強盗団の仲間だって教えてくれたおかげです。じゃなきゃ僕は迷ったままでした」
「見事な推理だったな。まるで探偵みたいだったぞ」
「いやいや、滝丸くんやマッチさんが状況を詳しく教えてくれたおかげですよ。私じゃ気づかなかった点も多かったですし」
マフィアとして注意する行動を上げたマッチや、強盗団の余裕を見抜いた滝丸がいたからこそ、瑞貴は早く真相に気づいた。
「それでも、瑞貴さんなら真相に辿り着いたと思います」
「ああ。なんだかんだ言って、俺らが披露した台詞はお前の推理だったんだからな」
「もう! それよりほら、夕食ができましたよ!」
瑞貴が作った料理を持って来ると滝丸もマッチも笑顔になり、三人は温かい食事を楽しむのだった。
あとがき→
確かに店主が繊細食材を詰め込んでいるのは視界に入ればわかるが、あのとき強盗団は背を向けていたし、店主は店の奥にいたので何をやっているかわからない。――それは一人を除いて。
「一緒に店内で品物を詰めていた、人質のあんたなら見えていたよね。それなら『店主が奥で怪しい行動を取っている』と思っても不思議じゃない。それと、そのペンダント――通信機なんでしょう。強盗団の覆面の下にあるイヤホンに通じている」
「っ!」
「あんたは怯えて両手を組んでいたが、手の中には通信機があって小声で強盗団に店主のことを知らせていたんだ。強盗団の背後がガラ空きだったのは、背後の状況を仲間が知らせてくれるからだ」
「こんな状況で励まし尚且つ撃たれた店にいた善良な客が仲間なんて、誰もが恐怖から逃れたいこの状況の中で思いつきません。そのペンダントと強盗団の覆面の下にある、このイヤホンを調べればわかります」
マッチと滝丸が倒れた強盗団の覆面を取ると、二人共確かに片耳にイヤホンをしていた。今立っている強盗団も同じ物を覆面の下に付けているだろう。
「あの店の繊細食材はこの地域では珍しくなくても他の地域で売ると高値の価値がある。だから確実に手に入れるため潜入したんでしょう? これでも仲間じゃないと言うのなら、そのペンダントを調べさせてください。さて――他に言うことは?」
「「チッ!」」
言い逃れできないと思ったのか人質の女性は強盗の腕から離れると懐に手を伸ばした。強盗も銃を構え直そうとすると――。
「氷結界(ヒョウケッカイ)!!」
瑞貴の動きが素早く、放たれた氷の結界で強盗の二人は倒れた奴らも含めてカチコチに凍ってしまった。
「グルメ警察(ポリス)が来るまで、大人しくしてもらうからね」
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
恐怖から解放され、強盗団を一網打尽にできたおかげで人々は歓喜の声を上げていた。
☆☆☆☆☆
事情聴取が終わって、市場の人々からお礼に大量の食材をもらった頃は夜になり、瑞貴は滝丸とマッチを自宅に招待して夕食をご馳走することにした。
「協力してくれてありがとうございます。私一人じゃどうなっていたことか」
「いえ。瑞貴さんが人質の女性をハッキリと強盗団の仲間だって教えてくれたおかげです。じゃなきゃ僕は迷ったままでした」
「見事な推理だったな。まるで探偵みたいだったぞ」
「いやいや、滝丸くんやマッチさんが状況を詳しく教えてくれたおかげですよ。私じゃ気づかなかった点も多かったですし」
マフィアとして注意する行動を上げたマッチや、強盗団の余裕を見抜いた滝丸がいたからこそ、瑞貴は早く真相に気づいた。
「それでも、瑞貴さんなら真相に辿り着いたと思います」
「ああ。なんだかんだ言って、俺らが披露した台詞はお前の推理だったんだからな」
「もう! それよりほら、夕食ができましたよ!」
瑞貴が作った料理を持って来ると滝丸もマッチも笑顔になり、三人は温かい食事を楽しむのだった。
あとがき→